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2017/08/08

風景画で村おこし

もし、好きな画家を挙げろと言われたら、まず浮かぶのはムンクだ。

「叫び」で有名だが、神経症的な画風は、なんか頭から離れず昔から虜になっている(^o^)。

Photo  ムンク

一時期は、ムンクの展覧会を追いかけて結構遠くまで足を運んだり、画集を集めたりもしていたのである。だから、そのうちノルウェーのムンク美術館に行ってみたいと思っている。

もっとも、ムンクが好き! というと、私の精神状況もアブナイと思われるかもしれないので、バビルゾン派の風景画も好きであることを強調したい。

プレ印象派的な位置づけがされるが、初めて風景の美しさを芸術の対象としたと思えば、画期的ではないか? 

バビルゾン派とは、フランスのバルビゾン村に住んだ、広義には村を訪れたことのある画家まで含めるが、コロー、ミレー、テオドール・ルソー……総勢100人以上に及ぶ画家の画風を指す。彼らがこの村の風景や住民の生活を描きまくったことで、今やバビルゾンは、観光地だ。

ムンクのように一人の画家の魅力で人を呼ぶのではなく、多くの画家に描かれた舞台として人気を呼んでいる。

Photo_3 コロー

 
そして、これは村おこしになる、と感じるのである。
土地の風景を絵にしてもらうことで、地域の人気を高めることはできないだろうか。写真もよいが、やはり絵画だ。
 
近頃、芸術祭が目立つ。それも地域起こしの手法としてだ。なんでも全国100か所以上で開かれているらしい。みんながみんな成功しているわけではないが、上手くいったところは100万人以上の訪問者、それも海外からも集めているという。
 
 
フランスで始まった「もっとも美しい村」運動は、日本にも飛火して、「日本で最も美しい村連合」が作られている。それはよいのだが、加盟地域はどんな情報発信をしているのだろうか。
 
いろいろ模索するしかないが、風景画という手はどうだろう。たくさんの画家(の卵)を招いて村のアチコチの風景を書いてもらう。滞在費を面倒見ると言えば魅力にならないだろうか。
そして最低何枚かの絵を描いてもらう。
 
もし、参加した画家のうち一人でも将来大物になれば、風景絵を通して村は人気を呼ぶかもしれない。 アニメや映画の舞台の「聖地巡礼」が流行る昨今だから、絵画の舞台を巡ってもらえることを期待したいなあ。
 
もちろん、描かれた風景を後世に残すという義務も発生するのだけどね。
 

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