移動古本屋が登場した。
その名もMAGARI books。 各地に間借りしつつ店舗を開くから。
今回の場所は、私の応接間・生駒山中のラッキーガーデン。
見てのとおりの、一つの棚だけ。(腰掛けているのが店主。)
こちら側は雑誌が並ぶ。バックナンバーだが未使用である。裏側が、書籍。自らの好みと勘に基づく品揃えだ。
店主・酒井クンは、スタンダードブックストアで働いていたが、今月をもって退職して、このような移動本屋を開いていくという。
いろいろ思うところはあったのだろう。が、こうした書店づくりもオルタナティブな道かもしれない。
現在、書店の凋落はすさまじい。もともと本の売上は、毎年10%ずつ下がっていくと言われる中で、さらにAmazonを始めとするネット書店の台頭で店舗を維持するのは大変だ。
スタンダードブックストアやヴィレッジヴァンガードなど、書店なのに雑貨を置くような別の道を探る動きは起きているが、実は雑貨の方が売れ行き好調で、肝心の本は伸び悩んでいる。このままだと、新趣向の書店は雑貨店になってしまう。
私のような執筆者としても、書店の衰退は死活問題だ。
ぜひ、あの手この手の展開を試すしかないだろう。
考えたら、ラッキーガーデンも、レストラン・カフェなのに羊牧場……という点では、同じ業態なのかも(笑)。
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