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2017/08/02

ナラ枯れ防止装置?

ナラ枯れに関していろいろ書いてきたが、こんな絵を。

 
1  3
 
これ、ナラ枯れの元とされるカシノナガキクイムシのトラップ(捕獲装置)。ペットボトルの口の部分を集めてつなげばよいので、素人にも自作できるということで流行っているらしい。たまに山の中で見かけるのである。
 
カシナガは、この木に穿入する前に漏斗の部分に入ってしまうと、抜け出られないらしい。
それなりの捕獲効果があることは間違いない。しかし……。
 
カシナガを一匹残らず捕獲するのは不可能だ。トラップに落ちる個体の横で幹に穿入する個体もいっぱい出るように思える。それに森の中にいくつ設置できるのだろうか。製造の手間、設置の手間を考えると。。。
 
また、仮にこのワンセットで1000匹のカシナガを捉えたとして、100セット設置したら10万匹である。  
しかし、ナラ枯れを引き起こす際のカシナガは、おそらく森全体で数百万、いや数千万匹レベルで生息しているのではないかなあ。
1本の大木がナラ枯れで枯れたら、その中で卵がどれだけ産まれて、幼虫がどれほど羽化するのか。。。カシナガを捕獲して生息密度を下げることでナラ枯れを防ぐという魂胆だとしたら、どう考えても効果は薄い。
 
しかも、写真を見たらわかるどおり、トラップの上部分の幹も結構太くて、穿入する余地あり。
 
 
 
そういや、こんなムナシイ防護もあった。
 
1_2
 
ビニール巻いて、カシナガの攻撃から守ったつもりなんだろうけど、どう見ても上部から入りそう。実際、この木はその後枯れたからね。
 
試行錯誤もいいだろうが、こうした方策では徒労感を感じるのだが。。。

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