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2017/01/20

吉野の廃屋にあったもの

吉野の川上村に出かけた。

 
そこで大滝区の人工林内を歩いたのだが、そこに廃屋があった。 
Dsc_0345
 
中を覗くと、意外なものが……。
 
Dsc_0346_2  Dsc_0346_3
 
なんだ、こりゃ。割箸か?ランチュウのような両側が尖った棒である。
 
ただ、よく手に取ってみると、これはプラスチックであった。
と言えばわかるだろうか。
 
そう、若木の幹に巻き付けて人工絞り丸太をつくる器具である。どうやら、この森一帯は、磨き丸太用のスギを育てていたみたい。
磨き丸太、中でも凸凹の表面をした絞り丸太は、京都・北山杉が有名だが、吉野でも京木仕立てと読んで生産していた。一時期は吉野の方が生産量が多かったそうだ。今は逆に生産しているところはほとんどなくなったが。こんなところで名残を見ることになるとは。
 
もっとも、今回りを見渡しても、絞りのあるスギは1本も見当たらない。だいたい太さが30センチ級に育っていて、もはや床柱にはならないだろう。戦後50年ほど前に植え付けしたそうだが、挫折したか。
 
 
ちょっとオマケ。
 
Dsc_0331
 
この写真ではわかりにくいが、ここにU字形の谷というか、堀り込みが見られる。ここに修羅を設置したらしい。丸太の滑り台である。かつて山で伐った原木は、修羅などで滑らせて山裾まで落としたのである。
 
04 奈良県林業貼より
 
かつての修羅(真ん中の川の流れのように見える丸太の列部分)の様子
 
 
吉野の山を歩くと、こんな“遺跡”が各所に見つかる。吉野林業遺産に認定したいところだな。

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