ちょっと出かけた大阪の町。……単に買い物をして帰るつもりが、ふと目についた大阪城天守閣に入りたくなった。
昨年までなら、『真田丸』で賑わい、たしか天守閣でも真田関係の展示をしていたように思うのだが。もう終わったかな? そんな軽い気持ちだった。
子供の頃から大阪城公園は何十回と来ている。今も年に何回かは足を運ぶ。花見の時もあれば、散歩代わりに公園を突っ切って歩いたりもする。が、大阪城天守閣は入っていない。おそらく20年くらいは入っていない。
なぜなら有料だし、どうせコンクリート製の昭和の復元建築だし。
ここで説明すると、いわゆる豊臣の大坂城は、天正11年に建築が始まった。
それが大阪の夏の陣で落城し、その跡地に元和6年より徳川の大坂城が再建される。が、45年後に落雷で焼け落ちて、その後大坂城に天守閣はなくなった。
それを再びつくろうと昭和6年に、市民の寄付で復元したのが現在の大阪城天守閣。(漢字が違っている。)折々に修復改築はされたが、今に至っている。
が、ふと思ったのだ。鉄筋コンクリートの復元城郭とはどんなものか、と。それで600円を払って天守閣に登ってみた。
なんと8階まである。エレベーターはすごく混んでいたので階段で昇ったが、どの階も人があふれている。観光客だろう。かなりの割合で外国人。昔は゛のんびり各階を見て回った記憶があるが、今は昇りと下りの階段ルートが別になって、展示を見るのも人波の中をかき分ける気分。
まあ、おざなりに見学したが、一つだけ目を引いたのが、これ。
なんと、昭和の天守閣復元工事中の模型だ。見事な鉄骨。戦前なのに、こんな巨大クレーンがあったのか。
また写真もあった。
こんな.城郭工事も珍しくていい(^o^)。説明によると、当時の最新技術を使って復元しようということになって、鉄骨・コンクリート製にしたのだそうだ。
案の定、中の展示はたいしたことなかったのだが、とりあえず見てよかったよ。天守閣再建は、鉄筋コンクリートに限る?
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