無料ブログはココログ

森と林業と田舎の本

« Yahoo!ニュース「日本の木材は世界一安い?高い?」を書いた理由 | トップページ | 目黒不動尊の木の上に »

2018/05/30

マダニ顛末記

東京では講演して目黒界隈を歩いただけではない。そして新幹線の事故に巻き込まれて朝帰りになっただけではない。もっと別の、大きな事件があった。。。。

 
実は、東京に泊まる晩、ふと気付くと下腹部が腫れている。なんだかカサブタのようなものが付いている……とよく見るとダニであった!
 
おそらくマダニ。マダニは、恐怖の病気を持っている。ライム病重症熱性血小板減少症候群なんて恐ろしげな種類もある。実際、亡くなる人もいるのだ。
 
やられた。一体、いつ付いたのか。東京ではないだろう。振り返ると、その週のはじめに京都の山に入ったのだった。そして穴もぐりをしていた。その際に地面に腹這いになったから、あの時に身体に付いた可能性が高い。
 
しかし、それから2日後に気付くとは。
 
ただ、たいして血も吸われていない。どうするか。明日は1日東京なので病院に行けない。明後日までダニが食いついたままにしておくのは気持ち悪いし、その間に毒液を流し込まれて悪化しても困る。
 
そこで自分で取り除くことにした。もちろん、頭や口吻を体内に残すと危険なので、注意深く傷口を観察してダニを引っ張ることなく口吻を外させるダニは同定のために保存
 
よし。ころりと落ちた。我ながら上手くやった。腫れているということは、すでに毒液が入っているのだろうが、痛くもないし熱も持たない。翌日も大丈夫だろう。
と判断して、2万歩歩いて酒も飲んで(~_~;)、あとは帰ったら消毒しておこうと思った。もちろん念のため病院にも行くつもりだが。
 
そこで新幹線事故に巻き込まれたわけだが。。。
 
翌朝帰り着くと、打ち合わせがあるので仮眠をとって出かける。結局、皮膚科の医院に出かけたのは午後になった。一応検査を受けるためと、腫れを引かせる薬がほしいから。
もちろん、保存しておいたダニの死骸も持参した。
 
1
 
ところが、説明するなり、その女医は「すぐに病院行って、切除手術を受けて!」と言い出す。
私のダニの採り方は信用ならんという。目に見えない口器(口の器官全体)の一部が体内に残っていたらどうするの? なお、この医院では切除手術はできないという。
 
そこで皮膚科のある病院に連絡してくれるが、その日は診療が終わり、翌日は土曜日でどこもやっていないのよ。良く月曜日まで待たねばならない。とりあえず血液検査を受けた。
もし、熱が出たり体調が悪くなったら救急車を呼んで!
ここまで言われたら怖くなる。
 
幸い、翌朝に出た結果は血小板の減少もなく、問題なかった。ただ腫れは引いていない。。。
 
で、土曜日は重要な会議があり、終了後に酒を飲んで(^o^)、夜遅く帰ったのであった。
 
そして日曜日を過ごす。幸い、まったく体調に変化なく傷口も痛まない。腫れも引いてきた。
とはいえ、月曜日に大学付属の大病院へ紹介状を持って朝から行く。
かなり待たされたが、診察を受けたところ(また女医だった)、すぐ手術!
 
と言っても、局部麻酔でパイプのような器具を使って行った切除は1分とかからなかったけどね。ダニの食いついた跡の5ミリ塊の肉片を切り取られたよ(泣)。口吻が残っているか検査するそうだ。ちなみにダニの死骸もホルマリン漬けするという。もしかして研究材料にされるかもなあ。
そして2針縫われた。執刀は若い男性医師だったが、若い研修?女医がじっと見学しているという環境。。。なんか女医づいている。
 
 
そして本日に至る。まったく痛みはない。腫れも引いてきた。ただ赤くなっている。
 
来週に抜糸が必要だが、それまでに悪化しないことを願う。
 
ちなみに明日から週末は北海道である。以前、十勝の山林を視察した際に、ダニの除去専用ピンセットをいただいたのを思い出した。これを持ち歩こうか。
 
Dsc_1118
 
 
やっぱりマダニは恐ろしい。診断・検査・手術と、出費は、ざっと1万5000円くらい。まだ抜糸費用もかかる。(懐が)痛いよお、恐ろしいよお(;´д`)。

« Yahoo!ニュース「日本の木材は世界一安い?高い?」を書いた理由 | トップページ | 目黒不動尊の木の上に »

森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

初めて書き込みをさせていただきます。

マダニで大変な思いをされましたね。
簡単に取る方法がありますのでお知らせします。
自分から口を離し逃げてもらう方法です。

市販のハッカオイルを綿棒につけ、ダニにそっとつけてやります。
すぐに逃げ出します。自分から口を離しますので口吻は残りません。
あっという間ですから、見失わないように捕獲してください。

林業を継いでおりますが、山と自宅が離れていると、なかなか情報は入りません。
いつもブログを拝見しながらこちらで勉強をさせていただいております。
これからも楽しみにお邪魔させていただきます。

『がうら』様のお話に惹かれました。
その処置こそ、まさに「押してもダメならひいて、みな!」ですね。ダニが退散するように、仕向ける・・・ですね。

がうら様 ありがとうございます。ハッカオイルなど、その手の薬品を常に用意していたらいいのですが……。
 
正直、マダニに刺されてもオオゴトになる確率は小さいと思います。だから無造作に処置している人が大半かと。私も、腫れがあったので医院・病院に行ったのですが、すると医者が騒いでオオゴトになったわけです(笑)。
 
ただ今朝の北海道新聞に、40代女性がマダニに刺されて一時意識不明になるほどの症状が出て現在も入院中……というニュースが載っていました。そうした例もあるから軽んじてはいけないのでしょう。
今回は(懐が笑)痛かったのですが、まあ勉強したつもりでいます。ちなみに、現在は私の腫れもほとんど引きました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マダニ顛末記:

« Yahoo!ニュース「日本の木材は世界一安い?高い?」を書いた理由 | トップページ | 目黒不動尊の木の上に »

December 2021
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

森と筆者の関連リンク先