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森と林業の本

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2016/11/02

虐待される植物~側溝編

久々に書きたくなった「虐待される植物」シリーズ。

 
今回は、前々から気になっていた側溝。車がぶんぶん走る道の横にある側溝に生えている植物の生態はどうなっているのか?
基本、コンクリートに三方が覆われているから土壌部分は少ないし、排気ガスも浴びる。決して生育に適した環境とは言えないはずなのだが……。
 
Photo
 
もっとも気になる&典型例が、このような暗渠部分に設置される鉄格子?の部分。雨水などを流し込むために数メートルごとにあるが、ここに草が生えていることが多いのだ。
 
側溝には、土砂も流れ込むため、わりと分厚く泥が溜まっていることが多い。しかも湿っている。暗渠の中で、ここだけは光が射し込む。
……そう考えると、なかなか植物にとっては居心地がよいのかもしれない。
 
もっとも上記の写真のように暗渠だと植物の生育環境としては非常に厳しくなる。大量の雨水が流れ込んだり、側溝があふれるほど、つまり水没することもあるだろう。光量もかなり少ないはず。真上からしか届かない。内部では、モヤシ状に育っているのではないか。
 
そして、せっかく育っても、地上部に出た途端、踏まれて潰されるのだ。格子から顔を出すのはタブー? 伸びる高さは限られている。……もっとも引き抜かれる心配は少ないかなあ。
 
 
ちゃんと観察してみたい気持ちはあるが、ブンブン車の走る道路に座り込むか寝転んで、内部を覗き込む勇気がないのであった。

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