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森と林業の本

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2017/05/19

Yahoo!ニュース「老木ほど生長する!」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「老木ほど生長する!森の扱いを考え直せ 」を執筆しました。

 
たまたまフェイスブックで友達申請があって、ちゃんとメッセージを寄こしたので承認したのだけど、そこで「50年皆伐に興味あります」と書かれていた。
何のことかな? と思ったら、2年前のYahoo!ニュースに書いた「なんかヘン。森林・林業白書が皆伐を推進する理由 」のことだった。
 
そうか、こんなこと書いていたのか……(笑)。ここでも「伐期が来た」ことのおかしさを追求している。
 
でも、それから2年経っても何も変わらんな。。。。ならば、もう一回書くか!
 
というわけで、いきなり執筆を始めたのでした(~_~;)。
もちろん、切り口は変えないといけない。というか、別のことを書こう。そこで思い出したのがネイチャーの記事と、藤森さんの話。
 
いやあ、いい記事になった\(^o^)/自画自賛。
 
 
たまには、こんなことがきっかけになるのですよ。
 

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コメント

失敗した政策の第一にあげられるのは「拡大造林」と思っています。
「皆伐」が次の失政になるのかが予想されます。
林業の基本にかかわる研究発表があったとしても、今の林業関係者には関係がないと思えます。過去の拡大造林が、要するに林業地の仕事づくり(税金のばらまき)が主な目的であったと理解すれば、次も同じように皆伐と再造林という二重の利益を税金の投入を目的として画策することは当然のことだからです。

拡大造林は、ちょうど木炭需要が落ち込んで役立たずになった雑木林などを木材生産の場に変えよう、また山村の雇用を維持しよう、という発想で始まったのだけど、やはり目先しか考えていませんでしたね。
林業関係者が目先の利益で動くのは仕方ないとして、本来は官僚こそが日本の森を100年の計で考えてくれたら……。

時々投稿させていただいてますamenです。
そもそも収量比数の曲線が、高齢級になると頭打ちするというのは、作為的に下げたという話もあります。
※森林技術か何かに、当時の林試研究員の書き物が掲載されていた気が(スクラップしていたのですが所在不明です^^;)
アメリカの国立公園にあるメタセコイヤを見れば分かるように理想的環境であればどんどん育つのが樹木ですし、拡大造林や標準伐期などの施策が打ち出される過程で林野族の意向を忖度(笑)した官僚や研究者がいたと想像するのは容易でしょう。

実は樹木の生長曲線をつくった学者がいるのだけど、当時は樹齢60年以上の木が非常に少なかったんですよ。だから、わずかな検体で想像して作り上げたのでしょう。それがずっと尾を引いている。これも忖度ですかねえ(~_~;)。

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