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2017/03/10

怪しい街路樹

大阪の人形の町、と言えば松屋町。いっぱんにはマッチャマチと発音する。

 
そこで見かけた街路樹。ちょっとヘン。。。。
 
1
 
この木何の木? 気になる木。
 
2
 
怪しいのは、駐輪禁止という看板の前にわざとか?自転車が止めてあることだが……。
 
この木の葉を拡大すると、
 
3_2
 
これはゴムの木だ! 正しくはインドゴムノキである。クワ科で、かつてはゴムの樹液を採ったが、今は園芸品種が作られ観葉植物となっている。葉の先を折ると、白い樹液が滲み出てくる。子供の頃、よくその樹液を採って遊んだものである。(ちなみに天然ゴムを生産するのはトウダイグサ科のパラゴムノキで、別種。)
 
珍しい木を街路樹にしているなあ。。。
 
 
いやいやいやいや。ゴムノキを街路樹なんかにしないでしょ! 基本的に暖かい地域の植物だから本州では鉢植えが多く屋内で育てるものだ。行政が街路にインドゴムノキを植えるわけない。
 
 
で、よく見ると、この街路樹のスペースには、鉢が置かれてあり、なかには小さなゴムノキがあった。ははん。近所の人が、ゴムノキの鉢植えを街路樹の植樹枡に植えたな……。
 
年月が経ち、すっかりゴムノキは成長して一般の街路樹に負けない大きさになってしまった、というわけではないか。。多分、元からの街路樹は枯れてしまったのだろう。その後にこっそり植えて樹種を入れ換えてしまったのだろう。
 
ゴムノキそのものは、上手く育つと樹高30メートルもの大木になるそう(東南アジア)だから、4、5メートルくらいならとくに驚くほどではないのかもしれない。
 
しかし。。。街路樹には似合わねえなあ。。。

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