テレビを見ていたら、今年は国産の商業アニメ誕生100周年なんだそうである。
日本のアニメは、今や世界をリードする存在だが、その登場は非常に早かったわけだ。
ついでにいうと、今年は土倉庄三郎没後100年でもある。(昨年は100回忌)
どうも、今年は何かとキリのいい記念年らしい。
とくに今日という日は、南極の昭和基地60周年らしい。1957年1月29日に昭和基地は開設されたのである。
マスコミに南極がよく登場すると思ったら、そのためだったのか。
で、大阪では「南極建築」という展覧会が開かれていた。LIXILのギャラリーで行われた小さな催しで、正直、ちゃっちい(~_~;)ものだったが、南極基地(昭和基地だけでなく、各国のものも含む)の建築に焦点を当てるのは面白い。
展示は、写真パネルのほか、隊員の服装や装備、模型などだが、その展示棚は合板製。
実は、南極基地は多くが木造建築だ。なぜなら極寒の地だけに金属はおろかコンクリートも使えないのだ。マイナス50度なんて世界に置かれたら、結露するうえ凍結してすぐに劣化してしまう。その点、木材は強いのである。
そういやマイナス162度に冷やして液化したガス(LNG)を輸送するタンカーのタンクも、木質の断熱材料を使っているそうだ。極低温にも強いのである。含水率をゼロにしたら、冷やすほど強度が増す性質がある。
展示されていた木質パネル。つまり合板だが、日本で初のプレハブ工法が使われたのは南極の昭和基地だった。この合板の中には発泡スチロールが挟まれているらしい。ちなみに外側はガルバリウム鋼板。
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