無料ブログはココログ

森と林業の本

« Yahoo!ニュース「幻の葛細工」……を書いた本当の理由 | トップページ | 「日曜美術館」の水口細工 »

2016/10/29

開催!講演『森は怪しいワンダーランド』

天気もいいし、近頃運動不足だし、久しぶりに生駒山の森を歩くことにした。

 
スタートに選んだのは、極めてマイナーで、ここ1年くらい入ってない地点から。崖を降り、谷に入っていくと……かつての記憶とは随分様子が違うのだが……何より感じるのは獣臭いこと。ムッと野性味のあるすえた臭いが漂っている。
 
イノシシだ。かなり濃密にいるのではないか。警戒しながら進む。このところ、森でイノシシの姿を見ることが増えた。基本的に夜行性で昼は滅多に出会わないはずなのだが。
 
それに昨日の雨で全体に湿っているし、倒木が多い。道とは言えないようなルートを進み、シロキクラゲ?の群生と出会ったりもする。
 
005
 
 
尾根を越えて大阪側に入り、下っていく。こちらも廃道かと見紛うような道。道なのか湿地なのか川床なのか……そして道のないところにポツンと立つ石碑。久々のワンダーランドだ。
 
 
森を黙々と歩くと、いろいろ思い出す。『森は怪しいワンダーランド』に書かなかったエピソードも思い出す。こんな出来事もあった、あんな思いもした……。
 
『森は怪しいワンダーランド』では、基本的に不思議で笑える話を選んだのだが、改めて思い出すのは、もう少ししみじみしたというか、切ない話。出会ったさまざまな人々。彼と彼女との別れ。旅の空の下、一人で何をしているのかという焦りともだえ。さらに森から少し離れた探検エピソードもいっぱいある。
 
なんだか『森は怪しいワンダーランド』の続編を書きたくなったなあ。タイトルは、『森は切ないワンダーランド』か(笑)。
 
しかし、『森は怪しいワンダーランド』が十分に売れてくれないと続編どころではないのだよ。奈良の書店では、まだ1冊も自分の本を見かけていないという事実が辛い。ちょうどAmazonと楽天で途絶えていた在庫も回復したので、ぜひとも応援を(-人-)。。。
 
 
ところで、来月11月3日は、大阪南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)では木育・森育楽会が開かれる、ここで私はお話しする予定だが、その演題が『森は怪しいワンダーランド』(笑)。書名そのまま。
ここで『森怪』の裏話と、続編?構想を話そうかと思う。乞う、参加。
 
Photo  Photo_2
 
 
会場で『森は怪しいワンダーランド』も販売します。多分、価格は税込み1700円と、普通に買う(1728円)より少しお得価格にします。単に、お釣りの準備を簡単にするためだけど(~_~;)。
すでに購入された方はごめんなさい。
また、書店では手に入らない『樹喜王 土倉庄三郎』や、『樹木葬という選択』もお得価格で販売予定。
 
 
ちなみにこのイベントは大阪府木材連合会も関わっているから、木材関係者も来るだろうし、
森のママまつり」も同時開催だから、きっとヤングママも大挙来てくれると信じている(^o^)。

« Yahoo!ニュース「幻の葛細工」……を書いた本当の理由 | トップページ | 「日曜美術館」の水口細工 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

本日、11月27日(日)、中日新聞の書評で田中さんの
「森は怪しいワンダーランド」が紹介されていました!
写真入りのなかなかの大きな紹介記事でした!!
(選んだのはノンフィクション作家の「澤宮優」さんです)

速報、ありがとうございます。
多分、そのうち私の元にも届くと思うので、楽しみに待ちます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 開催!講演『森は怪しいワンダーランド』:

« Yahoo!ニュース「幻の葛細工」……を書いた本当の理由 | トップページ | 「日曜美術館」の水口細工 »

November 2024
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

森と筆者の関連リンク先