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2017/12/12

スイスの憲法改正とダイジョーブ

週末は、谷山浩子コンサート。至福の時間を過ごしたv(^0^)。

ま、その足で親戚の通夜に駆けつけることになったのだが……。 

そんなこんなの合間に考えたのが、これ。スイスが今年9月に憲法改正の国民投票が成立したということ。それも安保体制を強化するために……。

 
ただし、食料安保条項だけどね。賛成票は78,7%。なかなかすごい数字である。ただし投票率は46%。
 
内容は、「スイス国民の、量的に十分で安全かつ誰でも入手可能な食料への常時アクセス」というもの。
具体的には、農地の保全。地域の条件に合致した生産。市場の要求を満たすこと。持続可能な発展に資する貿易。資源保全に資する食料の利用
 
なんだか難しいが、環境負荷を避けて、しっかり生産しろよ……ということだろうか。安易な農地拡大を認めないし、輸入も増やすな、食料ロスを出すな、と厳しい条件を表明したということだろう。しかも自由貿易を守りつつ、食料安保を達成するように工夫されている。
種子法を廃止して、農業の自由主義化(グローバル化)を進める日本とは真逆かも。
 
ただし、現在のスイスの食糧自給率は55%ぐらいらしい。多分、日本と計算方法が違うと思うが。
 
 
詳しいことは、私もまだわからない。細かな背景を知らないと理解できないこともあるだろう。もともと連邦国家で、国より州の方が強いというお国柄だが……。しかし、こうしたテーマを憲法に盛り込むというのは国民性だろうか。この次は林業改革で憲法を改正するかもなあ。
 
すでに直接支払い制度(面積支払い)もあるし、持続可能表示もある。景観維持や望ましい生産方式による支払いもある。こうした政策は12年も前から進めていたようだ。
 
 
 
 
ここでも日本の思いつき憲法改正と比べて真逆だよな。
 
 
 
谷山浩子の新譜に「白雪姫と七人のダイジョーブ」という歌があるのだが、誰が何を守ってくれるからダイジョーブなのか……聞き終えてしばらくすると、ぞっとする歌なのである。
 
 

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コメント

僕が以前住んでいたスイスの町では21世紀に入って憲法を全部リニューアルしました。地方分権度の極めて高いスイスでは、国レベルの他、州レベルや市町村レベルでも憲法があります。また直接民主主義を取り入れていることもあり、年間で10以上ある国民投票のなかに、時々憲法改正がまぎれていることは珍しくありません。憲法と法律の住み分けが若干日本とは異なることと、時代時代で進化する人権観など基本的な考え方の変化に添うように憲法を変えていくという憲法観の根本的な違いがあり、日本とは比較のしようもないくらい別物という印象です。

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