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森と林業の本

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2017/07/20

ホッとする写真集と画集

疲れると、文字を追えなくなる。昔は空き時間があれば本を読む、少なくても文字情報を追いかけていたが、最近はねえ……。。。

 
で、そんな時のためにブックオフで購入した(~_~;)、写真と画集。
 
003
 
『月光浴』(石川賢治)は、以前から興味があり手に取っていたのだが、購入に至らなかったところ、今になってこんなに安く手に入るとは! 
古い本とはいえ、ほとんど傷んでいない。
 
月光だけで撮影するという発想が素晴らしい。そして描かれるこの世とは思えない風景。やった、いや、やられた! と思ったね。
月光は太陽光の465000分の1の光量らしいが、だからこそ浮かび上がる世界があるのか。
 
写真集の価値と言えば、まずは被写体であり、アングルである。多くのフォトグラファーは、そこで自らのテーマを選び、腕を競う。
 
人物。風景。動物や昆虫、植物をテーマにすることもあれば、戦場とか労働、あるいは子供……と社会派にも自然派にもなれる。
 
が、それとは別に、写し方を変える手もある。モノクロ、セピア色写真というものから、最近流行ったのが魚眼レンズによるトイカメラ風写真だろうか。以前、胃カメラのレンズを使って野外の昆虫の世界を撮った写真に驚かされたことがある。
今回は高感度カメラを使ったわけだが、何より月光をテーマにしたのが憎い。
 
ちょっと無粋な書き方をすると、写真界のイノベーションだと感じるな。テーマにする被写体をいかに撮るかアングルとか露出とかシャッター速度で工夫する従来の写真から、技術に加えて発想の別次元へ一気に飛んだような。
 
 
こんな写真を見ていると、癒されるだけでなく自らにとってのイノベーションを想起するわけよ。。。
 
あ、おおた慶文の『風色のくちづけ』は、まあ、なんといいますか、私の美少女趣味と言いますか(^^ゞ。。
いわゆるアニメの「萌え」少女は苦手な私だが、おおた慶文の写実的なようでいて夢想的なイラストはホッとする。こっちでも癒しをいただくよ。

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コメント

イノベーション想起の新手法・・・勉強になります。

音楽の楽しみの一つの手法にレコード鑑賞が、あります。鑑賞環境の整備というか音響改善に『木を使う』というものを開発しました。この件で「ウッドデザイン賞への応募」に取り組んでいます。

月光浴で異世界に感動したら、美少女イラストで癒されるのですv(^0^)。

音楽鑑賞も、音を発するオーディオ機器ばかりでなく、音がよく聞こえる周辺のインテリアに眼を向けたらどうですか。

ご案内を致しますが、
横浜磯子区の住宅街の外れに『音響洞』なる施設がありまして、そこの運営に携わっています。
天井も壁も床も、全部が間伐材を利用して作られています。フロアも、建物へのアプローチ通路も「間伐輪切タイル・カーペット」で施工しています。
(音響は、良いですよ。)

関東・首都圏にお越しの時に、御覧になりませんか?!
●若しくは、当地で「田中淳夫さんのセミナー・講演会開催」を企画しますか?!(ま、記事ネタにはなると)

ぜひ呼んでください。横浜、行きたいv(^0^)。

私が考えているのは、部屋丸ごとオーディオ室にするのではなく(それは高すぎるし、特殊な施設になる)、身近なインテリアをオーディオ機器のある部屋に置くだけで、音の反響がよくなる……ような簡単な家具や内装材です。もし可能なら、売れないかなあ、と。

フォレストセイバー(http://forestsavor.com/)研究所での定例研究会で田中さんをお呼びした『講演会開催』を企画します。なお、
引用■身近なインテリアをオーディオ機器のある部屋に置くだけで、音の反響がよくなる……ような簡単な家具や内装材です。■引用終わり・・・正に、そういうグッズも開発しました。来月発売の音楽専門誌で『取り上げられる予定』ですし、ウッドデザイン賞2017にも応募します。期待してください。

おお、期待します! (研究会招致も、音響インテリアも。)

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