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2018年5月

2018/05/31

目黒不動尊の木の上に

東京で訪れた林試の森の隣に「目黒不動尊」(瀧泉寺)がある。

川上村の龍泉寺を思い出す(^o^)。なにかつながっているような……。
 
もしかして、この寺に土倉庄三郎も眠っているのかも、と思って訪れたが、本堂などを参拝したところでこんな光景を見た。
 
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実は、目黒不動尊には青木昆陽も祀られている。江戸時代に甘薯、つまりサツマイモの栽培を広めた功績だ。飢饉に役立ったのである。
だから目黒不動尊境内でもサツマイモ栽培をしているのだが、その畑の横の木で何をしているのか。。。。?
 
そう、樹上伐採(特殊伐採)、つまりアーボリカルチャーであった。枝が伸びすぎて畑が暗くなるからだろう。
 
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こんな風に登っている人の姿。
 
東京にも特殊伐採の仕事は広がっているのだろう。いや、むしろ都市部で需要は増えているはず。もしかして、手がける業者は林業関係者かも。
これからは都市林業が広がることを確信したのであった。
 
記憶にある人、いませんか~(笑)。
 
 

2018/05/30

マダニ顛末記

東京では講演して目黒界隈を歩いただけではない。そして新幹線の事故に巻き込まれて朝帰りになっただけではない。もっと別の、大きな事件があった。。。。

 
実は、東京に泊まる晩、ふと気付くと下腹部が腫れている。なんだかカサブタのようなものが付いている……とよく見るとダニであった!
 
おそらくマダニ。マダニは、恐怖の病気を持っている。ライム病重症熱性血小板減少症候群なんて恐ろしげな種類もある。実際、亡くなる人もいるのだ。
 
やられた。一体、いつ付いたのか。東京ではないだろう。振り返ると、その週のはじめに京都の山に入ったのだった。そして穴もぐりをしていた。その際に地面に腹這いになったから、あの時に身体に付いた可能性が高い。
 
しかし、それから2日後に気付くとは。
 
ただ、たいして血も吸われていない。どうするか。明日は1日東京なので病院に行けない。明後日までダニが食いついたままにしておくのは気持ち悪いし、その間に毒液を流し込まれて悪化しても困る。
 
そこで自分で取り除くことにした。もちろん、頭や口吻を体内に残すと危険なので、注意深く傷口を観察してダニを引っ張ることなく口吻を外させるダニは同定のために保存
 
よし。ころりと落ちた。我ながら上手くやった。腫れているということは、すでに毒液が入っているのだろうが、痛くもないし熱も持たない。翌日も大丈夫だろう。
と判断して、2万歩歩いて酒も飲んで(~_~;)、あとは帰ったら消毒しておこうと思った。もちろん念のため病院にも行くつもりだが。
 
そこで新幹線事故に巻き込まれたわけだが。。。
 
翌朝帰り着くと、打ち合わせがあるので仮眠をとって出かける。結局、皮膚科の医院に出かけたのは午後になった。一応検査を受けるためと、腫れを引かせる薬がほしいから。
もちろん、保存しておいたダニの死骸も持参した。
 
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ところが、説明するなり、その女医は「すぐに病院行って、切除手術を受けて!」と言い出す。
私のダニの採り方は信用ならんという。目に見えない口器(口の器官全体)の一部が体内に残っていたらどうするの? なお、この医院では切除手術はできないという。
 
そこで皮膚科のある病院に連絡してくれるが、その日は診療が終わり、翌日は土曜日でどこもやっていないのよ。良く月曜日まで待たねばならない。とりあえず血液検査を受けた。
もし、熱が出たり体調が悪くなったら救急車を呼んで!
ここまで言われたら怖くなる。
 
幸い、翌朝に出た結果は血小板の減少もなく、問題なかった。ただ腫れは引いていない。。。
 
で、土曜日は重要な会議があり、終了後に酒を飲んで(^o^)、夜遅く帰ったのであった。
 
そして日曜日を過ごす。幸い、まったく体調に変化なく傷口も痛まない。腫れも引いてきた。
とはいえ、月曜日に大学付属の大病院へ紹介状を持って朝から行く。
かなり待たされたが、診察を受けたところ(また女医だった)、すぐ手術!
 
と言っても、局部麻酔でパイプのような器具を使って行った切除は1分とかからなかったけどね。ダニの食いついた跡の5ミリ塊の肉片を切り取られたよ(泣)。口吻が残っているか検査するそうだ。ちなみにダニの死骸もホルマリン漬けするという。もしかして研究材料にされるかもなあ。
そして2針縫われた。執刀は若い男性医師だったが、若い研修?女医がじっと見学しているという環境。。。なんか女医づいている。
 
 
そして本日に至る。まったく痛みはない。腫れも引いてきた。ただ赤くなっている。
 
来週に抜糸が必要だが、それまでに悪化しないことを願う。
 
ちなみに明日から週末は北海道である。以前、十勝の山林を視察した際に、ダニの除去専用ピンセットをいただいたのを思い出した。これを持ち歩こうか。
 
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やっぱりマダニは恐ろしい。診断・検査・手術と、出費は、ざっと1万5000円くらい。まだ抜糸費用もかかる。(懐が)痛いよお、恐ろしいよお(;´д`)。

2018/05/29

Yahoo!ニュース「日本の木材は世界一安い?高い?」を書いた理由

Yahoo!ニュースに「日本の木材は世界一安い?高い? 」を執筆しました。

 
実はネタモトはみんな先日の大分行で仕入れた内容です(^o^)。中国と台湾は別々に。
中国への木材輸出は宮崎が先鞭を付けたことを思うと、やはり九州に情報がある。この点は近畿や関東にいたら感じにくいのかもしれない。
 
 
この件で台湾林業についても少し調べたが、面白いね。いや面白いというより意外すぎる。
森林率は58%と、日本と大きくは変わらない。全土は山がちで森林に覆われているのだ。だが、台湾では木材生産も少ないが加工業も少ない。まったくインフラが整っていない。
むしろレクリエーション林業が盛んなのかもしれない。
 
昨日の龍次郎は、台湾で林業を興した「林業の父」であることを考えると、なんという様変わりか。
 
 
ちなみに省略したが、輸出先としてはベトナムもある。こちらはベトナム国内で需要があるのではなくて、木材加工してまた輸出するのだ。つまり、ここでも原料の安い木材を日本から仕入れて、加工で儲けるという、かつての日本の加工貿易を推進している。
 
日本て、ホント原料供給国、一昔前なら発展途上国扱いした国際的地位なのだ。
 

2018/05/28

目黒の龍次郎

目黒で私が訪れたのは林試の森公園だけではない。

 
なぜ、私が目白界隈を歩いたのか。その理由は、土倉龍次郎にある。
 
土倉庄三郎の次男・龍次郎は、台湾で事業を興していた。そして樟脳生産、林業、水力発電などの先駆者として大きく羽ばたいていた。とくに1万ヘクタールの山林を租借して行った林業は、いわば台湾の山林王と言うべきものである。
だが、本家の経済危機で全財産を処分して日本に帰る。それから拠点を置いたのが目黒だったのだ。
 
だから、今回目黒に宿泊すると決まってから、ちょっとその足跡を歩いてみたわけ。
 
具体的には、まず最初の家は、目黒駅の近くだったそうだ。そこで温室をつくってバラやカーネーション、メロンなどの栽培を始める。やがてカーネーションに絞ってカーネーションの生産と育種に取り組んだ。
だが、目黒駅に操車場をつくる計画に敷地が当てはまって立ち退くことになる。
 
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現在の目黒駅。まったく面影はない(^o^)。
 
そこで次に拠点を構えたのが、林業試験場の隣だったそうだ。3300坪の敷地に11棟のアメリカ式温室を建てて、カーネーション栽培を展開した。当時のその界隈は、田畑と農家の屋敷林が点在する土地だったそうだ。
 
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これはイメージ。アメリカ式温室なら300坪はある巨大なもの。こんな規模だろうか。
 
園内には小川も流れていたとか。もっとも、私が歩くと、林試の森の周辺はマンションなどが立ち並んだ住宅街になっていた。わずかに目黒不動尊だけに緑がある。だが、肝心の林業試験場はどうだったのか。
 
ときに明治40年。林業試験場が作られて日も浅いが、おそらく度々顔を出したのではないかなあ、と想像する。
試験場では、さまざまな樹種を植えてより木材生産に適した樹種を研究していた模様だが、なかには熱帯木もある。台湾に暮らした龍次郎には懐かしかったのではないか。
 
……そんな思いを持ちながら園内を歩くと、こんな木があった。
 
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コウヨウザンだ。台湾に多い中国杉とか福州杉、広葉杉などと呼ぶ樹種である。昨今は早生樹種としても関心を集めているが、龍次郎もこの木には注目していたようだ。川上村にも植えられているのは、以前紹介した。
もしかして、龍次郎が推薦したということだって……。
 
現在生えているのは細くて、年数はそんなに経ってないと思われるが、コウヨウザンと龍次郎にはわりと深い関係があるのである。
 
そんな思いを持って、公園内を歩いていたのさ。
 

2018/05/27

都立林試の森公園にて思う

東京の講演終了後、私は目黒駅前のホテルに泊まった。

そして翌朝は目黒駅周辺を歩くとともに、都立林試の森公園に向かった。
 
目黒界隈は、意外とアップダウンのある地形である。駅からわりと下って徒歩20分くらいだろうか。目黒不動尊(瀧泉寺)の隣にある。
 
なぜ目黒駅なのか、なぜ林試の森なのか、という理由はちゃんとあるのだが、それは改めて紹介するとして、実は林試の森を訪れるのは初めてではない。20代の頃に一度訪れている。
 
それは……デートであった(^o^)。
 
東京にいる彼女(と言ってもつきあっていたわけではなく、昔からの知り合いで、久しぶりの邂逅であった)と待ち合わせたのが目黒駅前で、それから目黒寄生虫館を訪れ、そこから足を伸ばして林試の森を訪れたのだった。
 
ちなみに、このコースを選んだのは彼女。某研究所勤務の彼女はなかなかマニアックなのであった。そういや彼女は、当時鳥類の寄生虫を研究テーマにしていたんじゃなかったっけ。
 
とはいえ、その時と今回はずいぶん様子が違う。当時はもっとだだっ広かった気がするのだが、今回はわりとこんもり、巨木の立ち並ぶ公園になっているので驚いた。
 
なお、「林試の森」という名だが、説明の必要はないかもしれないが、かつて林野庁の林業試験場(現在の森林総合研究所、いや国立研究開発法人森林研究・整備機構)がここにあった名残だ。それが筑波に移転した跡地を都が公園にしたものである。
 
だから、こんな碑がある。
 
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林業研究発祥の地、である。そういや、本多清六などが学んだ東京山林学校も、最初はここにあったのではなかったかな。
 
 
今回訪れてちょっと驚いたのは、この森には想像以上に多くの外来樹種が植えられていたこと。相当珍しい木もあるが、植物園とは違って木材生産に役立つかどうかという視点で選ばれたのだろう。
明治時代に植えたものは、現在かなりの大木になっている。
 
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昭和初期の試験場内。
 
広くて比較的平坦だから、ジョギングをしている人や、幼児の遊び場としても重宝されているよう。こんな公園の近くに住んでいたら借景になるうえに日々歩けるから羨ましい。
 
 
彼女、今はどうしているだろうな。。。と、しんみり懐かしい。

2018/05/26

もう一人の森林ジャーナリスト

話題沸騰?している日大アメフト部の危険タックル事件。

先日の新幹線遅延に巻き込まれた私は、時間潰しにスマホでこの事件の関連記事を読んでいたのだが、関係者の対応のお粗末さが、どんどん混迷を深めている(~_~;)。なかでも日大側の記者会見で司会を務め、記者に喧嘩を売って名を挙げた?下げた?のが米倉久邦氏

 
驚いたのは、彼の肩書は日大広報担当だけでなく、元共同通信記者(論説委員)である上に、なんと森林ジャーナリストとなっていた。
 
 
ショック(°o °;)。。。
 
 
私以外に、この肩書を使う者がいたとは。。。
私の定番の自己紹介は、「日本唯一の森林ジャーナリストにして、日本一の森林ジャーナリストです」というのがあるが、これでは使えないではないか!
 
商標登録しておくべきだったか? オイオイ
 
 
ちなみに私の本棚にも、彼の本が1冊あったが、そこにはフリージャーナリストとか森林インストラクターとあって、森林ジャーナリストとは使っていないようだ。
 
ちなみに「日本の森列伝」は、内容は日本各地の森の紀行でありルポである。あんまりちゃんと読んでいないヾ(- -;)のだが、奈良の春日山原始林と、大台ヶ原が取り上げられていて、土倉庄三郎の磨崖碑にも触れている(ので、購入した)。
ま、私とスタンスが違うが、こうした本を書いたことから森林ジャーナリストの肩書使いだしたのかなあ。。
 
 
困った。今後は「日本唯一の森林ジャーナリスト」を自己紹介から外そうか。。
でも、「日本一の森林ジャーナリスト」は残そうかな。。。
 

2018/05/25

Tenseの木製腕時計

東京巡業……じゃない講演から昨日帰るはずが、今朝になってしまった。

東京駅でライター仲間や編集者と一杯飲んで、いい気分で新幹線に乗り込んだところ、名古屋を過ぎたところで止まってしまったのである。
米原の信号の故障とかであったが、結局日付をまたぎ、新大阪に着いたのは午前3時前。 JRの代チョンボであるが、みんなわりと静かだったなあ。抗議などで車内が陰険になることもなく、静かに待つ人々。
車内販売が幾度も車内を回っていたが、その販売員に「延着するとよく売れるでしょ」と話しかけてる人もいたが(笑)、「はい。でも私も早く帰りたいです」と応えた販売ガールが可愛かった(⌒ー⌒)。
 
さて、東京での出来事は紹介したいことがいろいろあるのだが、ちょっと整理してから。
ただ講演会場でいただいたものは、「ポーの一族」だけではなかった。御礼を兼ねて紹介しておきたい。
 
まず、こんな本をいただいた。
 
Photo 東京飛ばしの地方創生(時事通信社刊)
 
ゆっくり読ませていただく。
 
そして、Tenseの木製腕時計。
 
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え、Tenseといえば、カナダの木製腕時計メーカーの老舗。結構な高級品ではないか。貰い物のおすそ分けということだが、こんな高価なものをいただいてしまってよかったのだろうか。
 
一躍私の木製腕時計コレクションが増えました。
上記のものはローズウッド製だろうか。
 
現在私が付けているのはイタリア製のアバテルノだが、こちらはウォルナット。
ローズウッドも高級感ある。やっぱりハードウッドの魅力は大きい。
 
こういうのを手にすると、これまで無理して購入していた国産の木製腕時計がいかにチャッチイかったかと感じてしまう。地産地消とか、自国生産物なんてのにこだわるより、より良いものを選ぶことが大切だね。
 
さて、今夜は早く寝よう。実は1時間しか寝ていないのだよ。。。
明日は重要会議だわ。

2018/05/24

講演会で得たもの

講演会で得たもの
昨日から講演に呼ばれて東京へ。
いやはや密度の濃い2日間だった。なんたって講演は、小さな部屋2つに分かれ牛づめ状態で(私のいない片方にはビデオを流す方式)、私の席の30センチ横に聴衆がいるんですよ(^^;。

しかも質問数は経験したことのないレベル。約1時間 ぐらい続いたかなあ。

ま、得るものも多かった。名刺交換も何十人。実に幅広い。業界人だけではないのでエッジの効いた人も多い。

そして幾つかの差し入れまでいただいた。
中でも最初にいただいたのは、写真の「ポーの一族」(萩尾望都)ほか。先のブログに続編を読んでいない!と嘆いた成果?か(^^;。いや、書いてみるもんだ(^-^)/コラコラ・・・

ちなみに帰りの新幹線で読むつもりが、爆睡。
先ほど目覚めたが、なんと新幹線は信号の故障・点検で名古屋駅手前で止まっているのであった。。。
今晩中に帰りつけるであろうか?

2018/05/23

WEBRONZA「巨額の債務が隠れている……」書いた裏事情

WEBRONZAに「巨額の債務が隠されている林業界 」を執筆しました。

 
Yahoo!ニュースだけでなく、こちらも裏側シリーズ、やろうかな(^o^)。
 
 
全文は契約しないと読めないが、肝部分は冒頭なのでだいたいわかってもらえるはず。
 
もともと朝日新聞の調査報道で都道府県の林業公社の負債がとんでもないことになっているという記事に刺激を受けて、自治体だけではないでしょ、ということで書いたもの。
やっかいなのは債務額がわからないこと。林業公社もアンケートで回答のあった11県分で額面の4%しか評価されていないことを指摘しているのがせいぜい。
 
私が大胆に予測すると、林業公社は全国で1兆円以上、おそらく1・5兆円くらいはいっていると想像するし、森林開発公団は同額以上だろう。それに国有林野事業がすでに3兆8000億円赤字だ。全部で何兆円かなあ。
 
ちなみに、こうした話は、今夜の東京で行うフェアウッド研究部会の講演でも触れるつもり……だけど、わかんない(~_~;)。
 

2018/05/22

初校で燃え尽きる

明日は東京に行く。が、明日が締め切りの原稿やらゲラ返し、そして講演の準備と何やらが重なってしまった。

 
昨夜から必死に取り組む。昨日、穴もぐりに行くんじゃなかった(泣)。
同じものばかり手がけると、頭が焦げつくので、原稿執筆とゲラ校正を交互に行う。
 
 
なかでも最大のものが、いよいよ出版が近い次回作の初校である。明日が締め切りということは、明日に東京の版元に到着させなければいけないので、本日中に仕上げないといけないわけで……。
絶望的になりながら、明日東京行くんだから、その際に届けたらいいんじゃない? という悪魔の囁き(^^;)。今晩に続いて東京行きの新幹線の中で仕上げて、その足で版へ行き、きびすを返して講演会場か。。。
 
悪くない。悪くないが、、、、やっぱり今日中に仕上げよう。
 
そして。そして。仕上げたのだよ。燃え尽きた。。。
 
001  002  003
 
004 005  
 
006  007
 
次回作の章の扉には、みんなシカのシルエットが入っていた。
 
タイトルは、『鹿と日本人』を予定。
 
 
ほっとして宅急便で送る。間に合った。。。。同じく今日明日締め切りの原稿も書き上げて送る。終わった\(^o^)/。
 
 
夜は風呂入って、テレビドラマ見て♪
 
ぼぉ~としていて気付いた。
もう一本、25日締め切りの原稿があった(°o °;)。。。明日明後日と東京だから書けない。
ということは、今夜中に形を付けておかないと間に合わない。
 
というわけで、頑張ります!!!!

2018/05/21

穴は怪しいワンダーランド

今年もっとも忙しいこの時期に、なぜか京都の山に。

 
そこで行ったのは……穴探し。
 
029
 
こんな穴とか。
 
033 こんな穴、099 こんな穴。
 
急斜面に、探せば多くの穴が見つかる。
 
で、中に侵入を試みるのだが……。
 
051 おっと、トロッコが残っていた。
 
069 坑木が腐っている。。。
 
という大丈夫か? 状態。いつ崩れてもおかしくないという状態なのであった。恐る恐る入っては、水が滴ってきて、キャと逃げもどる(笑)。
 
ホント、やべえよ。。。天然の洞窟より人工の穴の方が怖い。
 
 
 
096
 
なんとか、無事に出ました。
 
 
なぜ、こんな危険を冒して、もっとも忙しい時期の丸1日を潰したのか?
 
それは、本を書くためである。タイトルはもう決まっている。
 
「穴は怪しいワンダーランド」
 
次回作? いや次回は「鹿と日本人」という本と決まっている(6月刊行予定)ので、次々回作となるか。あるいは次々々回作かなあ。もしかして10年後をめざしたライフワークにするか。
 
穴に入って楽しんだり苦しんだり怖かったり……な話ばかりを書きつらねる(笑)。
誰が読むんだ?

2018/05/20

木工品の異端?は先端か

アメツチテラスというお店を知っているだろうか。沖縄と大坂・四條畷のイオンモールに入っているお店だが……。

 
ちょっと調べると、株式会社アミナコレクションというフォークロアを扱う会社の経営のようだが、それはいい。ここで見かけた木の使い方が気に入ったのである。
 
1  2
 
右の寄木も、わざと色とりどりにしてあるのだろう。 
 
3  4
 
かつての吉野の銭丸太を使ったみたいである。
 
5  6
 
これ、フォークロアと言っても、どこかの民族の工芸ではなく、現代アートというべきではないかと思うが、こうしたアイデアなり自由な工芸技術はいいなあ。
 
吉野の小丸太を集めてイス?にするとか、大仏の手の上に座るようなイスとか、シカの頭とか……なんか奈良観光にも使えそうではないか(笑)。
 
木工というと、大きな木材を切ったり削ったりして造形する、あるいは製材して接着などして組み立てるイメージがある。だが、小径木を接着ではなく寄せ集めた木工というのもアリかと。

2018/05/19

林野庁の野望、もとい目標♪

知ってる? 林野庁が今後の目標を定めたんだって。

 
今の国会で森林経営管理法案や森林環境税などを通すでしょ。だから来年度から新スキームの林政が始まるわけよ。で、目標を立てたの。どこかのジャーナリストに「林野庁はビジョンがない」なんて言われないように?(笑)
 
 
少し数字を並べてみようか。
 
全国の私有人工林約670万ヘクタールのうち、10年後に全体の5割、20年後は7割を集積してちゃんと管理する!という大計画。残り3割は、もともと生産性が低いところだから市町村の直接管理にするとか。
 
そして林道や作業道の延長距離は10年後に24万キロメートル、20年後が32万キロメートルにする。現在(統計は2015年度)が約15万キロメートルだったから2倍以上に伸ばすわけ。 
 
それでどうなるか? なんと国産材の生産量が、1500万立方メートルから10年後に2800万立方メートル、20年後に2・3倍の3400万立方メートルに。
林業の付加価値生産額は、2500億円から10年後が5000億円、20年後はを2・5倍の6200億円に拡大!
 
ちなみに、こうして生産した木材の使い道も考えている。高層ビルの木造率を、10年後は25%!(今は、ほぼ0%だけど)にするんだ。低層非住宅建築も、木造率を現在の10%から10年後に60%までアップだよ。これらには当然、イチオシ建材のCLT(直交集成板)がたっぷり使われるわけだ。でも、価格が普通の建材の2倍以上だけど、きっと売れるよね。
あ、木造住宅も、現在は外材が中心だけど、これを国産材に置き換えるって。
 
 
すごいなあ。。。人口が減る中で、これだけの目標を達成しようというのだから、林野庁はなんて凄腕なんだ。
今の2・3倍に木材生産を増やすんだから、山ではバンバン皆伐するだろうな。仕事が増えて、林業は活性化するだろうね。そしたら山村の経済も潤うよね。林業の成長産業化は間違いないよね。バンザイだよね。。。
 

2018/05/18

緑マントの内側から

大分の森シリーズ。

 
後藤國利さんにまず案内されたのが、「緑マントのペテン師」の森。そのマントの中に入ってみた。
 
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見事に梢の部分にしか枝葉は付いていない。緑マントの中は裸であった(笑)。
 
しかし、このように見上げると、小さな樹冠がびっしりと空を覆い、光を逃さず吸収しようとしていることがわかる。スギからすると、無駄なく光を得ているわけだが、その下に光があまり入ってこないから、林床はスカスカというわけだ。
 
ただ、私は思うのだが、すべての放置林がこのようになっているわけではない。放置した結果、自然と針広混交林になっているケースも目につく。
そうした森林では、放置した方がむしろ生態系は豊かになっているのではないか、と思うときもある。スギ一斉林でなくなり、雑木が入れば昆虫や鳥獣も増える。
 
その差はどこで生まれるのか。
 
たとえば疎植(ヘクタール1500本以下?)だと、間に広葉樹が入ってくるのかもしれない。あるいは若年時代に幾度か間伐を行い、その後放置した場合も、そこそこ林内に光が入って針広混交林化しやすいのかもしれない。
 
ほかにもいろいろ条件はあるだろうが、それを見極められたら、放置林対策も意外と簡単になりそうな気がするのだが。
 

2018/05/17

CLT関係の新聞記事

このところ、新聞でCLT(直交集成板)関連の記事が目立つようになった気がする。

 
福島の復興住宅にCLTを使うというニュースもあったが、何やら政府の広報ぽい記事が続く。いかに有望な建材かと期待を煽る。
 
たとえば5月16日の朝日新聞。
 
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高層ビルを木で建てるというテーマだから建設系の記事なんだが(紙面そのものは教育面という不思議?)、なぜかその中に「林業再生の切り札に」という言葉が。
 
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建築分野から見てCLTに興味を示すのは結構だ。たしかに新たな建材であり木造高層ビルという新分野を切り開いてくれる。だが、林業をなぜ持ち出すのか。両者がいかにつながるかを記者は全然考えずに、説明を受けた通りおうむ返ししているのではないか。
何か裏で政府筋から記事化のプッシュがあった気がする。 
 
 
そこに東京新聞が2面に渡る特報面「林業活性化つながらぬ」 で書いてくれました。(5月17日)
 
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実は、こちらの記事は調査スタート時点から私も関わっていて、私が提示した問題点や疑問点をしっかり裏を取って報道してくれた。私の推測もそれなりに正しいことが示せた。輸入CLTに関する疑惑やスギでCLTを作る際の難点、そして唐突な補助金制度。
 
面白いのは、朝日ではCLTの建築物が急増とあるのに、東京新聞では伸び悩みとしている点かしら(笑)。
 
実は、100%補助については、かなり政治案件であった可能性も浮上しているのだが……。むしろ締め切り日程を厳しくしたのは、採用されないための林野庁の密かな抵抗?   
 
 
ちなみに東京新聞でもCLT礼賛記事は出ていて、新聞社のスタンスとは関係ない。ようは記者の視点の取り方であり、勘だろう。
 

2018/05/16

奈良のシカ大暴走

ここ数日、全国的な奈良の話題が続々と発信されている。

 
まずは、纒向遺跡 卑弥呼の宮殿?と言われる大型建築物の跡が出土していたが、そこから発掘された桃のタネの年代測定が出て、3世紀前半と邪馬台国時代と一致したというニュース。いよいよ九州説を追い詰める(^o^)。
 
 
次は、宮滝遺跡 から、宮殿跡と思われる大型建築物跡の発見。
これまで日本書紀を始め、吉野に離宮に関する記述が多くあったが、具体的な場所を特定する証拠がなかった。宮滝だろうと言われていたが……。そこに、天皇しか使わなかったような建築跡が発掘されたのだ。これも考古学上の画期的な成果だ。
 
今上天皇が退任後は、吉野離宮に来てください、という声も(奈良には)あったが、肝心の場所がわからないのでは……と思われたが、これで決定(^o^)。
 
 
だが。だが、私がもっとも心に留めたのは、テレビ朝日の「モーニングショー」独占スクープだ。(ほかの局では報道されなかったと思う。)
 
 
奈良女子大付近で、約50頭の奈良のシカが暴走した、という映像付き。
 
これだ、これに優るニュースはない\(^o^)/。
 
番組内では、危険だとか異常ではないかとかいう発言もあったが、何、気にすることはない。シカの暴走に巻き込まれて死んだ奴はいない(と思う)。シカは基本的に人を避けて走るから、さほど気にしないでよい。むしろ、インスタ映えするシーンに出会ったと喜ぶべきだ。(元ネタが投稿されたのはツイッターだけど。) 
 
奈良のシカは、奈良公園だけに出没するのではなく、県庁や奈良女子大学にも毎日通勤・通学していることはよく知られた事実である(ホントカ)。たまたま、この日は50頭と少しばかり多くなってしまったようだが、そんなに驚くことではないだろう。
 
私がこのネタに喜んだのは、実は昨日出版社からゲラが届き、校正を始めたから。そのテーマは、奈良のシカの話である(^o^)。
 
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今夜は、この章から校正に取りかかる。ナラシカとは、奈良のシカの略称である。
 
6月中には出版予定。乞う、ご期待。
 
 

2018/05/15

ツリーシェルターの中

大分の後藤山林シリーズ(^o^)。

 
ツリーシェルターを知っているだろうか。
 
苗木を植樹した際に、獣害対策などですっぽり苗を覆う筒のことだ。商品名としてはヘキサチューブなどが有名。
 
それが後藤山林でも使われていた。
 
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ただし、ここで植林したのはコブシ。数も20本程度。
 
なぜコブシを植えたかと言えば、「花が咲いたらキレイだろう」から(^o^)。
林業的な意味はありません、とのこと。
もともと針広混交林をめざして誘導伐(スギを伐って林床に光を入れ、広葉樹が生えてくるのを待つための間伐)も実施しているのだが、どうせなら花咲く木も増えてほしい。そこでコブシを植えたのだそうだ。
 
ただし、シカも出るし、育ちやすいようにツリーシェルターを試したという。
 
私も、これまで幾度もツリーシェルターは見学しているが、今回は中を覗き込んでみた。
 
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なかなか可愛い(^o^)。
こんなカブリモノがあったら生長を阻害しそうなイメージがあるが、実は反対で、生長はよくなる。通常よりずっと早く高く伸びるのだ。太くなるのを後回しにして伸長生長を優先しているのかもしれない。
 
その理由ははっきりわからない。上から光が入るからとか、保温効果があって生長が高まるとか、筒内の二酸化炭素濃度が上がる……なんて推定も出ているが、どれも裏がとれていない。
 
獣害対策には決め手になる。梢が筒の高さ以上に伸びて飛び出しても、シカの首は届かない……はずだ。
 
いろいろ試してみることが肝心。試行錯誤を繰り返して改良していくことでしか進歩はないだろう。

2018/05/14

飫肥杉の本場は大分にあり?

飫肥杉と聞けば、宮崎県南部の飫肥地方を中心に造林されたスギ。

現・日南市に行けば、まさに一面の杉山が広がっている。当然、飫肥杉の本場も宮崎だと思うだろう。
 
2 日南の山
 
オビスギそのものは品種名であるが、疎植して早く太く育てて、造船用木材(弁甲材)としての需要があった。だから50年で直径30センチは優に超す。
木目は粗いのに、樹脂が多くて水が浸透しにくいのだそうだ。それに浮力がある。弾力も強くて割れにくい……などの理由から、木造船の材料として欠かせなかった。
 
しかし、戦後は木造船が激減して需要はガタヘリになった。
そこで建築材として使われるようになる。太くなくてもいい。というか太すぎると製材機を通しにくい。そして昨今の皆伐ブーム。
 
というわけで、今では飫肥杉としての太い材は、宮崎にはほぼ残っていないのだという。
 
 
むしろ戦前に植えたまま放置して大木になった飫肥杉が残っているのは大分県にあった。
 
5
 
ここは80年生のオビスギ林が残っている一角。
もっとも太いのを見つけて目通り直径を図ってみると、90センチを越えた。
 
7
 
いいねえ。大木。
ここだけの話(^^;)、吉野で樹齢100年200年の吉野杉を見ても、実はそんなに太くない。200年ものでこれぐらいかあ……と思ってしまう。それだけ年輪が詰まっている証拠なのだが、太い木を見たければ、九州の方がよいかもしれない(笑)。

2018/05/13

造林地のチャノキから考える山村経済

今年の「八十八夜」は、5月2日だったそうである。

 
あれに見えるは茶摘みじゃないか~♪ と歌われるように、八十八夜は新茶の摘み取りシーズン。母の日のカーネーションの後塵を期したが、ちょっとお茶の話を。
 
 
先に紹介した作業道の悲劇 。この現場から少し離れるが、林床でチャノキを見かけた。
実際に若葉を摘んで揉んで齧ってみたが、茶葉で間違いないだろう。スギ林の下でチャノキが育っていたのである。いまなら一番茶が摘めるかもしれない(^o^)。
 
 
実は、造林地の伐採跡地からチャノキが芽生えることは珍しくない。上を覆っていた木々がなくなり光が差し込むと萌芽するようだ。今回は、作業道沿いであることや、樹冠が未発達の木々が多くて林床に光が入ったからかもしれない。
 
そこで気がついてほしいのだが、チャノキは日本に自生していないはずなのだ。中国原産で、おそらく奈良時代に日本に持ち込まれたはず。実際に、原生的な山奥にはチャノキが生えていた報告例はないそうだ。
 
ただ焼畑農耕とは密接な関係があるらしく。、各地の焼畑を行っていたところには分布している。おそらく大昔に植えたチャノキが野生化したのだろう。
これをヤマチャと呼び、たまにヤマチャから茶を生産しているところがある。
 
九州も、宮崎北部が焼畑で有名であるように、焼畑とともにチャノキも分布したらしい。順序としては、まず食用となる雑穀類が植えられ、次に野菜など、そして茶栽培が行われたとされている。茶は自家用というよりは商品作物だった。
だが、その後より商品となる木材生産が始まり、山の焼畑地も造林に行われていく。その過程で茶畑は姿を消した……とされる。
 
2
 
だが、チャノキはしぶとい。造林地の林床で、ひそかに生き長らえて、木が伐られて明るくなったら芽吹くのだ。
 
つまり、作業道が入れられて崩れた大分の山も、かつては商品作物として茶栽培が行われていたのではないか。。。と想像する。
 
そのように考えると、ほかに育てるものがない山の斜面を利用したのが林業という見方は一面的で、より自給用食糧生産から、より高価な商品作物として茶から林木へと転換した土地という進化形と考えてはどうだろう。
 
木材は自給用としてはたいした量は必要なく、商品として高く売れるから生産するものなのだ。山村社会は、商品経済の発達した地域である……と言える。
 
 
と、まあ、造林地のチャノキから、ここまで連想してみるのはいかが。
茶摘みもしてみたいなあ。。。

2018/05/12

Yahoo!ニュース「母の日110周年!カーネーションの父」の裏事情

Yahoo!ニュースに「母の日110周年! カーネーションの父の話 」を執筆しました。

 
なぜなら、たまたま土倉龍次郎について調べていたら、今週末が「母の日」であることに気づき、さらに母の日が誕生したのが1908年だと知り、それでは今年は110周年と気付いた。
 
ついでに言えば、「母の日」「カーネーションの父」と並べると、なんか面白いから(^o^)。
 
実はカーネーションについて基礎的なことを知ろうと検索し、ウィキペディアの内容を読むと、「カーネーションの父」という項目が登場する。その内容は、拙著『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』を元にしたものらしい。
 
 
ちなみに朝ドラの「カーネーション」は、朝ドラ史上屈指の傑作だったが、現在再放送中である。総合テレビの午後4時台に2本連続して放送中。私もこの時間に余裕がある時は見ている。
昨日は、カフェの踊り子にドレスをつくって上げるエピソードで「ファッションは人を変える」というナカナカの見どころであった。(……ところが来週から相撲中継が入って中断するらしい(;_;)。。。)
 
時代は、おそらく昭和10年前後だ。つまり龍次郎のカーネーション協会を設立し、品評会も開催、日本にカーネーションが広がり根付き始めた時代を舞台にしている。
 
カーネーションと洋服の普及と並べてみると、なかなか味わい深い。

2018/05/11

作業道の悲劇

大分行で見た現場シリーズ(になるかどうか……。)

 
 
17_2   17_8
 
昨年7月の台風で崩れた作業道。見るも無残だが、法面は、やっぱり高さ2メートルを超す。道の入れ方に問題があったことは間違いない。
 
ただし、その上に広がるスギ林を見ていただきたい。枝葉のついた樹冠部は梢近くの3~4メートルぐらいしかない。下の枝はみんな落ちていた。これはスギの密植効果だ。上手く利用すれば自然と無節になるのだが……。
 
山主は、密植して目細の木目にして質のよい柱材生産を狙ったようだが、肝心の柱材がうれなくなり放置した模様。そのため密植のままになり、林齢は50年近いと思われるが太さは20センチなさそう。(九州では、かなり細い方) 
 
そして樹根も発達しなかったため、台風でバタバタ倒れたらしい。
 
 
17_5
 
 
だが、カワイソウな面もあるという。なぜなら、この崩壊を招いた作業道、自分の森のために開削したのではないからだ。
 
実は、この山林の奥にある山を主伐(皆伐)することになり、請け負った業者が道を入れさせてくれと言ってきたそうだ。それを了解したところ、こんな道をつけられたわけ。
 
樹根の張らない山づくりをした責任もあるが、同時にこんな道を入れられた被害者でもある。
この道が崩れて、置くの主伐は完了したのかどうかはわからない。
 
4  写真は同じ地区に広がる皆伐地ですが、イメージです。
 
 
おそらく森林経営管理法案が通って実施されたら、日本中でこんなことが起きるんだろうなあ。主伐が促進され、はげ山が増える。そして、そのためにいい加減な作業道を入れられる。
たとえ伐る山までの土地所有者が不同意でも、「勧告」とやらで無理やり道を入れられ……そしてはげ山も道も崩れる。
 

2018/05/10

日田きこりめしの箸袋

先に臼杵の後藤山林で、「日田きこりめし弁当」を食べたことを紹介した。ノコギリつきで、ゴボウの丸太を切る趣向。

 
2  (ノコギリ抜き)
 
日田杉の経木でつくられた弁当箱だ。 
 
実は、それだけではない。この弁当には、こんな箸が付いてくる。
 
1
 
この中に、利久の割り箸(飛騨産)とノコギリ(日田杉産)が入っているのだが、それを包んでいる箸袋に注目。
 
「いま、森を見よ」とあるが、その周りにも文字があるだろう。これを広げると……。
 
2_2
 
こんな新聞になっている(^o^)。ヤブクグリ新聞。やぶくぐりとは、九州で多く植えられているスギの品種だ。もっともこれが、根曲がりを起こすので問題なのたが……。ただし、ここでいう「ヤブククリ」とは、日田の地域起こし集団名。
この「日田きこりめし弁当」は、広告デザイン界の最高峰・ADC賞を受賞したそうだ。
 
字は小さいが読んでもらいたい。
 
林業に新規参入した人物を紹介している。なかなか本格的な新聞記事なのだ。
 
それもそのはず、この新聞を発行している川崎弘さんは、元西日本新聞の記者。つまり本物の新聞記者だったのだから、こうした記事を書くのはお手の物なわけだ。
その彼が、後藤山林の森づくり懇談会にも参加していた。
 
 
もっとも、彼は現在日田の醤油屋の跡取り。なぜ、こんな華麗な転進(?)をしたのかは、個人情報なので省略する(^o^)。
 
実は、私が初めて出会ったのは、6年前に熊本県八代で、私が講演で訪れた際に取材に来ていたのだった。それが今回、こんなところで再会するとは思わなかった。
 
ただ新聞記者から醤油屋……考えてみれば、どことも林業との接点はない。なぜ後藤山林の懇談会に参加したのだろうか。「ヤブクグリ」が林業振興を唱えていることもあるが……。
 
 
よくよく考えてみるとありましたね。
 
彼の従姉妹が林業やっております。兵庫県で。林業界の有名人です(⌒ー⌒)。この弁当のこと、知っていたかな?
 
 

2018/05/09

Yahoo!ニュース「山の道を通る時はのり面を…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「山の道を通る時はのり面をみるべし 」を執筆しました。

 
前から林道・作業道の問題は感じていたのだが、書こうと思ったのは、やはり大分の臼杵に行ったからである。記事に記した写真も、そこで撮ったもの。
 
ただ誤解のないようにしてほしいのは、この道をつくったのは、臼杵市ではない。そう思われたら臼杵市に失礼なことになるので念を押しておく。だいたい案内してくれたのが臼杵市の前市長なんだから……。
 
なお表記はタイトルが「のり面」で、文中が「法面」となっている。これは、単に漢字変換の問題(笑)。「のりめん」と打つと、どうしても法面と変換されてしまうのだが、これでは読めない人もいるだろう。知らない人もいるかもしれない。
そこでタイトルだけ「のり面」としたが、文中はイチイチ変換を変えるのが面倒なので、そのまま行ったというわけさ。。。。
 
 
林道と作業道の規格や役割の差、そして一般道などの違いもあるのだが、そこまで詳しく書くと記事の流れが悪くなるので最小限にした。内容も、法面の高さにこだわったが、実は水はけや勾配も重要なんだが……全部盛り込むのは読者の理解を邪魔するので、高さだけに絞ったのである。
 
それに、隣島は補助金問題にもつながるので、なかなかやっかいだ。

2018/05/08

地方都市を知る方法

連休中に訪れた大分県の臼杵市。

昼間は山に入っていたため、町をあまり見られない。そこで夜中と早朝に町中を歩き回った。さすがに人気は少ないし施設も閉まっている……連休の真っ只中なのに、人が少ないのはどうかと思う……が、歩けば歩くほど見どころがある。
 
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町を歩くのは、私にとって本能のようなものだ。その土地を知るために欠かせない。
 
私は、初めての町を訪れた際は、可能な限り歩き回る。あまり大きいと不可能だが、地方都市は概ね歩くことで全体像がつかめるのが有り難い。
裏通り、とくに路地を求めて歩く。商店街は寂れていても見て回り、その裏手にも入る。駅前も同じだ。そして路地を一本一本しらみ潰しに歩く。
ただし名所旧跡も外さない。繁華街や表通りも重要だ。流行っている店、閑古鳥の店、デザインも目にしたい。興味を引く店や施設があったら、まず入る。面白い人がいると聞けば訪ねていく。
 
列車の本数が少なくても駅に行けば、そこを利用する人が集まっている。シャッター商店街であっても訪ねる。ロードサイドに並ぶ店は全国チェーンであっても、1軒1軒覗く。
 
そうして初めて地域が見えてくるはずだ。全国チェーンであっても、そこで働くのは地域の人々だし、売れ筋が違うので品揃えも微妙な違いがある。
 
現場を徹底的に見て、時間があれば歴史や地理なども詳しく調べる。市史、町史など郷土史を読んでみる。5000分の1くらいの地図を手に入れて(今ならネットでも間に合うが)、にらめっこする。まだ歩いていない道はないか。知らない施設はないか。
 
そんな過程が、地域を理解する一歩だろう。私が生駒に移ってきたときは、そうしたもんだ。
 
 
地方都市の疲弊と衰退がよく語られる。たしかに人口推移や経済力を指標にするとそうなるのだが、それを語る前に町を歩くべきだ。
 
近頃、地方都市に住んでも困らない、買い物は全部Amazonなどで間に合うし、情報だってパソコンで得られる、とのたまう人がいる。だから一応街の拠点である駅前の商店街には行ったことがない、ロードサイドのチェーン店も興味がない……だと? それで地域を論じるなよ。
Amazonで買い物するから地元の店は衰退するんだよ。Amazonは地域にお金を落とさないんだよ。
 
どんな町でも何かある。あるかどうかを探すために歩く。
その上で論じてほしいね。町を歩いて見る景観は、今後の大きな観光の魅力である。
 
 
ところで臼杵は、着いてから気がついたのだが、戦国時代の大友宗麟の根拠地だった。
 
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臼杵城跡。宗麟の拠点だ。かつては海に浮かぶ城だったという。現在残るのは江戸時代の稲葉家のものだが、実にユニークな構造をしていて、城ファンなら興奮するのではないか。
 
大友宗麟は一時期九州全域を制覇する勢いだったが、島津に破れて挫折する。だが重要なのはキリシタン大名だったことだ。そして臼杵はキリシタンの都となり、フランシスコ・ザビエルなど多くの宣教師が訪れて「東洋のローマ」とカトリック協会に報告した土地だったのだ。多くの南蛮からの船が行き来する国際都市だった。
 
天正遣欧少年使節も、この町から出発した。(船に乗ったのは長崎だが。)思わず千々石ミゲル、中浦ジュリアン、伊東マンショ、原マルティノ……この4人の少年の運命に反芻して時空を馳せる。
 
そのほか臼杵石仏もよかった。奈良に住んでいると、石仏なんて捨てるほど見かける(笑)のだが、なぜ臼杵石仏が国宝になったかわかったよ。でも、誰がつくったのか謎なんだという。
 
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臼杵はポテンシャルの高い町であった。それなのに観光客が少ないのはもったいない。宿泊する場があまりに少ないことと、近くに大分や別府など温泉の出る大都市があるからか。
どちらも奈良が宿泊者数全国最下位になりかけているのと通じる理由である。
 

2018/05/07

5月23日に東京で講演

珍しく告知。
 
今月は、私にとって久々の東京講演を行う。
 
 
 
内容をそのままコピーすると……。
 
【テーマ】「森林経営管理法案の課題とフェアウッド」
【日 時】2018年5月23日(水)18:30~21:30(開場:18:00)
【場 所】株式会社ワイス・ワイス(〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-12-7 2F)
 
Photo
 
【会 費】3,000円(懇親会費1,000円を含む。当日受付でいただきます)
【お申込み】※定員50名
下記フォームにアクセスの上、お申込み下さい。
https://wisewise.com/event/fairewood/apply/
 
■プログラム
第1部:講演「森林経営管理法案の課題とフェアウッド」
       田中淳夫氏(たなか・あつお)/森林ジャーナリスト
第2部:懇親会
 
■講師紹介
田中淳夫氏(たなか・あつお)
1959年大阪生まれ。静岡大学農学部卒。日本唯一の森林ジャーナリストとして森林と人間の関わりをテーマに執筆活動を続けている。
主な著作に『森林異変』『森と日本人の1500年』(ともに平凡社新書)のほか、『日本人が知っておきたい森林の新常識』(洋泉社)、『樹木葬という選択』(築地書館)、『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)など多数。
 
 
 
内容は、上記にもあるとおり、森林経営管理法案について、という依頼である。ただ法案の説明をするつもりはない。それなら林野庁の方々を呼んでいただきたい。
 
法案と絡みつつ、その裏にある意図、そして関係者の思いなど別の観点から現在の林政や森林のあり方について語ってみたい。ちょうど、臼杵では、多くの林業家の声を聞くことができたし、いろいろ情報は入っている。
また参加者との意見交換を楽しみにしておこう。
 
ちなみに会場は狭いらしいから、すぐに満員御礼のギューヅメ感が出て楽しいと思うよ(^o^)。

2018/05/06

キャッチーな後藤語録

本日、大分から帰った。

 
もう、お気づきの人もいると思うが、大分を訪問したのは臼杵市の後藤國利氏にお会いするため。そして後藤氏の所有する山林(後藤山林)を見せてもらうとともに、多くの林業家と囲む会を開いていただき、大いに歓談した。
 
そこで見聞きしたこと、出会った人々、私が感じたことはおいおい紹介するとして、今回のもっとも印象に残った点に触れたい。
 
その前に、簡単に後藤氏を紹介すると、元大分県会議員であり、前臼杵市の市長である。所有と委託などを合わせると、約300ヘクタール弱の森林を管理しているそうだが、そこで進めているのは恒続林づくりである。わかりやすく言えば、針広混交林。
 
『現代林業』誌などで相談コーナーなどを担当していたこともあり、林業界では有名人だが、私が最初にお会いしたのは3、4年前の宮崎県で開かれたシンポジウムだった。
 
そこで後藤氏の語った内容で私が強烈なインパクトを残した言葉が、
 
スギ・ヒノキ林は緑マントのペテン師 である。
 
1
 
林縁部は枝葉が伸びて緑色だが、その中は暗くて下層植生もなくなった状態。緑の山と思わせて、沙漠のような不健康な森を指す。
 
緑マントのペテン師。これは見事な表現だなあ。。。と思っていた。
 
今回は、また名言を発した。
 
戦後、「はげ山に木を植えよう」と国上げて造林(針葉樹人工林づくり)に励んで約60年。ようやくはげ山に木々が茂り緑になった。植えられなかったところにも雑木林が成立し、最近は照葉樹林(スダジイなど)が大きく林冠に枝葉を伸ばし、潜在植生にもどりつつある。
 
いわば、傷口にかさぶたが張った状態。もう少しで全快する……。
 
だが、林野庁は、そんな山の木を全部伐ってはげ山にもどして、地肌に切り傷を入れて、またスギを植えよう、という方針である。
それは、強引にかさぶたを剥がし、再び血を流す所業である。
 
 
いかがだろうか。林野庁の政策はかさぶたを剥がすこと。
 
私は、林野庁のことを「カイバツくん」と呼ぶことにしているが、その政策は「かさぶた剥がし」。
 
これ、いいなあ。使わせていただこう。皆さん、流行らせましょう(笑)。
 
 
もう一つ。後藤山林にあった看板もお気に入り。
 
172
 
杉の50代は青春真っ盛り
 
これだ! そうだ、スギだけでなく、私も青春真っ盛りだ!!
 
いや、その、スギの伐期が50年というのはおかしいという意味なんだが……私も青春だ!
 
後藤氏の言語感覚はスゴイ。キャッチーな言葉を発することで人々の心に焼き付けるのだ。ちなみに御歳78歳というが、やっぱり縄文杉ぐらいは生きないといけないねえ。

2018/05/05

キコリ弁当

キコリ弁当
今日も山の中。

で、最大のイベントは、お昼のキコリ弁当(^-^)v。

経木の弁当箱にノコギリ付き。ゴボウの丸太を切って食べるのよ。
本当は箸袋もすごいのだけど、それはまた。

これは、「日田きこりめし」という日田で作っている特製弁当だ。山の関係者以外は食べられない・・・?(笑)。
実は隠れた名産である。

2018/05/04

迷子in臼杵

迷子in臼杵
今晩は臼杵泊まり。
丸1日、大分各地の森などを周り、最悪の森から最上の森まで見る。
そして会食を終えて、ホテルに戻る前に、コンビニでジュース等を購入したのだが……。

臼杵は小さいながらも城下町。風情ある建物が並ぶではないか。これは歩かねばなりません。

というわけで、夜の街をふらつく。
古い家。土塀。スナックのネオン。ネパール料理店。スペインパブ。ショットバー。神社。巨大寺院。
ああ、路地があると入りたくなるよ。入ると怪しげな店があるよ。

ふと気づくと、帰るホテルはどこ?
方向はどっちだ?

夜の暗い寺院は怖いよお(;_;)。神社はもっと怖いぞ(泣)。その怖い暗がりにさらに進みたくなる(笑)。

ハッと我にかえって、これ以上路地の奥に進むと危険を感じる。寺ばかり並んでいる一角だ。魔界に迷い込みそう(笑)。

マジに帰る方向を考え、ようやくホテルにたどり着いた。

ああ、面白かった(^-^)。

2018/05/03

明石橋、通過

明石橋、通過


明石橋の真下、通過しました。
そう、大分にはフェリーで行くのだよ。

実は最初企てた飛行機は、最後の一席争いに破れて、JRもいい時間がなくて、フェリーも大阪南港発の便は満席。途方にくれたところで神戸発のフェリーを発見したわけである。

おかげで明日早朝着なので、時間はかなり有効に使えるはず。

2018/05/02

流木災害の地元へ~九州

神籬(ひろもぎ)という冊子が届いた。57号である。

これは奈良の西垣林業が発行している珍しい森林雑誌。
 
今回の特集が、「流木災害 九州北部豪雨、その被害と今後」。昨夏の九州北部大豪雨の検証であった。
 
1
 
語り手は、九州大学大学院農学研究院の久保田哲也教授。
 
昨年の水害は何が起きたのか。その原因から森林と水の関係を繙いている。
内容を一口に紹介できないので、小見出しだけ並べてみよう。
 
経験したことのないような豪雨。
「過去最大級の流木災害」が起きた。
森林管理が原因だったのか。
根の張り方の問題ではない。
間伐の遅れでもない。
森林の「量」をコントロールする。
広葉樹を植える意味と効果。
流れ出た木をどうするのか。
豪雨がある前提での対策を。
 
 
この災害については、私も昨年、WEBRONZA「九州北部水害と林業の関係を考える 」と題して記しており、その内容とほぼ重なっている。ようは林業、そして森林はこの山崩れに関係ないのだ。とにかく降雨量が異常に多かった。
 
そこで記事にあるのは、森林に過度な期待はするな、である。またメディアの一部の「スギやヒノキなど針葉樹は根が浅い」「間伐などの森林整備が十分に行われなかったから」「切り捨て間伐材が流れ出た」という報道に苦言を呈している。
 
私も同意見。ついでに言えば、林野庁がたいして反論しなかったことにも苦言を呈したい。
森林整備が遅れているから流木が大量に出たと報道された方が、森林整備費の予算が付きやすいと考えたからのではないか、と疑ってしまう。
 
ところで私が注目したいのは、広葉樹の効用だ。
 
広葉樹は根が深くまで伸びているから山崩れを防ぐ……なんてのは嘘である。だが、広葉樹は概して幹が曲がり枝も複雑な形状をしていることが多い。それが崩れて流下する際に絡んで流れを抑える役割を果たすそうだ。また流れと樹幹の方向が一致しないことで、家屋などに衝突する際の被害も減る。また根も複雑に伸びているから土壌の表層を押さえやすい。
つまり流木災害は、広葉樹が多いと起きにくいと想定されるそうだ。
 
そんな点から、針広混交林をめざす理論武装もできるかもしれない。
 
 
さて、私は明日より九州・大分をめざす。仕事なんかなあ、休暇旅行なんかなあ。あんまり区別は付けていないが、現地の多くの林業家に会えることを楽しみにしたい。そして災害現場も可能なら見てきたい。
 
 

2018/05/01

森林データの共有に触れて……

今日は、連休の谷間、平日だそうである。
 
そこで真面目な話を。
 
林野庁は、森林データの自治体間での共有を行うために、クラウドシステムで相互に接続できるようにする計画を進めている。2022年度にも全都道府県で導入をめざすそうだ。
 
現在は、森林のデータが都道府県と市町村に分散している。たとえば樹種や植林時期などは都道府県で、所有者や伐採届に関する情報は市町村……というように分かれているのだ。それどころか電子データ化しておらず、紙情報で保管する自治体も少なくない。
これでは、いざ必要となった際に情報を探し出すだけでも大変。そこで林野庁が音頭をとって、データの様式を決めて、共有化を行うという。
それに森林組合など林業事業者も、このクラウドデータにアクセスできるようにするという。そうすれば伐採や植林の許認可も効率化できるだろう。地域の資源量も把握できたら、製材工場の業務にもプラスになるだろう……。
 
すでに三重県と岡山県では導入済み。今年度中に、茨城、石川、鳥取、福岡の各県が導入する見通しだ。
 
 
ま、よいことには違いない。そもそも、こんなことが未だにできていなかったこと自体が遅きに失したとも言える。
 
この件について考えていると、ふと先日持たれた奈良県の森林に関する会議のことを思い出した。
 
そこで某識者は、「国は情報も権限もバラバラ。縦割りになって林野庁と国土交通省と環境省……などが入り乱れている」ことを指摘したうえで、「だからいいんだ」。
 
こんな発言があったのである(笑)。
 
なぜ縦割りでよいのか。バラバラでいいのか。それは「おかげで国は何もできないから」。
 
国は一省庁が何か企画しても他省庁が絡むと身動きとれなくなる。その点、県は国より緩く、各分野を統合できる。治山や砂防と林業経営、それに自然保護を一体化して計画が練れる。
そして、県が勝手に動き出しても国は縦割りゆえに口を出せない。林野庁が、林業経営としてその方針はいかがなものか……と言いかけても、それが砂防と絡んだら国土交通省の手前、口を出せなくなる。
 
だから国には縦割りのままいてもらって、県でどんどん柔軟に進めましょう……という意見であった(⌒ー⌒)。
 
もちろん県内の森林データの共有化は進めるべきだ。また共有された森林データを利用できるのは、誰か。国にできるのか。お任せになるか。
これは林野庁が音頭を取らずとも、都道府県でできることだね。たとえば共有スタイルは、県がつくってもよい。先にやったもん勝ちでもある。
 
ただ県庁の課長クラスに林野庁からの出向を受け入れているところは難しいのかな。

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森と林業と田舎