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2018/01/25

木材輸出は好調だが

日経新聞にこんな記事。

 
Photo
 
昨年の木材輸出額が320億円前後に達して、40年ぶりの高水準なんだそうだ。
この記事を読んで最初に思ったのは、40年前というと1970年代だが、その頃に今より多くの木材輸出をしていたことに驚いた(笑)。
 
ともあれ国内木材生産額の約1割を占めるという。ここまで伸びたと見るか、まだまだ小さいと見るか。
 
それ自体は結構なことなんだが、量が書いていないので、山元の立米当たり木材価格がわかりにくい。輸送費込みで、これまでより10%値上げした価格が130~135ドルとあるが、中国までの運賃はどれだけかかるのか。。。
単純に総額をこの価格で割ると、220万立米くらいになる。
 
2000年頃に初めて宮崎が中国へ木材輸出を始めた時は、めざせ100万立米だったから、気がついたら超えていたというわけだ。
 
7
鹿児島県志布志港の輸出用原木。
 
 
ただ中国向けは梱包材とあるから、上等な木ではないだろう。やはり量で稼いだ金額だと見る。ニュージーランド材より安いともある。
 
早生樹種で工業的なニュージーランド(多分、ラジアータ)材より安いというのは、しわ寄せを山主に被せて安くしているのではないか。
このままだと、日本の木材はブラックに安いと海外に情報発信していることになるだろう。
 
ただ、国内でもバイオマス材のようにFITで下駄を履かせて高くした用途があるのに、あえて輸出するのは、中国需要はバイオマス燃料よりは高いということ?
それならそれで歓迎すべきかもしれない。本の少し前に中国が日本の森を買い占めていると決めつけて大騒ぎしたのに、木材を買ってくれるのには文句言わないのね(^^;)。
 
ただいつまでも安い梱包材では持たないだろう。早く高価格用途を見つけ出さないと、本当に誰かが「中国が日本の山を丸裸にした」と言い出すかもしれないよ。

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