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森と林業の本

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2017/08/07

変化朝顔の葉

先日、ちょっと京都府立植物園に寄り道。

 
そこで「変化朝顔」展を行っていた。
変化朝顔とは、主に江戸時代後期に流行った朝顔の変種づくりで、驚くほど多くの品種を作り出したもの。突然変異体を選び出してより交配を重ねたのだろう。驚くほど多種多様だ。
日本の市井に、これほどまでの育種の技能が広がっていたのか、と思わせる。
 
植物園の一角に並んでいたのは、その一部だが、残念ながら咲いた花はあまりない。考えて見れば朝顔なのに昼に訪ねたのでは見られないで当然か。
 
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むしろ葉の変化ぶりがすごい。花より激しく変化させたのではないか。とても同じ植物に見えない。
 
たまた読んでいる本がダーウィンの進化論の根幹である自然淘汰説を批判して、ラマルクの用不用説を推奨している。その理由の一つが、突然変異の起こる確率と変異の幅が進化に結びつく可能性の小ささである。
しかし、朝顔一つが江戸時代のわずかな一時期にこれだけ変異したんなら、可能じゃねえ? と思ってしまったのだった。

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