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2018/03/09

Yahoo!ニュース「無花粉スギに未来はあるか?」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「無花粉スギに未来はあるか? 」を執筆しました。

 
Yahoo!ニュースには毎年春頃に花粉症関連の記事を書いている。とはいえ、今年は品切れかなあ……と思っていたら、編集部から「書いてください」という依頼が(笑)。
 
そんなわけで今回は絞り出すように書いたのだが、別に無花粉スギに焦点を当てるつもりはなかったのに、書いているうちにこうなってしまったのだよ。
 
タイトルも仮に打ったままアップしてしまったし……。
 
ただネタ探しに調べてみると、花粉症に関する論文はたくさんネット上にもアップされている。みなが関心を持てば研究者も増えるということだろう。なかには何をいいたいのかわからんのもあったが……。
 
 
とはいえ、無花粉スギの研究は、どうにもつまらない。植物育種上はともかく、この木材需要が縮小していく時代に何がなんでもスギを植えたいというのは時代遅れではないか。
 
それに花粉症自体が、近年は世界中で蔓延している。もちろんスギのない国でもだ。それぞれの土地に生える木々の花粉に反応する人々が増えているのだ。それがなぜなのか解明してほしいなあ。

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コメント

こんばんは!記事を読みました。確かに、再造林の際に杉を植えなければ良い話で…(笑)苦労して無花粉杉を作った研究者の方々へのお気遣いなのでしょうか?生涯、無花粉を通して過ごすのでしょうか?育ってみないと分かりませんよね。

花粉症というよりアレルギー症候群として捉えると、世界的、いや人類的な問題です。あまりスギに矮小化するのはどうかと思います。

そうですよね!杉ばかり悪者にしないで欲しいです。花粉症が流行り出した年代と、年間の流行る季節…大陸から飛んで来る○○2.5との合わせ技の様な気がします。

無花粉スギ林が主流になれば花粉スギ林保護の動きも必ず出てくる。スギ花粉巡りやスギ花粉浴等が流行しスギ花粉100%の特産品、健康食品、お中元も現れる。これはきっと林業再生に繋がりますよ。

スギ花粉浴!(@_@)。
そのうち杉花粉から抗ガン剤が開発されてブームになるかもね。

スギ花粉飛散情報をテレビで流しますが、何かの『企み』を感じますなー

そのうち「スギ花粉は宝の山」とか「スギ花粉の成長産業化」が叫ばれます。「スギ花粉の経営管理戦略」が練られて閣議決定されるでしょう。
今のうちにスギ花粉を溜めておいた方がいいですよ。10年後にはスギ花粉から抗ガン剤が発明されるから(きっと)。

 まぁ利用する側が胡散臭いんでしょうね~
 仕事で何人かの育種系の研究者と知己になりまして、彼の方たちは何年もかけて(一人の研究者では結果が出ないほど)粛々と研究を続けておられます。
 育種業界的には、それこそ何十年もかけて、交配品種改良が2.5世代がやっと整理されている状況ですし。

 特に、国の育種センターの方々は、気の長い仕事をしていたところに、森総研と合併させられたり、急に成果主義を持ち込まれたり。
 コンテナ苗木に絡むエリートツリーの開発なんかでは、苦笑いされてました。

 しかしながら、地方発(北陸・神奈川)ですが、育種に光が当たったことにより、育種研究者達にも活気が出てきたことは事実で、予算付けも少しは改善されたとの話も聞きます。
 また、この10年カラマツ材需要が爆発的に伸びている中、カラマツの種子が全国的に足りない状況になっており、もう何十年も放置されていたカラマツの育種にも光が当たっているようです。(岩手の育種場の方が環状剥皮を地道に研究していたようです)
 無花粉スギを発端とするプロパガンダ的な側面は否めないのですが、基礎研究が活気づいたことは、私的にはうれしいことですね。

私も取材したことがありますが、育種の仕事は本当に大変で、成果が出るまで何年かかるかわかりませんからね。エリートツリー苗もうさん臭いと思っています(~_~;)。
今はカラマツですか。地道な研究に光が当たるのはよいけれど、「長年の研究を利用する」のではなく「目先の利用のために研究する」のは何だかなあ、と思います。

 有給休暇なので連投です^^;
 大体、林学系では目先の研究は、結論が出たところで風化するというオチが多いいですね。
 あまり、目先にとらわれていると山武スギの溝腐れみたいなことにもなりますし。
 脱線になりますが、コンテナ&エリートツリーで植栽本数が減ってコスト削減というのも、保安林が多いところは植栽条件が緩和まで行政が手が回っておらず、苦笑してしまうような状況もありますね。(もう行き当たりばったり感満載で)
 いずれ、林学こそメンデルのような腰を据えた研究が望ましいと考えますし、そこにお金をつけてくれる役人が出ないかなァ~などと考えています。
 あと、立ち回りのうまい研究者は流行りものにも手を出しながら、ライフワークに勤しむという方も意外といて、その辺の四方山話を飲みの席で聞くと、御用学者もなかなかなどと感心してしまします。

コンテナ苗、現場から不満噴出です。これまでの裸苗ならザックに200本300本担いで植林地に入れますが、トレー状のコンテナ苗だと運ぶ手間がメチャクチャ増えるんです。急斜面をトレーを両手に移動なんて……。
苗の活着率ばかりに眼を向けて肝心な作業効率を忘れていたのかもしれません。

研究と実用化の乖離はやっかいな問題です。

現場で汗をかけば、最適が見えてきます。
現場にいらっしゃ~い♪

あのー、皆伐面積が増えている中で安定的に苗の大量生産できるのがスギくらいなので、花粉症対策用のスギ苗が再造林に活用されているだけのような気がするのですが、違うのでしょうか?
 再造林は別に広葉樹でもいいと思うですが、有用な広葉樹で毎年、大量に種子が生産できるなんて聞いたこともないですし、スギのように需要に合わせて生産するのは無理でしょう。
 以上のことから、再造林に何を植えるかは単純に苗木生産の問題が大きいと思うのですが、いかがでしょうか?

ええ、まともに苗生産をできるのはスギとヒノキくらいしかないことは百も承知。しかし苗が足りなくなるのは10年以上前から言われてきたことで、それに対処してこなかった責任はあるでしょう。
これは研究者だけではなく、業者も林政関係者も重大です。

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