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森と林業の本

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2018/08/25

「美の壺」の杉箸

たまたまBSプレミアムで見た「美の壺」。

生活の中のさまざまな「美」を取り上げる番組で、わりとお気に入りなのだが、昨夜放映されたのは、「箸」だった。これまで幾度か箸は扱ってきたはずだが、今回は割り箸が登場するかな? という興味で見ていた。
 
 
すると、いきなり登場したのが吉野杉。
 
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ここで、おや? と思わないだろうか。ま、思うのは割り箸マニアだけかもしれんが(^^;)。
それは、スギの赤身を使うというところ。通常、吉野の割り箸は背板と呼ぶ丸太の周辺部分の材、白太を使うからだ。
 
Dsc_1250
 
Dsc_1251
 
そう、ここで紹介されたのは吉野の割り箸ではなく、杉箸。
なるほど、あるのは当然知っているが、どうしても割り箸ばかりに意識していた。もっとも、杉箸だって吉野杉から削りだして、塗装するわけでもない。素の木肌を楽しむ箸だ。その意味では割り箸の中の(最初から2本に分かれている)ランチュウと一緒かもしれない。
ということは、長持ちしないはず。はたして1回使っただけで処分するかどうかはわからないが、長くマイ箸とするものではない。
 
しかし、手づくりですよ。高級品。私も、かつて割り箸取材の中で手削りの箸も取材したが、芸術品ですな。さまざまな形の杉箸がセットになって何千円かしたはず。
我が家のどこかに眠っている(^o^)。
 
P7090003
 
こんな感じ。
 
割り箸とは一線を画しているが、こうした素の木箸も箸文化振興のために広げていけばいいな。
 
ちなみに番組では、当然ながら漆の塗り箸なども紹介しておりますよ。

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