九州から「日経新聞に奈良の林業が取り上げられているよ」という情報が。
有り難いなあ。こうした情報提供が私を支えている。
結構、デカい記事だ。九州の国産材輸出にも触れられているが、全体に奈良県の木材ブランド化を大きく扱う。
探してみると、ちゃんとあった。
詳しくはこちらを読んでほしいが、これは登録しないと全文を読めない。私的には、後半に注目してほしい。
■森守る「フォレスター構想」
紀伊半島の森林資源を守り生かそうと、「フォレスター」を導入する構想が進む。主導する奈良県によるとフォレスターとは(1)林業の生産(2)防災(3)自然保護の観点に立った生物多様性の(4)観光などレクリエーション――を一元的に管理する専門職。モデルのスイスでは医師同様に社会的地位が高く、子供の憧れの職業でもあるという。
スイスでは過去の災害や病害を教訓に、単一樹種ではなく様々な木が混在する森林で自然な成長に見あった量を伐採し、利活用する考え方に転換した。県は同国の関係機関と人材交流を開始。2019年度を目標に「森林環境管理条例(仮称)」を策定し、将来は人材育成機関「フォレスト・アカデミー(同)」の設立も思い描く。
奈良、和歌山、三重の3県知事が年1回集まる「紀伊半島知事会議」で17年、フォレスター制度の検討に共同で取り組むことで合意した。
構想の一つのきっかけが、11年に3県で88人の死者・行方不明者が出た紀伊半島豪雨だ。奈良県内では約1800カ所で土砂崩壊が起きた。間伐などの手入れがされていない「施業放置林」の増加も一因とみられる。荒れた山林は、豪雨などで表土が流れやすくなるとみられる。
実は、朝日新聞にも取り上げられている。6月1日の記事だが、これは奈良県版かな?
こちらも全文を読むためには登録が必要だが、こちらは写真でも字が大きいのでそのまま読めるだろう。
どちらも同じところを取材しているから、これは県がしかけた団体取材かな?
朝日の記事は、インドネシアの政府関係者が来訪して川上村を視察した点に焦点を合わせてインドネシアに吉野材を輸出する可能性を紹介している(つまりストレートニュース)が、日経は追加取材もしたのか現在の林業事情や奈良県の新たな取り組みにも眼を向けている。
取材者が何を取り上げようかと考えたか感性がわかるね(^o^)。
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