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2016/11/07

FSC認証の産物

FSC森林認証を持つ宮城県南三陸町岩手県岩泉町、住田町の3つの町の森林所有者グループが、FSC材を使う家具の商品化を模索しているという。
そこで試作したのが、コナラを使った家具。12月にFSC認証を取得予定の宮城県登米市から出したコナラ材を使ったという。製作したのは「ウッディ アベ工芸」だそうだ。
 
 
国産認証材の家具とはちょっと珍しいかな、とは思ったが、ヒノキやスギで家具をつくることも増えてきたのだろう……。ところが、その記事をよく読むとコナラ材だという。広葉樹の森が森林認証を取得したのか。
 
これはちょっと面白いかもしれない。
 
考えてみれば、森林認証制度が対象とするのは、一定の森林地域であり、その施業を行う所有者である。だから認証を取れると、その地域からの産物は人工林の木材に限らず認証を付けることが可能なのだ。
 
おそらく3町の認証森林は主に人工林なのだろうが、一部にコナラ林も混ざっていて、それを伐出するのではないか。
 
その調子で産物を増やしていくのはどうか。
 
たとえば今回のように広葉樹もありだろうし、ほかにも、この森の木で栽培したシイタケとか、ミネラルウォーターも可能なはずだ。認証付きのとか山菜だって有り得る。土や砂は? イノシシやシカといったジビエ肉は……どうだろう?さすがに無理か。
 
 
森林認証を取得しても、全然売上にはつながらない、という嘆きはよく聞くが、建材にこだわらずに商品化を考えられないものか。水とか薪などは、ムードを買う面が多分にあるから、ブランド化に使えないだろうか。
そのうち、広葉樹林・雑木林や湧き水のある森が森林認証を取ることも行われると幅が広がる気がする。
 
Photo
 
写真は、FSC材ではないが、コナラ材でつくった家具。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

FBでシェアさせて頂きました。

諸塚村でFSC椎茸を売ってなかったですかね?

はい、諸塚村のシイタケが、木材でない唯一のFSC産物ではないですかね。

今後、木材以外の認証産物が広がると、世間も森林認証を認知するのではないかと。

FSC産物でこんなものが出ていました。http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/018/334/20161104yakigashisej.pdf

すみません、リンクのコピーがうまくいかなかったようです。http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/018/334/20161104yakigashisej.pdf

なるほど、セブンイレブンがねえ。。。企業がこうした動きを見せるのは大切です。

ただ、こうしたところに使われるFSC材による商品は、たいてい外国の認証材なんですよ。。。国産材の需要拡大とは相反してしまう。

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