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森と林業の本

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2017/01/27

ツタで林床マルチ?

大阪城公園で見かけた景色。

 
1
 
林間の見通しがよく、美しいが、林床を埋めつくしている緑はなんだ?
 
Dsc_0335
 
これは……ツタ?  しかし建物の壁面に延びるツタは落葉性だし、これは常緑性のセイヨウヅタ、いわゆるアイビーか。。それを樹木に登らせずに林床に拡げるとは……。
 
ちょっと不思議な気がして調べると、なんとツタはブドウ科ツタ属だが、アイビーはウコギ科キヅタ属であった。つまり、全然違う種類。
 
しかもキヅタそのものは在来種にもあり、アイビーはセイヨウキヅタ(ほかにオカメヅタ)。
写真の植物がどちらか区別がつかないのだが、なんとなく外来種ぽい。
 
いずれにしろ林床に這わせるとは、面白い。写真のようにできたら、林床の雑草を防ぐマルチ効果があるではないか。ツタをグランドカバーにできるのなら、庭や公園、さらには休耕地も面白いと思うのだが。
 
ただ普通に考えると、立木に巻きついて登っていくのではなかろうか。そうなると立木が枯れてしまいかねないから、そこはしっかり世話をして、登らせないように管理しているのかもしれない。それはそれで手間かもね。
 
 

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