昨日は、Amazonの緊急速報(笑)を記したが、実は夜は「所さん!大変ですよ 」が放送された。タイトルは「パニック!街で“巨大生物”が大暴れ」。
シン・ゴジラを意識して立てたタイトルはかなり外したと思うが、ようするに街路樹が倒れる話題。ベッコウダケやサルノコシカケなどが寄生するためだ。キノコが生えたら樹木が枯れる? と驚くところが今風(笑)。多少とも植物とか樹木に関わる人なら当然すぎることだが、世間的には予想外らしい。
それにしても、街路樹の植え方の問題とか、世話の仕方剪定の仕方とか、深く掘り下げるべき点の詰めが甘かったな。。。いくらでも裏話があるのに。なぜ寿命が数百年あるケヤキが50年で倒れるか突っ込んでほしかった。
そして、後半は無理やり韓国のヒノキブーム。この2本を抱き合わせるのはちょっと無理だと思うのだが。それでも、日本の木をもっと売れる商品にするヒントはいろいろ示されたと思う。
最後に登場したヒノキの勉強部屋(箱?)は、日本でも商品化したらどうかね。子供の勉強というより親父の書斎?趣味ルームとして使えそうな気がする。
ところで、この番組に関しては,私は取材を受けている。その件については、
本ブログ7月14日 に記した。
実は、この取材を受けたとき、私は街路樹の記事を書いていた。街路樹問題の方が応えられたかもしれん(笑)。
せっかくだから、その記事を書いた時のデータを少し紹介。
街路樹の高木の数は1987年が371万本。それが2002年に679万本へ増加。しかしその後は横ばいで2012年で675万本である。
低木も横ばいが続いていて、2012年で1億4016万本。
ついでに都市公園数も増え続けて40年前の約4倍に。10万5744カ所12万2839ヘクタールになった。しかし、宅地造成が減って横ばい傾向にある。その一方で屋上緑化や壁面緑化が層化している。
次は街路樹ジャーナリストになろうかなあ。。。いや、流行りを狙って壁面緑化ジャーナリスト。もう一歩先を狙って地下街緑化ジャーナリストはどうだろう。
十に八で今日は「木の日」、各地の木材組合の青年部(壮年部に近い)の活動で、イベントが開かれます。
仕方が無いのですが、金も掛けられず、少しマンネリ気味になりました。
投稿: 仁藤浪 | 2016/10/08 10:09
10月8日は木の日。。。ほとんど話題にならないまま過ぎましたね(^^;)。
投稿: 田中淳夫 | 2016/10/08 23:13