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2018/04/08

幻の空中デートとウメノキゴケ

今日は久々の彼女とデート♪♪♪

 
場所は生駒山上遊園地(^o^)。
 
ここに残る日本最古の大型遊具・飛行塔で飛行機に乗る予定なのだ。これで標高650メートル以上に達し、東京スカイツリーなんぞメじゃない快感を感じる……はずであった。
 
1
 
見よ、この青空。そして山上ゆえに下界では散っている桜が満開のままなのだ。こんな素晴らしいロケーションで彼女と空中デート\(^o^)/。
 
……のはずが、なんと飛行塔は運休なのであった(泣)。
なんでも、故障を直す部品が手にはいらないとか。。。ああ、さすが最古!
 
なんとか4月末までには直しますというのだが……。その日にまた出直しじゃあ(涙)。。
 
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残念ながら、彼女は写真を撮らせてくれないので私のカメラの写角に入らない。決していないわけではない。幻ではない。ただ写真に撮られると魂が抜かれるそうだ(°o °;)。無理やりカメラを向けると緊張状態が走る(⌒ー⌒)。
 
 
ともあれ、桜の美しさの際立つ山頂だった。今年の桜はあっという間に散ってしまったから、ちゃんと満開桜を見る暇がなかったような気がするが、こんな機会に楽しめるとは。
 
ところでサクラの幹にはウメノキゴケがびっしりついている。ちょっと拡大してみよう。
 
1_2
 
これ、正確には藻類と菌類の共生した地衣類だ。藻類は光合成を行い、菌類が水分を集める。菌類は水を提供しつつ藻類より炭水化物を受け取る。お互いが助け合いつつ、生存する生命の営み。
片方だけでは生きづらいが、かといって一方的に寄生したり助けるのではなく、お互いの利点を交換するように生きる姿である。
 
ちょうど今度出版する本の原稿に人と動物の共生とは「みんな仲良く」ではなく、「みんなスキなく」緊張関係を保った間柄であると記したばかり。
実はウメノキゴケだって一緒、緊張状態になる幻の空中デートとも一緒なのだよ(笑)。

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