ワイドショーで野村沙知代の死去について取り上げられていた。
そこに登場する芸能マスコミによると、あの猛烈なキャラは実は擬装で、夫婦仲は良く、優しい人柄だったのだという。
え~と声を上げたくなった。私は大昔、新人の頃に野村夫人に多少絡んでいる。まだ彼女がサッチーと呼ばれて芸能界で引っ張りだこになる前だ。そんな思い出話を。
あれは、まだ私が新人だった頃。何の媒体だったかはっきり思い出せないが、リクルート系の就職活動を行う学生向きのものだったと思う。
そこで野村克也監督にインタビューすることになった。で、アポイントを取るための電話を入れたのである。
そこに出たのが、夫人。当初は何者か知らなかった。。。が、監督のマネージャー的な役割を果たしていたのだろう。監督に電話は代わってくれないので、夫人にせっせと企画意図を説明して、インタビューの承諾をお願いした。
かなり不機嫌そうで、私の話を聞いているのかわからない(泣)。でも、話し終わると、しばらくの沈黙の後に「何月の何日、何時ね」と言った。
どうやらOKらしい。そして取材可能日時を指定したのである。記憶では1週間ぐらい先の夜だったはずだ。
アポが取れたのだからほっとしたのだが、不安に包まれる。本当に通じているのか?
あのぶっきらぼうな返事では、本当に監督に伝わるのか心配になったのである。
その後、結果的に私が取材に行くことにはならなかった。取材するのは監督の東京の自宅なので、東京のライターに依頼することになったのだ。
それでも心配なので、私は前日にもう一度電話した。夫人が出た(~_~;)。
そして「明日〇〇時に〇〇がお訪ねしますのでよろしくお願いしま~す!」と確認・念押ししたのである。
その時も、夫人はぶっきらぼうというか、ほとんど言葉を発せず、不機嫌そうに電話は切られた。でも、まあ、とりあえず念押ししたからね!
さて、ライターから取材後の連絡を受けた。
すごかったそうだ。
なにしろ、訪れたら野村監督と夫人は夫婦喧嘩の真っ最中(°o °;)。
それでも要件を言うと、監督は取材のことを何も知らなかった……。が、サッチーから取材を入れていたことを伝えられると、応じてくれたのだそうだ。おかげで? 夫婦喧嘩は収まったというわけ。
内容は、結構いい話が聞けたみたい。(打率)2割5分の才能しかない者が練習しても足りない部分をデータと頭脳戦(策略)で埋めて打率3割に持っていく……といった野球論にひっかけた人生の選択みたいな。
だからインタビュー記事に関しては問題なく収まったのだけど、野村夫人ってすごい人なんだなあ、と痛感したのである。で、それからしばらくして野村夫人は「サッチー」として芸能界に登場して旋風を巻き起こし、あのキャラで人気を博していくのだが……。
だから、私はサッチーのキャラが外向きの擬装と言われても信じないのである(笑)。
取材のためのアポ取りとか、実際に先方を訪れてインタビューする際の基礎をこの時代に身につけたんだなあ……と若き時代を振り返りしみじみする今日この頃。年ですな。。。
探すと、当時の記事が奇跡的に見つかった\(^o^)/。
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