Yahoo!ニュース「山の道を通る時はのり面を…」を書いた裏事情
Yahoo!ニュースに「山の道を通る時はのり面をみるべし 」を執筆しました。
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こんばんは。法高に着目されるとは流石です。縦断勾配を一定にしようとした結果が高い法面になり、崩れやすくなります。山の道は、地形に合わせて上ったり下ったりで作設すると、法高を低くする事が可能になり、排水も自然にできる様になりやすいと思います。
投稿: 山のオヤジ | 2018/05/10 21:16
勾配は、最近のトラックや重機の性能が上がって、かなりの急斜面でも登ったり下りれるようになったかと思います。四駆問題はありますが。
排水も課題なんですが、一般人には状況を理解するのが難しいかもしれません。
投稿: 田中淳夫 | 2018/05/12 10:07
某役所で林業関係のアルバイトをしています。
私も林道法面処理には多々疑問があるし、移動するので付け焼き刃の専門家ではない役所担当者も素人目から見た人も疑問を持っているところが多く、問題点は明らかですが解決策を考えろと言われると現場作業レベル、地方自治体担当者レベルではなんともできない気がします。
外から見ていると、だいたい林道工事進行は次のように進んでいるように見えます。
1.都道府県単位の担当者から林道予算を使うことをある意味強要される。
2.複数年度に渡る予算設定は道幅、工事全長が主となり、工事中に新たに出る岩や水処理対処の予算をあまり見込んでない
3.見えない岩や土の検査ができないので、予定山域を歩いて予定コースを決める
4.工事を始めると崩れやすかったり、岩が出て工事手順が異なり予算が余分にかかることがある
5.だいたい工事完了が年度末3月なので、工事中の行程変更は12月位(この時期は確かではありません)までにしないと予算追加(つまり後半に岩が出るなどして法面処理方法変更など予算追加)できない
6.都道府県担当者は予算通りで予算請求通りの長さで工事を完了せざるを得ない
7.都道府県担当者の考え方が職場異動で新しく来た人の考えにより、工事方法まで変更を危ない広報に変更させられることもある
田中さんの写真を見て、強度計算ができない素人の私が見ても、地方自治体担当者が見ても、危ないと感じます。ただし、都道府県単位の担当者は予算管理が求められるので、余らせることも、追加予算をつけることにも硬直的な対応になるのが問題のような。
10トントラックが通らないと林道に対する国からの予算補助がつかないのも、現場を無視してますね。私の住んでいるところでも、10トントラックが走れない道が林道まで続いているのに、林道だけ10トントラックが走れる不思議な道がありますね。
投稿: あおき | 2018/05/21 18:39
誰もがおかしいと思うことを、変えずにやっている……それが今の役所ではないかと思います。
目先のことを考えて、変えようとしたらいかに大変かと思うと「見なかったことにする」のですかね。でも、将来のことを考えたら、オオゴトになる前に今から手を打つべきなのですが。
将来を見ずに今だけ……これも日本人が老いた証拠かもしれません。
投稿: 田中淳夫 | 2018/05/22 14:12