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森と林業の本

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2017/08/31

虫ロード

ふと思いついて訪れた矢田丘陵の山道。どうやら生駒側から大和郡山へと横断するルートらしい。

 
以前、散歩中に見つけた道なのだけど、その時は時間がなくて十分に進めなかった。
今回、ふと思いついて進んでみようと思った。サンダル履きだけど、記憶ではわりとしっかりした道だったし……。
今回も時間的にはそんなに余裕はないのだが、少なくても峠までは行ってやろう、と思い、幹線道路から山道に分け入る。
 
まず迎えてくれたのが、このショウリョウバッタ。
 
3
 
アップで見ると、わりと可愛い顔をしている(^o^)。
 
 
さて、道の奥へと進む。木が繁って日陰になるのはよいけれど、すぐ道は草に覆われ傾斜が厳しくなる上、イノシシが掘り返したらしく地面がグチャグチャだ。歩きづらいことおびただしい。ちょっと後悔。
 
しかし道の状態以上に伏兵が現れた。虫だ。私の回りにコバエ?が飛びまわり始めたのだ。こっちはショウジョウバエ? とにかく耳元で嫌な羽音が響く。
手を振って追い払うが、きりがない。棒を持って振り回した。これはクモの巣を払う意味もあるのだが、とにかくウルサイ。いや、身体にもまとわりつく。
 
こうなると休めない。走るように進む。はまると虫が寄ってくるからだ。走る走る。虫を追い払うために走る。グチャグチャに掘り返された道をサンダルで駆け上る。
 
005
 
おっ、ついに峠だ……。虫に追われて峠までノンストップになってしまった。。。
 
006
 
峠を出ると、小さな谷に棚田が広がっていた。開けていると風もあり、虫が寄ってこない。
ホッとする。。。。
 
が、これから来た道をもどるとすると、また虫ロードを突破するのか?
 
躊躇した。棚田があるということは、近くに広い農道があり、集落もあるはず。ならば、虫に襲われないように、そちらのルートを取ろう。
 
というわけで、棚田の中を走る。
 
たしかに集落に出た。が、そのまま進むと大和郡山に出てしまう。生駒谷の方面に進もうとすると、ちょうど出発点方面への矢印のある山道を発見。
その道に分け入るが……またもや草ぼうぼう、イノシシでグチャグチャの道なのだった。これは廃道だったか。
しかも、虫の数は増えたんじゃないか(泣)。。
 
手を振ると、その手に数匹はぶつかり指の間に挟まる。虫でできた雲の中に入ったみたいじゃ。気が狂いそう。 
行く手には、暗いトンネルまで現れた。
 
008
 
虫に追われて飛び込む。走り抜ける。
 
010
 
すぐにまた真っ暗のトンネル道。虫に追われて飛び込む。不思議と暗がりでは虫が出ない。トンネルを出るとまた虫に囲まれる。
 
011
 
倒木に前をふさがれる。虫に追われて倒木をくぐる。
 
……そんなわけで、ノンストップで帰り着いたのだった。。。時間も問題なかった。虫のおかげだろうか?

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