無料ブログはココログ

本の紹介

« ベンチをつくろう! | トップページ | 謎の糞 »

2017/07/29

化石燃料車ゼロ時代が迫る

先日、新幹線に乗っていると、電光版ニュースに「英国もガソリン・ディーゼル車販売を禁止」と流れた。

 
おっ、と思った。なぜなら講演で「フランスのマクロン大統領がガソリン・ディーゼル車の販売を禁止すると宣言した」ことを紹介したばかりからだ。どうやら世界は本気で環境問題に向き合いだしたらしい、という意味で。この内容にイギリスが追随したのである。どちらも2040年までに化石燃料で走る車の国内販売を禁止するという。
 
その後、新聞にも掲載されていたが、いかにも扱いが小さい。あんまり本気にしていないのだろうか。まだ20年以上あるから、大統領が変わったら取り消されるよ、とでも?
 
Photo
 
だが、この2カ国が販売禁止を実行したら、ほかの国も追随するところは出るだろう。たとえば中国はEVの普及率が意外なほど高い。その際に自動車業界も大改変を迫られる。化石燃料を使わない車となれば、有力候補はEV(電気自動車)だろう。水素自動車もある。(私自身は、水素エネルギーは自動車より発電所に向いているのではないかと感じているが。)
 
そもそも動力源だけの問題ではなく、EV化することで自動車の性能自体が大きく変化する。そこに魅力が生れたら、世界の需要は一斉にEVに流れるだろう。フィルムカメラがあっという間にデジカメに取って代わったように。
 
しかし、日本人は「電気だってCO2出すし」とか「技術がまだまだ完成していない」「エンジンの音が好きなんだよ」とか言い訳ばかりして後ろ向きだ。しかし、欧米では目標を掲げてそこに達成するために今から何をするかを考えて動き出している。
 
もし欧米が先んじたら、日本車の海外販売量は狭まり、国内でしか売れないガラパゴスになる。いや国内だって、ガソリン車はどんどん売れなくなるだろう。ハイブリッド車も、世界的にはエコカー扱いされなくなる。(結局ガソリンを燃やしているから。)気がつけば、欧米メーカーの下請けに?
 
そんなパラダイムの転換が起きつつあると思わないか?
 
 
鈍い。日本の鈍さは、オリンピックのレガシーを反故にしても気にしなかったり、違法伐採木材を真面目に取り締まらないことと同根ではないか。変わりたくない症候群? 見たくないものは見えないことにする正常化バイアス? だろうか。
 
自動車だけでなくさまざまな分野で同じことが進行中だ。木材の利用方法もガラリと変わるかもしれない。それに対する備えは、20年前からやっておかないと間に合わない。

« ベンチをつくろう! | トップページ | 謎の糞 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

電気自動車も結局電気作る段階でCO2出してることには変わりないのですがね。
電気自動車とハイブリッド車でCO2排出量比べてみたらハイブリッド車の方が少なかったという研究もありますし(フランスは原発率が高いので別でしょうが)。
欧州が電気自動車に傾倒しだしたのってデーィゼルの不正発覚でデーィゼルがダメになったからでしょう。そうゆう建前を利用して自分の有利に運ぶ姿勢は欧州はうまいですよね。日本も見習わないと。

充電時間や電池の劣化の問題を考えたら今のリチウム電池では電気自動車がメジャーになるのは無理ですよ(国沢氏がリーフの中古車価格が低すぎると嘆いてました)。少なくとも全個体電池とかが実用化しないと。
まあフランスもそれをわかってるから2040年なんて未来に設定したんでしょうが。

まさに日本人の発想ですね。(現時点の状況からは)無理です、からスタートして思考停止。
欧米では、未来のあるべき姿を設定して、それを実現するには今から何をするか、を考えているのです。
日本が立ち止まっているうちに、欧米では上記の問題点を解決して(当然、特許も押さえて)主導権を握る。そのときは日本のメーカーはみんな下請けになるでしょう。

ちなみにマクロン政権は原発17基を廃棄する決定も下したはず。

それを実現するには今から何をするかを考えてるのは欧州だけではないのですよ。宣伝はしないけど手は打っているのです。
http://jp.techcrunch.com/2017/07/26/20170725toyotas-new-solid-state-battery-could-make-its-way-to-cars-by-2020/

昔400万台クラブとか言われてたけど、今死語になったように「未来のあるべき姿」をマスコミが宣伝してる時にそれに乗っかると100%失敗します。
むしろ自分が有利になるように、マスコミを上手に誘導する必要があります。

まあそこらへんのマスコミ操作は欧米の方が確かに上手ですがね。彼らは建前を利用してマスコミを上手に利用する術を心得ています。

EVへのコメント(合戦?)に、車屋稼業の私も参加します。

暖房用に別個にヒーターユニットが必要とか、電磁波対策とか、また、中古車流通市場を確立しないと、『使い捨て助長』ですし、各種まだまだ過大山積状況だと思います。

EVへの『投資』は盛んになるでしょうから、取り組む(大)企業の株価は上がるでしょうね。

電池の容器の石油由来のプラからバイオプラスティックにするならば日本のお家芸(?)に芽があるかも知れませんね。

たとえはクリーンディーゼルが盛んに宣伝されていた時、これからはクリーンディーゼルがはやる。ハイブリッドに投資した日本の自動車はガラパゴス化すると盛んに言われていました。
でも、少し知識がある人ならVWの不正が明らかになる前でもディーゼルはガソリン車なみに排ガスをクリーンにしようとすると装置が複雑になりハイブリット車よりも高くなり、しかも、装置を動かすために燃費が悪くなってもうダメだねってのはわかってたのです。でも、欧州はディーゼルに投資しちゃったしハイブリッドは今更トヨタに勝てないので、ディーゼルはクリーンだと宣伝して補助金を出すことで自国の産業に有利になるようにマスコミを操作するわけです。日本のマスコミは見事にそれに引っかかってますが。(バイオマス発電がエコだと誰かが言ったらそれに疑問を感じない。取材でエコでないという情報が出ても無視するように)

今回も「ガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する」とか言っときながらハイブリッド車はOK、しかも今欧州車で盛んに採用されている48VマイルドハイブリッドもOKなのでBocshから48Vのユニット買ってきてくっつければガソリン車がなんと「規制対応の電動車両」に早変わりってわけです。本当によく考えられてますね。誰が考えてるんでしょうか?

ハイブリッド車もいずれ記載されるんでしょうね。
長期的には石油価格の下落を引き起こすだろうし、
電池リサイクルシステムの問題も表面化するだろうか?

これはむしろ、
これからはガソリンに力を入れるのが吉ってことじゃないかな
石油価格も下落していくだろうし
欧州の原発廃止も醜い事になってるし

案の定というか、今の日本人は変化が嫌いなことを如実に感じます。ま、好きにしたら。

私は化石燃料車が本当に販売禁止(それが5年10年遅れようと前倒しになろうと)になるかどうかは興味はありません。法律で禁止しなくても、消費者が求める車が変われば一気に流れはできる。気がつけば置いてきぼりかな?
日本の森林では無理だ、イヤだと言っているうちに森林認証制度も世界中に広がって、木材貿易のスタンダード化しつつあります。ようはバックキャスティングの発想を持てるかどうか。日本人は見事にフォアキャスティングですねえ。

まずはきちんとした日本語を勉強しましょう。

ガソリンエンジンで発電をして蓄電し、その電気でモーターを回し走る自動車が国内の販売でトップを占めました。
モーターで走る自動車に多くの人たちが違和感を感じないという事実があります。
蓄電池がさらに進歩すれば当然ある段階から電気自動車への移行が進むでしょう。
そのことは確実なことと思っています。当然その方向で今から用意する必要があります。今の自動車産業がなくなり新たな自動車産業に置き換わる大転換が生まれるのです。
もし、その用意を怠れば厳しい結果になるのは目に見えています。

モーター駆動にすると、何もCO2排出減など環境問題だけでなく、走行性能がイノベーションする可能性があります。4つのタイヤに各々モーター付けたら、現在では不可能な走り方もできるでしょう。つまり、性能から消費者はEVを選ぶ時代が来る。

また完全自動運転が実現したら、飲酒時も自家用車で帰れるかもしれない。駅前まで乗って、あとは自動で自宅に帰らせたら駐車場もいらなくなる。(帰りはまた自動で迎えに来させる。)

そんな未来像を提示して、そこに近づくために今から何を用意するか、足らない技術を研究するか……そんな視点を持たないで、「実は環境に優しくない」「技術的に・社会的にナニが未熟」「欧米の陰謀だ」等々、後ろ向きではねえ。

『木と自動車』の話題→ウッドデザイン賞の最高賞は、トヨタによる『オールウッドの車』(ガワだけでしたが)でした。

EVで四輪の駆動がモーターだとすると、モーターサポート部分を綿密に設計・製造して他の部分は強化バイオプラスティックで構成されるかナーと、思いました。すると、アース方式も変えざるを得ないでしょうし、よってハーネスメーカーの出番ですし、ついでに「車丸ごとコンピューター装備」の発想もありえますし、そうなれば、自動運転EVを越えて、コンピューテッド自動運転EV!?

装置型コンピューターがパソコンになり、今や『モバイル』です。しかも、電話・通信機能は当然ながら他にも相当な性能を持つようになってますし、『EVそのままモバイル』という風に進化するではないか、と、一般人の私でも想像するほどです。

木製ボディでも構わない。だって、衝突しないのだから!!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/65596086

この記事へのトラックバック一覧です: 化石燃料車ゼロ時代が迫る:

« ベンチをつくろう! | トップページ | 謎の糞 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

森と林業と田舎