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2017年6月

2017/06/28

伸びる伸びる……

これはなんだ?

 
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ベランダの鉢植えからグイグイと伸びてきた新茎?
あっという間に背丈を越したぞ。
 
わかるかなあ(^o^)。
 
ちなみに鉢の下方には、こんなものが。
 
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そう、月下美人ゲッカビジンである。
 
ベランダにあるのは、本家?の葉を挿したものなのだが、このところ成長がよい。すでに葉もたくさん伸ばしていたが、いよいよ茎も伸びだした(しかも2本!)。
 
花も近日中に咲くだろう。夜中だから気がつかないと、翌朝しぼんだ花を見つけることになりかねない……。
 
 
ちなみに、つぼみの2枚目の背景にあるのは、多肉植物のフチベニベンケイ。もっとも、俗称カネノナルキで知られている(^o^)。こちらも、切り取った茎葉をプランターに挿しておいたら、よく根付いた。
ほかにセイロンベンケイソウも育てているので、ベランダは多肉植物花盛り。これら、剪定のつもりで切り取っても、土の上に置いておけば根付きやすいので、どんどん増える。
 
レモンバームもあるし、最終的にどうすりゃいいかなあ……。
 
 
さて、これから旅に出ます(^o^)。月下美人よ、今晩は咲くな! まあ、月は見えない天候だけど。

2017/06/27

木を売るか家具を売るか

ちと変わった店を発見。

 
奈良のイオンタウンの中にオープンしたのだけど……。
 
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無垢の板がズラリ!! 銘木屋か? イオンタウンを訪れるお客さんは、木工家が多いのか?
 
こんな一角もあった。
 
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奥に巨大な原木が置いてある。スライスしてあるけど……。
 
手前のテーブルを見たらわかるだろう。そう、この店は家具を売っているのだ。無垢材による家具を販売しているのである。主に扱うのは無垢の天板のテーブルらしい。
 
 
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全体を見回すと、こんな感じ。たしかに家具が並んでいる。が、圧倒的に(私の)目が吸いよせられるのは板だ。幅1メートル近い無垢板もある。
 
ナラ(ミズナラか)のほか、ウォールナット、サクラ(カバザクラ)、トチ、クルミ、クリ、セン、ケヤキなどが並ぶ。
 
システムとしては、家具を注文する際に気に入った板を選んで、それから要望に合わせたオリジナル設計を行う。つまりオーダーメイドである。
 
パンフレットによると、工房・工場は奈良市の山間部にあって、販売店は各地にいくつか持っているらしい。つまりわりと手広くオーダーメイド家具を販売しているのだ。個人の家具職人の工房なんかとは違う。
もちろんお安くないが、板価格がそのままテーブル価格になるらしい。
 
 
この店のシステムは、なかなかクライアントの心を上手くくすぐっていると思う。最初に完成した家具を見てその中から選ぶのでは、必ずしも自分のほしい物と一緒にならない。かといって、自分でイメージどおりの図を描くのも難しい。しかし、原材料の木の板を見て想像を膨らませながら設計してもらうのは満足度が高まるだろう。最終商品をほしい際に原材料から選ぶということに価値がある。
 
そこで私が感じたのは、木を売る場合は、逆に最終商品を見せながらスタートできないか、ということだ。 家具を売るために原木を見せる……。ならば木を売るために最終商品につなげることも重要だろう。
何も家具を見せて原木を売れ、というのではない。たとえばシイタケを見せて、これを栽培するためのコナラのホダギを売る。料理を見せて割り箸を売る。木の使い方から紹介して行くことも必要かなあ、と感じたのだ。
 
 
経済の拡大期ならば、分業が強みとなるが、縮小期に入った今、全工程を握ることが強みとなる。川下からも、川上からも。
 
 
そうそう、お店の名前を書かないと失礼だよね(^o^)。
 
手づくり工房風樹の塔 。ふきのとう、と読むらしい。社名は、有限会社カントリーハウス。
 
 
 

2017/06/26

Yahoo!ニュース「CLTで林業振興は夢となる?」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「CLTで林業振興」は夢となる? 日欧EPA交渉の行方」  を執筆しました。

 
実は、Yahoo!ニュースで時事問題を書くことは少ないのだが、たまには……という気持ちになった(笑)。
 
内容は、これまでもブログで幾度も触れてきた国産CLTの問題点である。それが日欧EPA でより顕著になることを林業クラスタでない人にも伝えようというのが意図。
 
関税がどうなろうと、CLTを国産にするのはヤバイのだが、関税がなくなれば確実にヤバイ。
 
私自身はEPAを非難するつもりはなくて(むしろ、日欧関係は対等に近く、TPPよりマシだと思っている)、EPAの進展を読み込まずにCLTを推進してきた省庁の甘さというか、縦割り行政とというか、ようするに無責任さを指摘したい。
 
作戦練り直した方がいいよ。内装材並の高級CLT路線をめざすとか、あるいは厚物合板の代替品をめざすとか、輸入CLTとの差別化を考えないと、結局、国産材を圧迫するだけだ。

2017/06/25

グリーンパワー7月号に土倉翁

グリーン・パワー誌の7月号に、「山林王・土倉庄三郎没後100年」の記事を執筆しました。

 
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もうすぐ命日のの7月19日。これをもって没後100年とするのだが、せっせと書いております(^o^)。
 
ちなみに冒頭にある「牧場調査」も、この記事のためにやったんだから(笑)。
 
 
いや、私一人が書いてもたいして盛り上がらないんで、ホントは私以外の別の人も別の媒体で紹介してくれて、全体として盛り上がってほしいのだけどね。
 
 
そういえば、今年2017年は、坂本龍馬暗殺150年、南方熊楠に夏目漱石、正岡子規の生誕150年……と、いろいろある。ついでに言えばロシア革命100年だ!
 
さらに調べてみると、真田幸村(信繁)生誕450年というのもあった。
 
逆に土倉庄三郎に関わることでは、2020年が生誕180年。3年後に向けて、今から何かしかけますか。
 

2017/06/24

アジサイ移植と空模様 

先日、まさに久しぶりに雨が降った。それも大雨だ。

 
これぞ、チャンス。翌日(また見事に晴れた)タナカ山林に行き、アジサイの移植を行う。ベランダで育てていたアジサイの挿し木苗を山に植えるのだ。
 
2週間ぐらい雨が降っていなかったのだが、濡れた土を掘るのは気持ちよい。だいたい2か所に植えた。
 
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 上手く根付いてくれよ。。。。
 
翌日はかんかん照りだった……。
 
やばいな、と思ってペットボトルに水を詰めて水やりに行く。
やはりというか、かなりしおれていた。ここで枯れてはたまらない。
 
そして、今日も晴れだったのだが……夜半から雨が降り出した。予報では、今後1週間は雨ばかりである。よし、これでアジサイが根付いてくれたらよいのだが……。
 
 
ちなみに昨年までに植えたアジサイも花を咲かせ始めている。
 
176_1_2  176_2
 
アジサイは、各地からもらったり山取りしたり、一部は咲き終えた鉢植えを安く購入して集めたもので、品種が何かわからないまま。花が開いて、初めてこんな品種だったんだ、と思う。
 
 
将来的には、アジサイが林床に広がってほしい。ま、世話を見るつもりはないので(~_~;)、立派な花が咲き続けるかどうかわからんが、林床植物としてはアジサイが一番よろしい、というのが私なりの結論なので、とりあえず実現させたい。
 
ちなみに、生駒近隣の矢田寺はアジサイ寺と呼ばれる名所だが、そこのアジサイは今か旬だよ。
 
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ここまでアジサイで埋めつくそうとは思わないが……。

2017/06/23

ど根性スギ

ときどき、ど根性植物、すきま植物、虐待植物とか、いろいろ名前を付けて厳しい環境で生育している植物、頑張って伸びている植物を紹介してきたけど、今度はスギ。それも大物。

 
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これ、崖下の岩の隙間から伸びている。一度は下向きに垂れ下がったらしく、U字形。
こう見えても直径20㎝級のスギである。
 
実は、この写真の周辺には同じようなスギが何本もあったから、みんな集団で頑張ったんだね(~_~;)。
 
林業的には、伐ってしまえばいいと思うが、ここまで来ると伐りたくなるかもしれん。
 
 
そういや昔、ブロックの隙間から生えているスギもあった。
 
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このスギも、伐らずに育てたら、どうなっただろうか。

2017/06/22

シカとカラスの友情

獣害の記事の後には、お口直しのほのぼの記事……。

 
 
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これは奈良・若草山で見かけた、シカとカラス。
 
なんと、カラスがシカの身体に堂々と乗っているだけでなく、盛んにくちばしでシカの耳たぶをいじっているのだ。
写真だと、アングルで重なっているだけじゃない? と思うかもしれないが、確実に耳たぶをくわえて振り回したりツンツンしている。
 
その時は動画撮るという発想が思いつかなかったのだが、幾枚か写真をアップしてみよう。
 
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でも、シカは全然嫌がっていない。目を細めている(~_~;)。
 
シカトしている? いやカラスとしか、遊び相手がいない?  (-.-)。。。
 
 
たまに鳥が、動物にたかっているのは、寄生虫を食べているからで、動物側も歓迎している……という例がある~アフリカに生息するウシツツキという鳥は、ゾウやキリンやシカ類などの寄生虫を食べることで共生している~が、このカラスがそんな作業をしているように見えず、単につついて遊んでいる風情だ。
 
 
動物界にも、異種間友情が生れることがあるのかね。
 
 

2017/06/21

Yahoo!ニュース「朱鷺も駆除した!」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「朱鷺も駆除した! 江戸時代の獣害は大変だった 」を執筆しました。

 
このところ力を入れている? 動物ネタ。というより獣害ネタであり、実は環境歴史ネタであるのだが。
 
森林とか林業から離れてきたのかと思う人がいるかもしれないが、野生動物は私にとっては原点である。初めてボルネオを訪れたのは野生オランウータンの観察のためだし、大学の卒論で取り組んだのも森林性動物だった。
 
だからサル、シカにカモシカ、イノシシ、ノネズミ……など結構親しみがあるのだ。
 
この記事の事例に出したトキは、一度は絶滅したものの、中国で少数生き残っていたものの増殖に成功し、今や野生復活のシンボルだ。しかし、そのうち増えすぎて困る時代が来るかもしれない( ̄ー ̄)。コウノトリも同じだ。オオカミは?(°o °;)
 
ただ、トップ写真に使うトキの写真がないのが残念。アフロからの貸し出しもイラストになってしまった。

2017/06/20

奈良の鹿の糞の行方

奈良の鹿愛護会(奈良公園のシカの保護に取り組んでいる一般財団法人)で、こんなものを見かけた。

 
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しかっぴ」。試供品とあるが、本来は販売するものらしい。
 
ようするにシカの糞による堆肥。
 
考えてみれば、奈良公園には、約1300頭のシカが生息している。彼らが毎日こぼす糞は莫大な量になる。しかも場所を問わず。では、それを誰が片づけているのか?
 
これ、昔からよく上げられる奈良公園の謎の一つだが、実はほとんどが自然界の仕組みに助けられている。
その多くはコガネムシの仲間だ。公園内の芝生にされたシカの糞は、彼らの好物なので、さっさと地中に運んでしまう。おかげで地上はきれいになるのだ。いわば「糞ころがし」の日本版である。
地中に処理された糞は土壌を肥えさせることにもなり、芝草がよく育つ元になる。その芝草をシカは餌として食べる……という循環なわけだ。
 
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シカの糞のアップ(笑)。糞の横に土の盛り上がりがあるが、その中にコガネムシが穴を掘っているはず。
 
ちなみに奈良ではシカの糞のお菓子(正確には「御神鹿の糞」という名称)も売っている。たしかチョコレート味の豆菓子だった。当たり前だが、お菓子は本物のシカの糞でつくっているわけではない。
 
 
このようにコガネムシ様様ではあるが、問題は愛護会に付設されている鹿苑。ここには、怪我をしたり妊娠したり、凶暴だったり、近くの農家を荒らしたシカが強制収容されている。その数は300頭近くと馬鹿にならない頭数なのだが、これは檻の中なのだから、糞の処理を人がしないと片づかない。そこで片づけた糞の有効利用として肥料づくりに取り組んでいるのだろう。
 
「しかっぴ」はシカの糞の再利用商品なのである。シカ糞以外には、食べ残した干し草や米ぬか、大麦などが混ぜられている。
 
成分表によると、窒素0,71%、リン酸0,96%、カリ1,30%などとバランスよく含まれる。私もさっそくベランダのプランタに撒いた。さて、効果はいかほどのものか。
 

2017/06/19

メタセコイアは早生樹

先日、大阪市立大学を訪れた際に、こんな展示があった。

 
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ギターなのだが、メタセコイアとヤマザクラの材でつくられたらしい。
 
ヤマザクラは広葉樹であり木工材料としてポピュラー……とは言わないまでも、そこそこ使われているのではないか。
で、思わず注目したのは、メタセコイアである。
 
メタセコイアは、ヒノキ科に属する針葉樹で、とにかく生長が早い。数年で高さ5メートルくらいまで伸びるという。だから街路樹など緑化木に使われることも多い。
 
これが、ほんの70年ほど前まで絶滅した化石として知られていた(日本で化石を発見して、メタセコイアと命名したのが、大阪市立大学の三木茂教授なのである)。
ところが、その後(1945年)に中国の四川省で生きた樹木として発見された。そのため「生きた化石」扱いされたわけだが、今や珍しくもなんともない。生長が早くて根付きもよいのなら、なんで絶滅寸前まで行ったのだ?
 
それはともかく、メタセコイアでギターをつくっているのだから、木材として使えるのだろう。
 
なんでも材質はスギに似ているというが、生長が早いだけに軟らかいそうだ。ヤマザクラのようなハードウッドならともかく、楽器に向いているのかどうか、私にはよくわからない。
 
しかし、ボードにするのなら問題ないはず。チップにしてもよいし、集成材にもできるだろう。アカシア、ファルカタとかポプラなどの早生樹の木材だって、そうして使われている。
 
しかも近年は早生樹植林ばやり。ならばメタセコイアも加えたらどうだろう。植え付ける技術は、緑化木として確立されているはずだ。スギ山を皆伐した跡にメタセコイア(@_@)。
花粉症の心配もないだろうし、材はスギの代用品として使える。見映えも、針葉樹とはいえ、葉は広がっており好きな人もいるだろう。人気呼ぶかもしれない。
 
なんなら街路樹の更新名目で今あるメタセコイアを収穫してもよい(笑)。
 
 
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大阪市大にとって、メタセコイアは記念すべき樹木だ。(写真は、市大キャンパスのもの)
もっと活用を考えてはどうだろう。
 

2017/06/18

大和森林物語、連載開始!

忘れていた。

 
今月から、毎日新聞の奈良県版で連載を持つことになった。
テーマは、森林。で、タイトルは「大和森林物語」……そのまんま(笑)。
ようは、奈良県にまつわる森のお話を書いていく予定だ。林業だけでなく、原生林に雑木林、歴史に文化に科学に、と欲張っている(~_~;)。
隔週の火曜日に掲載される。第1回目は先週の13日。
 
とはいえ奈良県版なので、奈良県民以外が目にする機会はかなりむずかしかろう。
そこで、少し手続きを踏んで、ネットで公開してもらうことにした。それがアップされた。
 
 
自由民権運動と奈良の森は、いかに関係あるのか? しょっぱなから、少々無理をしている(笑)。
ともあれ、ご笑覧あれ。
 
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2017/06/17

腕時計の修理

腕時計のバンドが欠けた。

 
私の腕時計は、木製である。すでに何代か重ねているのだが、木製バンドの腕時計を愛用している。最初は、ちょっとシャレのつもりだったのだが、一度使うと快適で止められなくなった。
なんたって軽い。また汗をかいてもべとつきが少ない。肌触りも、プラスチックはもちろん金属とも比べようがないほど心地よい。
 
そんなわけで愛用しているのだが……初代は数年使ったが、フェリーに乗って洗面台に忘れて数分の間に盗まれた(-.-)。
 
2代目はネットで安いのを見つけたのだが、いざ取り寄せると粗悪品。文字盤など木に見せかけた紙だったし、バンドも止めにくい。そしてすぐ時計そのものが狂った。 
3代目は、バンドと本体のつなぎ目が割れた。そこを接着剤で固定してテープで止めるなど苦労する。しかし時計が止まった。電池を入れ換えるものの、やはり動かない。実用できないのでは話にならない。
思えば2代目3代目は、取り寄せてわかったのだが、中国製。。。そんな情報はネットショップには書いていなかったぞ。
 
そして4代目が現在の品。国産の手づくりメーカーの品を選ぶ。なかなか心地よく、狂いもしないので愛用していたのだが……。
ある日、バンドの一角の木片が割れたのである。しかも、割れた破片がどこかに行ってしまった。接着剤で張り付けることもできない。
ただ、時計そのものは問題ない。
 
というわけで、自ら修理に挑む。
まず割れたところを固定するため、接着剤を染み込ませた布片で割れた部分を包み込む。これで金具は外れないだろう。が、布ではいつかまた剥がれるかもしれない。見た目もよくない。
そこで、割り箸を削って木片を布表面に張り付ける。色が違うからサインペンで塗ってみた(~_~;)。まったく同じ色ではないが、いくつか色を重ねてそれっぽくする。
これで完成。
 
Photo
 
ま、木工家でないので技術も道具もない。応急修理としてはこんなものだろう。もう少し割り箸を膨らんだ形状に削ればよかったと後で気づいたのだが。
とはいえ、チラリと見たぐらいでは気づかぬ程度にはなった。
 
木製腕時計、もう少し長持ちしてもらいたい。

2017/06/16

アジサイが咲いてしまった

ベランダのアジサイが咲いてしまった。

 
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きれいだな、と喜べない。
 
このアジサイは、生駒山中から枝を切ってきたものなのだが、そもそもこれは、タナカ山林に植えようと思ってベランダで花瓶に挿していたもの。しばらく養生して、根が出たら山に植えるつもりだったのだが……。
 
植えるタイミングとしては、梅雨が始まってからだ。土質は石まじりで乾燥しがちなのだが、山に毎日水やりに行けない。そこで一雨降ってから植えて、その後も雨が続くのが理想的。
 
実際、昨年まではそうして植えてきた。ほとんどの挿し木は根付いている。
今年も、すでに植える場所の草刈りもしておいて、いざ、雨よ!
 
だが、梅雨入り宣言してから何日経つんだ……。1週間どころか2週間ほと雨が降っていない。完全に植えに行くタイミングを外している。
 
あげくに、ベランダで花まで咲いてしまったのでは。。。。
 
開花にエネルギーを取られてしまうとちゃんと根付けるか心配になる。
 
予報では、まだ1週間ぐらいは空梅雨が続きそう。やばいぞ。

2017/06/15

薪の積み方

丹波に行くなら、寄らねばならない。

 
……と深く堅く決意を持って、足を延ばしたところがある。アポなしで訪れて、居すわること約1時間。じっと事務所で待っていると、ついに帰って来た。
 
彼女が「あれ、なんでいるんですか!」と驚く。ふっふっふ。
 
いやあ、この頃「会わない?」と声をかけてもすげなく断られるばかりなので、押しかけたのだよ。(ストーカーかよ。)
 
ま、一応(見かけだけは)懐かしがってくれて、しばし歓談。
お互いの近況報告やら、最近の林業界の動きなんぞの情報を交えつつ、意見交換。これが重要なのだ。
情報だけなら、極端に言えばインターネットだけでもかなり把握できる。だが、一歩進んで、それらの情報に関するそれそれの見方や感想、好き嫌い……と意見を交わると、なかなか脳細胞が活性化する。別々の情報がつながったり、新たな見方・発想が浮かんだり。
 
多分、現在の林業界に欠けているのはここでないかな。シンポジウムやフォーラムを開いても、意見を戦わせないと身につかない。
 
なかでも、最近流行りの施業法に対する見立てというか意見が私と彼女でピッタリ一致した。
これは嬉しい。私、孤立無援ぽかったから。思わずハグしたくなったが、セクハラおやじみたいなので自粛(-.-)。
 
そして結論は、世間が林業を成長産業だとか持ち上げて騒いでいる間は、片足抜いておこう、である。両足どっぷり浸かるとろくなことないから。
 
 
帰る前に記念撮影。
 
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手を握り合っているように見えるが、触れてもいません。(残念だけど。。)
 
 
注目してほしいのは、その背景。この倉庫いっぱいの薪は、みんな彼女が積んだんだって。(そもそも、このことを書こうと思っていたのに、前ふりが長くなってオヤジ全開になってしまったよ。。。)
 
私は、この薪の積み方に感動したのだ。少々推しても崩れないし、何よりきれい。
よく新規取引を考えている先方の事務所を訪ねたら、トイレを見ろ、とビジネス書などに書かれている。トイレがきれいな会社なら仕事を一緒にやっても大丈夫だと。トイレの管理に会社の性格が現れるというのだ。
薪の積み方にも、林業や木材に向き合う性格というか姿勢は現れるんじゃないかなあ。
 
せっかくなので、ちゃんと見せよう。どうだ!
 
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2017/06/14

南郷檜がブランドの理由

熊本県高森町は、阿蘇地方に生えるヒノキを南郷檜(なんごうひ)としてブランド化を進めているそうだ。

 
南郷檜は、1955年にこの地方の在来品種として認定されたが、その特徴はなんと挿し木で育つこと。
 
通常、ヒノキは実生で育つ。というか、挿し木苗など聞いたことがない。それもそのはず、挿し木で苗をつくれるのは南郷檜だけなんだそうである。どちらもヒノキという同じ種なのに、挿し木できるものとできないものがあるのは、植物学的には何が違うのだろうね。
 
逆にスギは挿し木苗が当たり前で実生苗が少ないうえ、やたら品種が多い。ヒノキと対称的だ。
 
 
挿し木だと、基本的に色や木目などが均質な材質となる。挿し木苗がブランドになる理由というのは、ちょっと意外。なんとなく、個性がないようなイメージがあるうえ、同じ形質ゆえに病虫害や風害に一斉にやられる可能性がある。多様性がないというのは、私的には好みでない。
 
もっとも南郷檜は、梢側と根元の完満の差が小さく円柱・直材が採れるとか。こうした材としての利点と挿し木できる点が合わさった幸運?ゆえだろう。
今でも、一般ヒノキより2、3割高く取引されているという。
 
ただ植林記録などから南郷檜と認定できるのは260ヘクタールしかない……。これではブランド化しても供給がなあ。ほかにもないか探しているそうだが。
 
 
しかし、材質は遺伝子以上に育林環境が影響するからね。吉野杉は実生苗からつくるし、そもそも吉野杉という品種はない。それでも材質が一定程度似通っているのだから。
 
ブランドというのは、もっとイメージ戦略と最終商品の質に左右される。いっそのこと、幻のヒノキ品種として売り出す方がよいかも?

2017/06/13

蔓を飲み込むクスノキ

先日、私の山林の隣の土地で特殊伐採を行った。

 
そこは元棚田で、現在は地主が小屋付き農地として家庭菜園をやられているのだが、周りに繁った木々ですっかり暗くなってしまっていた。
そこでタナカ山林が皆伐を行ったものだから、うちも伐ってほしいと頼まれたわけ。私が手を出せる程度には伐ったが、厳しいものは吉野から招いたプロにお願いした。
 
なかでも課題は、石垣から生える木々。土地の境界は石垣が積まれている。高さも3メートルほどあるが、その石の間から木が生えているのだ。それも大木化していて、直径40センチを越え、高さも10メートル以上あるクスノキもその一つ。
 
私も立ち会ったのだが、石垣の間、つまり垂直の壁から生えている木を伐るのはどんなものかと興味津々(^o^)。
 
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身体をロープで固定してチェンソーを振るうと、あっさりクスノキは倒れた。周りに清々しい樟脳の香りが漂う。
 
ちょっともったいなかったな、と今更思うが、どうもしようがない。わずかな枝葉と木片を切り取って車の芳香剤にしました(笑)。
 
で、ここからなのだが、倒れたクスノキの幹を見ると、面白いものが。
 
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太い蔓が巻きついている。おそらくカズラの仲間、スイカズラ?かな、と思うのだが、それよりもよく見てほしい。幹に食い込んでいる……のではなくて、幹が蔓を取り込んでいる。
アップにしてみよう。
 
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いやあ、負けていません。クスノキは蔓植物を飲み込んだわけだ。
いよいよたくましい生命力を感じる。
 
ま、それを伐ってしまったわけだが(;^_^A。

2017/06/12

Yahoo!ニュース「森林再生は街の長屋再生…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「森林再生は、街の長屋再生に学べ 」を執筆しました。

 
長屋再生の現場を歩いたのは、別に取材のつもりではなく、たまたま近くに行ったので飲みに行こうぜ、ついでに前から聞いていた長屋再生事業も見せてよ、というノリでお願いしたものだが、歩いて見れば、まさに私が考えていた「森林の資産価値を上げる」発想とピッタリ合致。
 
本文に書かなかったことにいくつか触れると、並の不動産屋なら、古い家屋は撤去して駐車場にしましょう、と勧めるのが常套。それを手間ヒマかけて、リノベーションするとともに入りたい人(入れたい人)を探してくるわけである。すると、駐車場なんかよりずっと長く利益を産むだけでなく、地域全体が豊かになるわけだ。
 
これって、よい木材がない森林を負債として、伐採してバイオマス発電燃料にし、跡地にはソーラーパネル並べて太陽光発電しましょ、と言っているコンサルに対するアンチテーゼと同じようなものだ。
 
もはや日本は空き家1000万戸時代を迎えようとしている(現在でも800万戸を越えた)が、空き家を負債ではなく資本にする手段を考えないと底無しの負債地獄に陥るだろう。
同じく日本には数百万ヘクタールの森林が、世話もせずにまともに木が育っていないとか、皆伐して荒れたまま放置されている。これを負債の処分として先のしれている発電事業に走るのか、森林のリノベーションを考えるのか。地域により利益をもたらすのはどちらか。
 
 
森林再生、林業振興を考えるのなら、山村で悩んでいるより、街の長屋再生現場を見た方がよいと思うよ。ちなみに補助金を使わないところもね。
 
 
ちなみに、昭和町の仕掛け人の正体を明かすと、丸順不動産の小山隆輝氏だが、街案内と解説は有料である(笑)。物見遊山や本気度のない視察は避けるように。私は踏み倒したから、お詫びにYahoo!ニュースに書いたけどね(⌒ー⌒)。

2017/06/11

ヤシの木の伐採

ちょっと大阪市立大学へ足を運んだ。

 
このキャンパスがちょっと特異なのは、ヤシの木の並木があることだろう。合計29本が杉本キャンパスの広場に、コの字状に植えられている。
 
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樹種としてはワシントンヤシで゛いわゆるヤシの実をつけるココナツヤシとは違うが、南国ムードを演出している……て、なんで大阪で南国ムードなんだ?
 
実は、これ、伐採が決まっているそうだ。
 
なにしろ植えたのが昭和32~33年で60年も経ち、高さは23メートルに達する。風が吹くとブンブン揺れて危険を感じるから……伐るのだそうだ。
 
こんな樹形だから風には強そうなのだが、さすがに無理なのか。
 
その点について、大学のホームページ に思い入れたっぷりに書かれてある。過去を振り返り、卒業生に呼びかけ、風で揺れる動画もあり、思い出の写真を撮るコツや場所まで紹介している(笑)。
 
3
 
 
ま、私は大阪市大になんの縁もなく(これまで数度、取材などで訪れているだけ)、思い出ももなければ感傷もないのだが、逆にホームページの勢いに心打たれた(笑)ウソ
 
あえて言えば、ココナツの島でしばらく暮らしたことがあるので、景色としては懐かしい。
ヤシの幹材も、南国では建材や木工品材料になるのだが、はてここの木はどうなんだろう。 
 
 
今、世界的に太く大きくなった木は人間社会によろしくないと伐られる運命にあるようだ。戦後植えられて、庭木や植物園、街路樹が問題になっているのは日本だけではないらしい。
 
 
伐採は明日(12日)から始まるとか。

2017/06/10

レモンバーム再び?

以前から我が家の前の道路に生えてきた草のことを記してきた。そして、それがレモンバームであることに気づき、ベランダのプランターに移植したことも。

 
ベランダでは、よく繁っている……。あんまり喜べないほど。
 
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せっせと摘み取ってはハーブティにしているが、かなりの増殖圧力だ……。
 
 
ところが、家の前近くの道路のひび割れでまた見つけた。
 
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1 右だよ。
 
やばい……。けこもレモンバームだよな。。。
 
もう移植はしないよ。でも、引き抜いてもよいものか。いや、引き抜くべきだけど、イマイチ抵抗感があるのはなぜ?

2017/06/09

南洋材の終焉?

マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)は、木材の伐採税の税額を今の約60倍に引き上げると言い出した。
 
同州の伐採税は、土地によって木材1立方メートルにつき0,8リンギ~3リンギ。それを今年7月1日からすべての木材の伐採税を同50リンギとする。税額は30年間見直しされていなかったものを、いきなりの60倍である。
 
サラワクの森林の約3分の1の伐採権を所有する大手木材業者がつくるサラワク木材協会は増税の見直しを求めているが、州政府は、引き上げに応じない業者は取引を停止することを示唆しているらしい。
 
今回は本気のよう? もちろん、だから確実といえないのがこの世界なのだが、これまで幾度も繰り返してきた禁伐令とはちょっと違う雰囲気。
 
昨年のサラワク州の木材輸出で日本への輸出額は全体の38%に当たる。おそらく丸太だけでなく合板など日本向け製品についても価格は上がるだろう。
 
 
いよいよ最終局面かな、と思う。
 
私が40年近く前にボルネオ(サバ州)に行った際、現地で木材買付けを行っている日本の商社マンにお世話になったが、その際に聞いた話では、日本が南洋材を買い付けた最初は、フィリピンだったという。ルソン島、ミンダナオ島と時期が違うのだが、いずれも伐りすぎて山を草原にしてしまい、次がカリマンタン(インドネシア領ボルネオ)。そしてサバ州へと渡ってきたという。
 
フィリピンは素晴らしかったそうだ。森全体がフタバガキ科(ラワン)の大木に覆われていて伐り放題。それがなくなったので西カリマンタン、東カリマンタンへと行ったのだが、どんどんラワン(こちらではメランティなど)の密度は落ちてきた。材質もよくない。
 
今はサバ州で伐っているが、ここの資源量はさらに落ちる……。
 
そんな嘆き?を聞いたので、「隣のサラワク州はどうですか」と問いかけてみた。
 
「サラワク州の森なんて、ろくな木がない。あんな森から木材を求めないといけなくなったら、もう日本は終わりだね」
 
こんな返事が返ってきた。それから10年もしないうちに日本の木材商社はサラワクに押しかけるようになるのだが……。そして熱帯雨林伐採反対運動が巻き起こる。 
一方で、東南アジアから離れて、ニューギニアやソロモンへと木材を求める範囲は広がっていく……。
 
 
それから30年近く、日本は主にサラワクから南洋材(の製品)を輸入し続けている。もちろん量は減ったし、原木ではなく、合板なと現地で加工された製品に代わったが。
意外とサラワクにも木材資源はある? いや、昔なら相手にしなかった木材でも必要に迫られたのだろう。
 
だが、いよいよ終焉……?
南洋材は主に型枠合板などに使われるので無駄遣いと言われて批判も根強い。しかし南洋材という言葉からなんとなく漂う熱帯ジャングルの香り。そこにはちょっぴり懐かしい時代の思いも残している。
いよいよ消えて、南洋材という言葉も死語になるかもしれない。

2017/06/08

2016年度の「林業遺産」決定

また日本森林学会認定の林業遺産が発表された。

2013年度から始まったのだが、初年度の10を抜きにすると、毎年2つ~4つしか選ばれないのに、今回は8つもある。

(No.13)吉野林業(追加選定)
(No.23)足尾における治山事業による緑の復元
(No.22)木曽式伐木運材図会
(No.21)初代保護林 白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林
(No.20)蒸気機関車「雨宮21号」と武利意・上丸瀬布森林鉄道遺構群
(No.19)屋久島の林業集落跡及び森林軌道跡
(No.18)小石原の行者杉
(No.17)伊豆半島の森林史に関する資料

 
吉野の貯木場や建物が追加選定されたほか、 文献や森林鉄道が目立つね。林業というより緑化の治山事業である足尾銅山も、目が引く。これは前回までも含めてだが、意外と林業そのものが少ないように感じるが……。
 
 
さて、床としは何が大盤振る舞いさせたのだろう?
 
一応復習しておくと、「林業遺産」とは、林業発展の歴史を示す景観、施設、跡地等、土地に結びついたものを中心に、体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等の資料群……が対象だそう。
 
鍵は、応募の仕方にあるんじゃないか、と思う。まず学会員からの応募推薦に限る。所有者・管理者より同意を得ていること、さらに公的機関や学協会による文化財などの指定を受けていないことを原則とする……などなどの推薦の条件があるのだ。
となると、意外と面倒くさい。いくら「誰が見ても価値があるだろ!」と言えるような林業関連の事物でも、それを申請する人がいないと認定されない。申請も、結構手間がかかるので、日常業務とは別に時間を裂いても認定をめざすぞ、という奇特な人がいないとできない。
 
そんな中で今年は応募が多かったのかもしれない。
ま、そう考えると、まだまだ応募したら認定される確率は高いよ。今のうち、応募してしまおう。さもないと、何年か後には忘れられてしまう可能性がある(笑)。

2017/06/07

蔡温林学

琉球に、蔡温(1682~1762)という政治家がいた。
 
彼の林政学をちょっとかじっている。

日本の林業、そして林学と聞けば、たいてい想像するのは日本本土である。沖縄、それも琉球王国時代なんて、あまりピンと来ないかもしれない。そもそも人工林もさしてなく、島国ゆえ規模も小さい……と思ってしまう。が、実はすごい。

昭和の研究書には、
蔡温林学はドイツ林学も未だ及ばざるところ」とまで評されているのだ。
 
しかも蔡温が林学書を記したのは18世紀初頭。ドイツ林学だって、まだ確立したとは言えない時代である。
 
何よりすごいのは、蔡温に先立つ研究者が見当たらないのだ。ということは、自ら一代で築き上げた理論ということになる。
それも、決して学者ではなく政治家(琉球王国の宰相)なので、政治、経済、外交、公共事業……と多忙を極めている。その中でいかに生みだしのか。
ちなみに蔡温の林学に関する著書をまとめて「林政八書』と呼ぶ。
 
経歴を見ると、ある一時期、沖縄北部の国頭村の森林地帯にしばらく滞在している。どうやらその時期に調査研究をしたのだろう。おそらく地元の人々から森と木の扱い方を聞き出したに違いない。それを整理して法則を見つけ出したのではないか。
 
 
彼の林学書の中でも有名なのは、『杣山法式帳』だろう。
 
造林地の見立てと取扱について規定しているが、林相の見分け方を記している。遠目から森を眺めて、幼齢林、壮齢林、成熟林……と見分ける方法である。
 
Photo
 
 
沖縄と本土は植生もちがうはずだが、見ていて、うんうん、とうなずけるのである。
 
もちろん、ほかにも鋭い見立てがてんこ盛り。
 
まあ、これから詳しく考察していこうと思うが、琉球が島国で小さな世界ゆえに全体像をつかむのに適していたのかもしれない。世界をとにかく広く見て回り、情報の海に溺れてアップアップしなくても、見る目と考える精神があれば神髄を読み取れるのだ、と思うとなぜだか嬉しくなる。
 
 

2017/06/06

川は生きている……

先日、ブックオフで手に入れた本が2冊。

 
Dsc_0524
 
川は生きている』と『道は生きている』だ。どちらも富山和子さんの著作。ちなみに『森は生きている』もあったが、こちらはパス(笑)。
 
初版はいずれも1984年。30年以上前の本である。しかも子供向きの大きな活字と全漢字にルビ付き。いかにも読みやすい(~_~;)。
 
富山和子さんの著作であり、名著とされているが、実はこれまで読んだことがなかったので、せっかく目についたのだからと購入したのだ。1冊108円だったし(笑)。
 
 
まずは『川は生きている』。
まだ冒頭しか読んでいないが、なるほど名著の名に値する。デレーケの言葉や信玄堤の話から暴れ川を説明し、日本人がいかに治水と向き合ってきたかが語られる。
 
ここから当然、森の話、林業の話へとつながるのである。
 
 
実は、ちょっと森と水の関係を歴史を通して調べている。
 
昨年は河川法が誕生して120年だった。この河川法は森林法、砂防法と合わせて治水三法と呼ばれ、欧米を含めて世界的にも早いものとして評価されている。
 
それが1947年に改正されて新河川法となった。今年はそれから70年である。さらに1997年に改正されて現在の改正河川法になり20年である。
なかなか節目の年ではないか。
 
現在の改正河川法の特徴は、「多自然型川づくり」を謳っているところ。
国土交通省がその評価を「多自然型かわづくり推進委員会」を開いて今頃やっている。
委員の発言によると、なんだか世間に多自然型川づくりがあまり知られていないことが不満みたい(~_~;)。だから、ここで紹介して上げよう。
 
でも、学者ばかりの委員では厳しいね。私のような立場の人を混ぜなさい(⌒ー⌒)。
 
 
実は、森と水の関わりの研究は随分進んで、新たな知見が次々と生れている。
 
たとえば森に降った雨のうち、1~3割は地面に到着していないことがわかってきた。樹木には降水遮断作用があるのだ。
それは降った雨粒が枝葉や幹に付着することだが、それが地面に落ちる前に蒸発してしまうのである。前から言われていたことだが、森林総研でその原因の研究もされている。
 
この作用を突き詰めれば、森があることで地表に達する水量が減るわけで、森林が水を溜めるという世間の常識をゆさぶることになる。
 
だからと言って、『川は生きている』の価値は下がらないだろうが、それでも、森があることで川は水で潤わされ、治水にも利水にも役立っているという新たな理論武装をしなくてはなるまいな。
 
 
 

2017/06/05

国際ウッドフェア2017 スピンオフの動画

先月、長野で「国際ウッドフェア」が開かれたことはご存じの方も多いだろう。参加した人もいるかもしれない。
これは本来オーストリアの林業関係機関の広報的なイベントなのだが、それにくっついて?日本の林業関係も多くのセミナーやスピンオフ対談などが開かれた。
 
私も一時は参加しようと思ったのだが、そもそも地の利がなさすぎる……。関西からでは時間も経費もばかりにならない。長野直行バスも満員で予約できず。。。というわけであきらめたわけである。。
 
 
その動画が幾つもユーチューブにアップされ始めたので紹介する。
 
メイキング映像も含めていくつかあるのだが……その中で私が選ぶとすれば、これしかないですねえ。
 
 
Dsc_0523 右・中島さん、左・桜木さん。
 

 
そもそも中島オシで、最近は桜木オシでもある私としてはv(^0^)。
 
あえて文句言えば、固定カメラなんで、それぞれの表情アップがないことかな(~_~;)。
あ、内容は自分で聞いてくださいませ。
 
 

2017/06/04

Yahoo!ニュース「獣害対策に猟友会は不向き?」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「獣害対策に猟友会は不向き? 狩猟と有害駆除の違いを考える 」を執筆しました。

 
これは、以前の「違法ジビエ 」問題を記した時から考えていたことを、ようやくまとめたものである。ジビエだけで終わらせたくなか、モヤモヤしていたから。
 
結構悩んだのだが、私としては猟友会を非難するのが目的ではなく、むしろ望まぬ役割を追わせられているという同情をこめたつもりである。
実のところ、もっと酷い猟友会の行状の噂はいっぱい耳にしているのだ。それらを書くのは抑えて、あくまで新聞に公表された警察沙汰事件だけを触れたのだが……。
 
ところが、猟友会を批判するな、という怒りの声や、猟友会が「命を奪う行為を趣味にするとはケシカラン」という声が噴出している。両者の溝は深いね(ーー;)。
 
 
ちなみにプロの駆除集団をつくったとしても、その中に猟友会の会員が混じってもよいわけで、ビジネスにするならしっかり法律守って義務と責任を負ってもらいたいし、趣味は趣味のハンティングを楽しんだらよいのだと思う。
 
 
……このところ、ジビエだ有害駆除だと血まみれの記事を書いたら、次は可愛い小鹿ちゃん♡ を紹介するようにしてきたから、明日は可愛い話を書かねばなあ(*^.^*)。
 

2017/06/03

火祭りタイマツの栽培

お客さんが来たので、生駒の棚田を案内。

 
その途中で見かけたのが、棚田の一角で行われていた藁の刈り取り作業だ。
 
009  
 
思わず覗きに行くと、生駒大社の火祭り用のタイマツにする小麦の藁栽培なんだそう。ちょうど今が刈り取り時期なのだった。
 
生駒大社は、生駒の鎮守の神様を祀っているが、秋に火祭りが行われる。ほとんど地元以外では知られていないが、なかなか由緒正しき?立派な祭なのである。その最後に巨大なタイマツに火をつけて走る行事があるのだが、小麦の藁を使うらしい。
 
それを栽培する畑が棚田の一角に設けられて集落で維持している。そこに出くわしたのだ。私も、初めて見たことになる。
 
004  
 
話してみると、昔は各々が栽培していたが、10数年前から一か所で栽培することになったという。伝統を守るためには、それなりの工夫が必要なのだろう。
 
 
 
ちなみに生駒大社の火祭りは、こんな具合。(写真は、生駒大社のHPから拝借。)
 
Photo
 
ホームページを見ていると、私が過去に見学した火祭りと若干作法?が違っている。あれ、タイマツはここから走ったっけ……とか、順序が記憶と違う……と思うところもあるのだが、これも少しずつ工夫してよりよく変えているだろうね(^o^)。

2017/06/02

子鹿と袋角

昨日のジビエ・ビジネスから一転。これを見よ!

 
029  006
 
そう、無敵の子鹿ちゃんだ。
 
奈良公園では、今続々と子鹿が生れている。基本的に妊娠した鹿は、奈良の鹿愛護会が捕獲して鹿苑に保護収容しているが、そこで生れた子鹿が公開されている。ちょっと見学に。
 
037 公開している鹿苑会場。
 
 
 
 
ちなみに、この時期の奈良公園の見どころは、子鹿だけではない。私のオススメは、袋角の鹿。
 
016
 
奈良公園では、秋に雄鹿の角を切り落とす、いわゆる「角きり」を行う。角による観光客などの怪我を防ぐためだが、言い換えると奈良公園では角のある鹿をなかなか見られない。
 
だが、角は春から伸びだしているのだ。ただし袋角と呼ばれるように袋状の肉に包まれた角だ。見るからに硬い角質の角ではなく、ふんわり軟らかい袋角の鹿の姿は、なかなか素敵なのだ。かゆい?のか、樹木に角をこする姿も見られる。
 
 
ちなみに袋角には血が通っているし、触ると温かくて軟らかい(触っちゃだめです。鹿は怒ります。。。)。袋角は、漢方薬の材料でもある。
 
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こんな表情してる鹿もいる。
 
さあ、君はこんな鹿を見ても、まだジビエ……鹿肉が食べられるか? (私は食べるけどね。)
 
 
 

2017/06/01

Wedge『ジビエ・ビジネス』がネットに公開

Wedge Infinity (月刊Wedgeのネット版)に、Wedge6月号に私が執筆した「ジビエ・ビジネスの光と影 」が転載されました。

 
この記事に関しては本ブログ5月21日にも触れたが、ジビエ・ビジネスの問題点を取り上げた記事が早くもネットに登場。タダで読めます(^o^)。
 
せっかくだから記事にも使った写真を再録。
 
1
 
ブログならでは? のえぐい解体中の写真も公開しよう。
 
065  
 
 
ジビエ……というより獣害問題について考えたわけだが、すると現在何やら政府から自治体まで総動員で盛り上げている?ジビエのあり方がおかしく見えてきた。
 
私のなかでもモヤモヤしていて、ジビエで終わらせずにしっかり獣害問題……というより野生動物と人間のつきあい方を考えたいのだが、なかなか立場の獲り方が難しい。
同時に猟友会なる存在も取り上げたいと思っているのだ。

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森と林業と田舎