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2016/10/20

森林環境税は投資と見るべし

今年は、各地で森林環境税の見直し論議が行われているようだ。岐阜県や福岡県などの議会で始まっているよう。

 
思えば高知県が最初につくったのは2003年で、それに続いて各県が森林環境税を作り出したのが数年遅れ。たいていの県では、5年とか10年を適用年度としてつくられたから、今年はそれらの県が、2期目から3期目に移るかどうかを決めるのが今年なのだろう。
 
でも、おそらくどこも継続なんだろうなあ。なんとか審議会とかつくって、各界の意見を聞いて、やっぱり森林を守るにはまだまだ金がかかります、市民も賛同しています、なんて具申させて、結果、何も変わらない……。
 
 
本ブログでは、幾度となく森林環境税について触れてきた。古いものは、現ブログではなく、裏ブログ(2006年)でも取り上げている。最近はYahoo!ニュースでも取り上げた。
 
 
来年当たりから、京都府や大阪府まで創設することになって大都市からの徴収も始まる。いや、それどころか、国税としての森林環境税も創設されようとしている。
つまり自治体に取られ、国に取られ、同じ名目で幾度も課税されるわけだ。ついでに炭素税として間接的にも徴税れれている。
 
問題点はいろいろあるが、もっとも納得がいかないのは、森林環境税で集めた数億円を財源があるものの、使い道に困っているのが現状が透けて見えるからだ。
その点について書いた代表的なものにいくつかリンク張ると、
 
 
 
 
 
課税にだって、アカウンタビリティー(説明義務)とかューデリジェンス(適正評価手続き)とか見える化とか……、ビジネス用語を使ってみたかっただけだが……ようするに、納税者に納得を得られるものを出してくれないかね。アリバイ的な審議会なんぞではなく。
市民も増税には敏感に反応するはずなのに、こと環境関連の課税には甘すぎないかね。林野族に自由に使えるポケットマネーを与えてもろくなことに使わない。広く薄くバラまいて、逆に悪しき事態を固定するだけ。
 
 
私は、税金とは寄付金ではなく投資だと思っている。納税者にちゃんと見返りを与えるべきだ。森林に投資した分、誰が見ても美しい森ができました、といった成果を出してほしい。
森林環境税でバイオマス発電所が建てましたとか、高性能林業機械を森林組合に無償貸与して、皆伐をこれほど進めました(で、はげ山が広がる)とかいうのは、心底イヤなのだ。
 
いっそ納税者に森林株を配って株主になってもらうのはどうかね。貴方の納税で、ここの森を整備しました、と見えるようにする。人工林だけでなく、雑木林も対象だ。一人何株分か払ってもよい。もちろん、何年か経って整備されていなかったら株主訴訟を起こす権利もある。
 
これを新・緑のオーナー制度と呼ぼう(笑)。森林資本主義でもいいよ。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

いつも読ませてもらっていますm(_ _)m
大阪府と京都府の森林環境税は、今年から始まっているはずです。
これで、37府県で森林環境税が徴収されていることになります。
参考まで。

あれ、徴税も始まっていましたか。可決して来年からかと思っていました。
いずれにしろ、森林環境税がここまで広がったわりには、中身が空疎で……。

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