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2017/08/05

東チモールの人口爆発

毎日新聞に東ティモール(チモール)のルポが連載されているようだ。

 
 
東ティモール! この国を知っている人はどれぐらいいるだろう。東南アジアの一角、インドネシアのバリ島から連なる小スンダ列島にあるティモール島の東半分の独立国である。21世紀最初の独立国であると同時に、独立までのインドネシアとの闘争、そして独立を巡る紛争でおびただしい人が殺されたことで知られている。
 
私にとっては忘れがたい土地でもある。
なぜなら、21年前に私は外国人立入禁止のチモール島(当時はチモールと表記した)に潜入したことがあるからだ。
その顛末は「チモール知られざる虐殺の島」読んでほしい……絶版だけど(笑)。
 
だから、この新聞記事を興味深く読んだ。
 
なんでも、首都ディリにショッピングモールができたそう。日本食レストランまである!
行きたいなあ。私の訪れたのは基本的に西チモールで、東チモール潜入は失敗したのである。少し入ったけど、インドネシア軍に捕まった。
ディリも、まだ訪れたことがない。でも、私はこの国の独立運動に、些少ながら協力したのだと自負しているよ。
 
4  
 
こんなはげ山と水田の風景が広がる。高原地帯はサバンナだ。
 
ただ、この記事で気にかかったのは、人口だ。現在121万人だと!!!
 
これは仰天だ。
拙著の執筆で調べた東ティモールの人口は、
1930年が47万2221人。
1936年が46万588人。
1947年が43万3412人。
1973年が62万6546人。
 
ま、統計の誤差が大きすぎて、数万人単位でずれていると思ってよい。それに独立闘争で、10数万人が亡くなっている。
だから 
1980年が55万5000人になっている。
ただ、1999年の独立宣言時で約80万人と言われたし、統計のいい加減さを引いても、爆発的な人口増加が起きている様子。
 ゛
外務省のデータによると、2015年で118万3000人だ。
それから1年で3万人増えた? 怪しい(笑)。
 
人口爆発は長期的には問題だが、今は若くて活力ある国と言えるかもしれない。人口減に苦しむ日本からすると。。。
東ティモールでビジネスしたら、夢があるかも。
戦前はコーヒー産業も盛んだったし、チーク林業もあったのだよ。今は、海底油田絡みの投資が多いそうだが。この国で森づくりをやりたいな。

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