小学館新書から出版された、『戦前の大金持ち』。ここに土倉庄三郎が取り上げられている。
(780円)
どんな本かと言えば、帯文にあるとおり。明治・大正・昭和(戦前。一人だけ戦後)の大金持ちを取り上げている。せっかくだから、目次を紹介。
4番目が土倉翁だ。ちなみに、土倉以外はほとんど有名なのではないだろうか。名前程度は私でも知っている人ばかりだ。
ただ私は、土倉の章以外は、斜め読みしかしていない(~_~;)ので、本全体の評論はできない。あくまで土倉の章の紹介ということで。
まず編者となっているのが、出口治明氏。昨年までライフネット生命の創業者~会長だったが、退任して今年から立命館アジア太平洋大学の学長……という経歴の人物だ。たまにテレビでも見かける。
本の構成は若干ややこしくて、まず人物の評伝がある。こちらはノンフィクションライターの稲泉連氏と、山川徹氏が執筆。それを受けて「解説」を出口氏が書いている。「解説」というより自分なりの視点の人物論ということになるだろうか。
土倉庄三郎の章の「評伝」は、山川氏の執筆で、中に私が語り部として登場する(^o^)。
ちなみに出口氏の視点としては、当時の情報の拡散や移動時間は長く、東京の一極集中はあまり進んでいなかった。山村も相対化されていた……と見ている。文献から引用している文言に私の知らない・違う言葉が出てくるのは謎だが、「全国の山を愛する人とつながり、山に対する愛情を持つ人を育てていけば、山は将来にわたって生き続けていく。」と結んでいる。
その点からすれば、今は山に愛情を持つ人が少なくなったんだなあ……と思ってしまう。
ともあれ、土倉庄三郎の名を世間に広める一助になれば幸いである。Kindle版もあり。多分、私の本より売れるだろうな。。。
せっかくだから、サイドバーにAmazonへのリンクを張っておく。
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