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森と林業の本

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2017/06/15

薪の積み方

丹波に行くなら、寄らねばならない。

 
……と深く堅く決意を持って、足を延ばしたところがある。アポなしで訪れて、居すわること約1時間。じっと事務所で待っていると、ついに帰って来た。
 
彼女が「あれ、なんでいるんですか!」と驚く。ふっふっふ。
 
いやあ、この頃「会わない?」と声をかけてもすげなく断られるばかりなので、押しかけたのだよ。(ストーカーかよ。)
 
ま、一応(見かけだけは)懐かしがってくれて、しばし歓談。
お互いの近況報告やら、最近の林業界の動きなんぞの情報を交えつつ、意見交換。これが重要なのだ。
情報だけなら、極端に言えばインターネットだけでもかなり把握できる。だが、一歩進んで、それらの情報に関するそれそれの見方や感想、好き嫌い……と意見を交わると、なかなか脳細胞が活性化する。別々の情報がつながったり、新たな見方・発想が浮かんだり。
 
多分、現在の林業界に欠けているのはここでないかな。シンポジウムやフォーラムを開いても、意見を戦わせないと身につかない。
 
なかでも、最近流行りの施業法に対する見立てというか意見が私と彼女でピッタリ一致した。
これは嬉しい。私、孤立無援ぽかったから。思わずハグしたくなったが、セクハラおやじみたいなので自粛(-.-)。
 
そして結論は、世間が林業を成長産業だとか持ち上げて騒いでいる間は、片足抜いておこう、である。両足どっぷり浸かるとろくなことないから。
 
 
帰る前に記念撮影。
 
2
 
手を握り合っているように見えるが、触れてもいません。(残念だけど。。)
 
 
注目してほしいのは、その背景。この倉庫いっぱいの薪は、みんな彼女が積んだんだって。(そもそも、このことを書こうと思っていたのに、前ふりが長くなってオヤジ全開になってしまったよ。。。)
 
私は、この薪の積み方に感動したのだ。少々推しても崩れないし、何よりきれい。
よく新規取引を考えている先方の事務所を訪ねたら、トイレを見ろ、とビジネス書などに書かれている。トイレがきれいな会社なら仕事を一緒にやっても大丈夫だと。トイレの管理に会社の性格が現れるというのだ。
薪の積み方にも、林業や木材に向き合う性格というか姿勢は現れるんじゃないかなあ。
 
せっかくなので、ちゃんと見せよう。どうだ!
 
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