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森と林業と田舎の本

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2017/11/19

自分の記事の直し方

今回は、私の門外不出?だったはずの原稿の書き方をご紹介。 

 
 
発表するメディア媒体はもちろん、テーマも長さもみんな違うのだが、なかには似たものもある。また、以前に書いた記事と同じテーマを、改めて別のメディアから依頼があったりする。
そんな時は、どうするか。
 
実は、ときどきコピーする(笑)。
 
先に書いた自分の記事をコピーして新たな原稿面に張り付ける。そのうえで手を入れていく。
必要なのは、同じ表現を使わないことと、文章の構成をガラリと変えることだ。 
 
 
まず出だしを変えなくてはならない。もっとも大切な部分に別の話題を持ってくる。
そのうえで、重心を置く点を別のものに置き換える。前回は2、3行で済ませたことをたっぷり書いたり、逆に前回の中心テーマを外したり。
 
また、新しい話題も挿入しよう。意外と後からもっと面白いエピソードを思い出したりするものだ。それが膨らんだら、前回のエピソードのいくつかを消す。
 
不思議なのは、そうして変えていくうちに、別の視点を思いつくことだ。前回とはまったく違った視点で論じると、ときとして結論さえ変わるのだが、それも面白い。
そんな場合は、改めてゼロから書き直すことだってする。
 
 
表現も、同じ意味でも別の言葉に替えたり、テニオハを変えたり。能動態を受動態に変えると、わりと変化がつく(^o^)。
 
文章量が違うから、削って短縮することもあれば、加筆して増やすこともある。媒体によっては、柔らかく一般向きの説明にしたり、思いっきり専門用語まじりにすることも。笑いを取ることを心がけて苦労もする。
 
まあ、ここまですれば大丈夫だね。どう見ても、別の原稿だ。一部に同じ言い回しが残ったとしても、自分の原稿の著作権は自分が持つわけで、盗作にはなるまい(笑)。
 
たいてい、後で書き上げた原稿の方が面白くなっている。やっぱり寝る・練る(時間を置く・推敲する)作業は大切だと実感する。 
 
 
先日、2年以上前に書いた原稿のゲラが今頃届いた。それは、某出版社が某〇〇百科事典をつくる、と言って依頼のあった原稿なのだが、なんとそのまま放置されていたのである。
私は年末になると問い合わせるのだが、その度に「ほかの先生方の原稿がまだ集まっていなくて……」と逃げられる。そんなの関係ないから原稿料払え、と抗議するのだが、暖簾に腕押し。
 
今年はいよいよ内容証明を送ろうと思っていたら、とうとうゲラが届いたというわけだ。(まだ原稿は全部揃っていないという。)
学識者に査読を通したという。しかし、句読点の打つ場所など文章作法のようなところにしか赤が入っていないではないか。そんな作風にかかわる点に素人(大学教授は文章の素人だろう)に手を入れられるほど落ちぶれていない。
腹が立つのだが、とりあえず一切の赤を受け付けないことを編集部に通告した上で、内容を見直した。2年も経てば、状況も変わるし私自身の思いや意見も変わるのだよ。
 
結局、全体の半分以上を新たな文に書き直した
 
薄謝のうえ2年間も待たせた原稿に、こんな手間をかけるなんて我ながら馬鹿くさい。しかし、サガだね。直さずにいられない。。。
 
 
ところで最近、私の書いた記事とそっくりな記事を見かけた。同じところを取材して、同じテーマで書くと似てくる面はあるかもしれないが、出だしの話題が同じだと、展開も似てくるし、知ってか知らずか盗作一歩手前だよ。いくらその後をひねって結論を変えようとしてもね。プロなら、他者と違った文章にすることに心血を注ぐもんだ。
 
恥という字を思い出してほしい。。。
 

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