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2017/06/19

メタセコイアは早生樹

先日、大阪市立大学を訪れた際に、こんな展示があった。

 
3
 
ギターなのだが、メタセコイアとヤマザクラの材でつくられたらしい。
 
ヤマザクラは広葉樹であり木工材料としてポピュラー……とは言わないまでも、そこそこ使われているのではないか。
で、思わず注目したのは、メタセコイアである。
 
メタセコイアは、ヒノキ科に属する針葉樹で、とにかく生長が早い。数年で高さ5メートルくらいまで伸びるという。だから街路樹など緑化木に使われることも多い。
 
これが、ほんの70年ほど前まで絶滅した化石として知られていた(日本で化石を発見して、メタセコイアと命名したのが、大阪市立大学の三木茂教授なのである)。
ところが、その後(1945年)に中国の四川省で生きた樹木として発見された。そのため「生きた化石」扱いされたわけだが、今や珍しくもなんともない。生長が早くて根付きもよいのなら、なんで絶滅寸前まで行ったのだ?
 
それはともかく、メタセコイアでギターをつくっているのだから、木材として使えるのだろう。
 
なんでも材質はスギに似ているというが、生長が早いだけに軟らかいそうだ。ヤマザクラのようなハードウッドならともかく、楽器に向いているのかどうか、私にはよくわからない。
 
しかし、ボードにするのなら問題ないはず。チップにしてもよいし、集成材にもできるだろう。アカシア、ファルカタとかポプラなどの早生樹の木材だって、そうして使われている。
 
しかも近年は早生樹植林ばやり。ならばメタセコイアも加えたらどうだろう。植え付ける技術は、緑化木として確立されているはずだ。スギ山を皆伐した跡にメタセコイア(@_@)。
花粉症の心配もないだろうし、材はスギの代用品として使える。見映えも、針葉樹とはいえ、葉は広がっており好きな人もいるだろう。人気呼ぶかもしれない。
 
なんなら街路樹の更新名目で今あるメタセコイアを収穫してもよい(笑)。
 
 
2
 
大阪市大にとって、メタセコイアは記念すべき樹木だ。(写真は、市大キャンパスのもの)
もっと活用を考えてはどうだろう。
 

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コメント

メタセコイア、うちの近くの山にありました。緑の杉檜の中で、紅葉がきれいでした。

ありました、と過去形なのが気になりますが、スギやヒノキと並んでメタセコイアが混植されていたら、ちょっとした名所にならないですかね?
見せる林業地として売り出しては?

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