Yahoo!ニュースに「国際熱帯木材機関、不透明な投資失敗で巨額損失 」を執筆しました。
これ、情報がもたらされたのが昨日。
結構なスキャンダルなんだけど、あまり報道されにくい内容だな、と思った。まず国際熱帯木材機関(ITTO)なんて、あんまり知られていない。肝心の事件を引き起こしたトップは日本人ではないし、投資失敗というのもわかりにくい。ケイマン諸島のファンド、というのはいかにも怪しげだけど。
何より事件自体が複雑で、まだ十分に解明されていないわけで、今の時点で私が妙な論評を書くのは控えたい。
とはいえ、7日から理事会が開かれて、この問題も議題に上がっているのだ。時間をかけてもタイムリーさを失うだけ。
ならば、第一報というか、まずは事件の概要を知らせるだけでもいいのではないか。さもないと、マスコミが記事にする可能性は低いから国民のほとんどが知られずに終わってしまうだろう。19億円という巨額損失(勝手に投資した事務局長らや、それを斡旋した投資顧問業者も、相当怪しくて計画倒産の臭いもプンプンするが…。)が隠されてしまう。
しかし、失われたうちの12億円分くらいは日本の税金なのだ。
というわけで、大急ぎでまとめて理事会2日目にアップしたわけである。
しかし、1980年~90年代に熱帯雨林問題に入れ込んだ人間にとって、ITTOは結構注目された機関なんだけどな。今は、ほとんど知られていないんじゃないか。
元資料が英文なんで、苦労した……というか泣きそうだったよ(;_;)。もっとスラスラ読める人が解説してくれないかな。
ITTOのサイトの中に理事会の論議のハイライトが記載されているし、過去の文書もあるから。
それにエマニュエル・ゼメカ氏の正体も知りたいものだ。調べてもカメルーン人であり、在日カメルーン人社会では面倒みのよい人であった、ぐらいの情報しかない。
悔しいので、見つけた彼の写真を公開してやろう。
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