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2017/10/16

「日本再興戦略」にリグニンの文字

日本最高! じゃない、日本再興戦略というのを知っているだろうか。
昨年日本再興戦略 2016 」が政府によって閣議決定されているのだが、その中に
(8)攻めの農林水産業の展開と輸出力の強化
という項目がある。
そこには人材力の強化とか輸出力の強化とかスマート農業とか……ま、相変わらずの能天気な項目が並んでいるのだが……この中の林業分野を見てみた。
 
 
林業の成長産業化
① 新たな木材需要の創出
② 原木の安定供給体制の構築
の二つがある。
 
この内容も、そんなに目新しくない。新国立競技場において国産材を積極利用などグダグダと並べて、結局はCLT(直交集成板)などの新たな木材製品の活用が比較的大きく取り上げられている。
 
しかし、その後に付け足しのように木質バイオマスの利用促進や、セルロースナノファイバーの国際標準化・製品化と並ぶ。
そして付け足しの付け足しとしてリグニンを用いた高付加価値製品の研究開発が入っていた。ここに、私はここに眼を向けた。
 
リグニンは、農水省のバイオマス推進基本計画の中でも活用に触れている。
 
思えばリグニンの利活用研究は、三重大学の舩岡教授によって20年も前に始まっていたのだが、研究室レベルでは上手くいくのに実用化が進まなかった。ある意味、無念の塊なのである。
 
私も何度も紹介してきている。そして今回は森林総研の研究である。
それについても紹介している。
 
 
 
今回もわずか数行の記述ではあるが、少なくても研究室レベルから政府の戦略レベルまで持ち上がったということだ。セルロースナノファイバーと並んで、リグニンが林業に関わるようになる可能性があるかもしれないのだ。
   
それがどうした、と言われるかもしれないが、私はちょっと唾を付けておく(~_~;)。今後、大きく注目されるようになったときに、ちゃんと私は10年以上前から注目していたんだよ、今回の再興戦略にも入れられているのに気付いていたよ、とアピールするために(笑)。
 

Photo (農水省HPより)

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コメント

リグニンの一方で、『膠』への田中さん見解をご披露ください。
当方では、木工方面の接着でニカワを使用中です。

膠ですか。。。見解というほどのものはありませんが、ようするにゼラチンですね。
食品のほか接着剤になりますから、もっと膠が使われることで、畜産や野生動物処理(ようするに獣害対策)の際に資源化して、収益を上げられないかと考えたことはあります。

それと、古代・中世の建築や木工、日本画などにも膠を使っているらしいのですが、その耐久性や強度はどうなのか、現在の合成樹脂による接着剤と比べてどちらが優秀か気になるところです。

コメントを賜りまして有難うございます。。

石油系で無い、自然塗料を使用しておりますので、どうせなら接着剤も自然由来を!、と考え、ニカワを使用しております。

ご指摘の点を、当方での『木工接着利用』に於ける耐久性や強度などについて「検証」を進めてみます。

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