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2017/11/20

製紙会社の農業ビジネス

最近は、製紙会社が農業ビジネスに取り組んでいるそうだ。

 
栽培するのは、薬草や高機能茶など。王子製紙は漢方薬の甘草栽培に乗り出し、日本製紙はカテキンやアントシアニンの豊富なチャノキの新品種「サンルージュ 」の苗づくりを行っているという。なんでも赤いお茶なんだそうだが……。
 
まあ、ここでは何を栽培するか、ではなくて、農産物の栽培ビジネスに手を広げていること。
 
これまで製紙は装置産業的だった。紙の需要が減ったからと言って、乗り出すのはセルロースナノファイバーなど、これも装置産業。木質などの原材料の加工・利用ビジネスだった。そこから一歩原材料生産へと遡ったのか。
 
 
ただ私が感じたのは、先に林業家が取り組むべきじゃなかったのかな、ということ。
林業も斜陽なら、新たな商品づくりに乗り出すべきだし、その中には農業的な栽培は十分に射程に入るべき。林業家が自分の山で栽培した農作物を製紙会社に売り込みに行く……という方が順序としては正しくない? と思ったのである。
 
実際、林床で薬草栽培する林業は過去には広くあった。林内放牧のような畜産との組み合わせもあった。
 
先日、某地での講演の後に、森林組合の人から電話がかかってきて、私が話した「林床によるアジサイ栽培」の話が気に入って、考えたいと言ってきた。正確には、林家がやるのではなく集落でやりたいというのだが、どちらにしても樹木育てるより時間はかからないし、当たれば利益も大きい。
 
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もうちょっと、森林経営を柔軟に考えてみたらよいのだ。土地からいかに収益を上げるか、という課題に取り組むのだから。本来なら土地に近い者が思いつくべきではないか。
 
なんか、製紙会社にサキドリされているが残念。製紙会社の方が柔軟?
 

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コメント

いわゆるアグロフォレストリーでしょうか?すでに取り組んでいる森林組合もいくつか過去に見ましたが、日本ではあまりメジャーではないですよね。

スギ林、ヒノキ林、カラマツ林などそれぞれと適性のある農作物の研究などが行われて、それが広まれば普及するかも…?みんながみんなやると、希少性が無くなるでしょうか?

製紙会社の場合は、農地で栽培するのでアグロフォレストターではないでしょう。ただ製紙原料の樹木栽培で培ったバイオ技術などを応用している。

ごく稀に林床栽培などに挑戦する林業家もいますが、キッチリ成功するまで頑張る例は、さらに希少ですね。アジサイ栽培はその一つなんですが。
みんなが取り組んで希少性がなくなるほど広がれば、また別の作物を考えたらよいと思いますよ。

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