無料ブログはココログ

森と林業の本

« 「森林管理の手引」はゲームアプリで | トップページ | 棚田経営管理法案? »

2018/06/15

無断伐採!

このところ、盗伐、無断伐採の話題がよく飛び込んでくる。

 
私としては、約2年前にヨミウリオンラインに盗伐問題 記事を書いており、随分前に終わったような気がしていたのだが、今年に入ってからこの記事に関して問い合わせ……というか、新聞やテレビ局から取り上げたいという声が多く入ってくる。
舞台は主に宮崎だが、昨年末より裁判も始まったからだろうか。そして盗伐が決してなくなっていない、今も頻発していることを示している。
 
どうせなら私をレポーターにでも採用して現地を歩かせてくれたらよいのに、今のところメールや電話の取材ばかりだ(~_~;)。
今月に入っても相次いでいるので、多分どこかで記事や番組になっているのだろう。
 
と、大げさな書き出しから始めたが、私も盗伐というか、無断伐採被害にあってしまった!
 
タナカ山林である。
 
002
 
訪れると、道の端の木がこんな状態に。
 
切り口を見ると……003
 
これはノコギリを使ったように見える。ということは、計画的だ。何気なくノコギリを持ち歩いて、たまたま目の前にあった木を伐る……なんてことはありえない。あの木を伐ってやろうと意識を持って行ったのだろう。
 
直接目につくのは2本だが、以前から無理やり樹木を折ったケースもあるし、結構頻発している。おそらく地元民だろう。
道端の木がうっとうしいから? しかし道にかかるほど広がっていたわけではない。電線などに触れていたわけでもない。この木の下に車を止めたら枝葉が被さるからかもしれない。
しかし、それを所有者でもない人間が文句をつけるのはお門違いだ。そもそも車止めの部分も私の土地なのだから。
 
ムカムカする。(欧米にはある)森の立入権について議論することもあるが、日本では無理だろうな。森に立ち入るだけで済まないからだ。必ず草木を引っこ抜いたり、木々を痛めつける行為をするのが日本人。森に対する民度が低い。
 
 
ムカついた頭を癒してくれたのは、ポツポツ咲き始めたアジサイの花である。
 
008

« 「森林管理の手引」はゲームアプリで | トップページ | 棚田経営管理法案? »

生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

森林所有者に無断で伐採するなんて、許されないですよね。
お気持ち、よく分かります。先日、手の平サイズの紅葉の若芽等を持ち帰ったとの事で書類送検された方がいましたが、何故か、県によっては、数千本、伐採されても、罪に問われない現実があるようです。

こうした木の1本2本では、損失というほどのものはないわけですが、何より腹立たしいですね。日本人は土地などの所有権は厳しいのに、草木に対してはユルイというか、誰のものという意識が薄い。
手のひらサイズの若芽で書類送検された例があるんですか。そうした事例が大きく報道されたら、少しは抑制になると思うんですが。

宮崎県盗伐被害者の会  会長  海老原 裕美。

現在盗伐被害者家族 81家族。 080 6409 8538。

260-0808 千葉市中央区星久喜町615-10-102。

宮崎県では盗伐が横行しています。宮崎県ぐるみの犯罪です。

宮崎県の組合員(県素連 県森連)が盗伐しています。 以上。

海老原様 この記事は身近な出来事の記録ですが、盗伐問題についてはずっと追いかけています。
すでに会員は81家族まで増えていましたか。しかも県の素材生産組合や、森林組合の連合会が関わっている明確な証拠があるのなら大問題です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 無断伐採!:

« 「森林管理の手引」はゲームアプリで | トップページ | 棚田経営管理法案? »

December 2024
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

森と筆者の関連リンク先