Wedge10月号に「捕獲すれども被害は減らず、間違いだらけの獣害対策 」を執筆しました。
それがウェブ版のWedgeInfinity に転載されました。
これ、実は半年ぐらいかけて取材していて、なかなかの力作です(笑)。
もともと、現在の獣害対策はおかしい、間違いだらけだし、ジビエ振興が対策になるわけがない、という私の見聞から始まった。その点からすると、2年以上前にもYahoo!ニュースに「
ハンターが減ったから獣害が増えた?いえ反対です 」という記事も書いている。
しかも、Wedgeの記事として取材を初めてから「獣害とジビエは違うのだから、別の記事にしようか」と提案されて、それで先に書いたのが「
ジビエ・ビジネスの光と影 」である。
ついでに言えば、派生して書いたのがYahoo!ニュースの「
獣害駆除にもアニマルウェルフェア 」。こちらの取材はWedgeの記事を書き終えてからではあるが(^o^)。
結構、動物記事は多いのだよ。
゛
もともと私の森林ジャーナリストとしての原点は、野生動物にある。。。。というと不思議に思われるかもしれないが、かれこれ学生時代まで遡る話。ボルネオにオランウータンを追いかけに行ったのが、森林問題に目覚めるきっかけだった。卒論も獣害だったし。
だから、原点なのだよ、この記事は。
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田中さん
ここ2、30年あまりで(イノシシやシカなどの)獣害が増えた理由について
一番の理由は(昔に比べて)人間があまり山に入らなくなったことだと思います
戦後、電気やガス、石油が普及したことによって薪や木炭の需要が激減して山林の手入れがされなくなったことと、(過疎化や高齢化で)山間部を中心に耕作放棄地が増えたことがなどが主な理由だと思います http://capturefood.blog83.fc2.com/blog-entry-916.html
投稿: スパイダーマン | 2018/08/16 20:34
人が山に入らなくなったのも原因ではありますが、その前段階に野生動物が増えた、という事実があります。獣害につながる野生動物が増えて、それが人里まで姿を現すようになったというのが順序でしょう。
なぜ増えたのか。それは端的に言えば餌が増えたから。今、日本の山はシカやイノシシの餌だらけです。
投稿: 田中淳夫 | 2018/08/17 16:50
田中さんへ
「間違いだらけの獣害問題」について
私の考えとしてあなたが主張している「ハンターが減ったから獣害が増えたのではない」には賛同します
ただ、その内容についてちょっと言わしてもらいます
戦国、江戸~昭和中期までは山間部の農家や山仕事をする人にとって猟銃は必需品でした(狩猟や威嚇目的で)
彼らにとっては狩猟は趣味ではなく田畑や作物や自分の身を守りためのものでした
その後、農林業の衰退や過疎化、高齢化に伴ってそういう猟師は激減して現在はわずかしかいなくなりました
代わりに趣味目的のハンターが増えました(農家ではなくサラリーマンなど)
それでハンターが増えても獣害が減らないということです
農林産物を守るより多くの獲物を仕留めるのが目的
※下手くそな文章ですみません
投稿: スパイダーマン | 2018/08/17 23:24
獣害問題の本質や猟友会の実情については、(サイドバーにある)拙著『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』に詳しく記しましたので、こちらをお読みください。
投稿: 田中淳夫 | 2018/08/18 09:31