Yahoo!ニュースに「再発見されたニホンオオカミの頭骨が奈良で公開中! 」を執筆しました。
これは、別件で岸田日出男のことを調べていたら、ちょうど遺品のミニ展示会が開かれていることを知り、しかもその中にはニホンオオカミの頭骨があることを知って仰天したので、とりあえずその点を記事にした次第。
なお、なぜ「再発見」かというと、以前岸田家にニホンオオカミの頭骨があると新聞に載ったことがあるから。 ただ公開していなかったので、見ることはできた人はごくわずかだろう。今回は、町に寄贈されたから公表できるようになったのだ。
現在のところ、奈良県内のローカルニュースにしかなっていない模様だが、もったいない。
おそらくマスコミが岸田日出男という人物を知らないこと、またニホンオオカミの骨がいかに貴重かということも気付いていないからだと思う。
ニホンオオカミについては記事に記したが、わりとロマンを持って語られるわりに、実態が驚くほど知られていないのだ。そして研究材料となる物(骨、毛皮)も極めて少ないのである。絶滅したのはたかだか100年ほど前とされているのに、数千万年前の恐竜並の資料しかない。
また岸田日出男も日本の自然(とくに紀伊半島の自然)を語る上で注目すべき人物なのだが、評伝の一つもないし、奈良県でも忘れられつつある。
私が執筆を急いだのは、22日(つまり明日)と28日にトークショーが開かれるため告知も兼ねたかったから。
私は、明日は行けないが、できるかぎり28日は顔を出す予定。遺族も出席されるというので会いたいからだ。またニホンオオカミ・ファンも全国から集まるかもしれない(⌒ー⌒)。
ちなみに、8月に東吉野村でオオカミミュージアムというイベントが開かれる予定だが、こちらの主催は、ニホンオオカミは絶滅した、もしくはニホンオオカミという種は存在せずタイリクオオカミと一緒だから、大陸からオオカミを連れてきて日本の野に放て、という集団の、私からすればEM菌か熊森協会なみの唾棄すべき世迷い言を主張するそうだから、ニホンオオカミ・ファンからすると天敵だ(笑)。
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