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2018/09/05

台風一過の生駒山で気づいたこと

記録的な強風台風がすぎた翌日、傷跡はいかなるものか。

 
私も、山の様子を見に行くことにした。我が家の荒れた庭はほったらかしにして……。
 
といっても、いきなり山の中に入るのは危険なので、比較的しっかりした遊歩道を歩いてみることにした。もっとも、その入り口にたどり着くまでに倒木だらけで、片づけ作業車と人々が汗をかいているのを目撃するのだが……。
 
Dscn6155_2
 
いきなり、こんな状態で。
 
Dscn6165_2
 
この幹をへし折るか、と思わせる。どんな風だったんだ。
 
9
 
遊歩道の各所が倒木や崩壊で通れなくなっている。通ったけど。 
そして感じたのは、意外とスギ林はしっかりしている。多少は折れたものもあるが、それはもともと枯れていた可能性があり、森林としては被害は少ない。
むしろ倒れたり折れたり崩れたりしているのは、多くが雑木林であった。  
 
Dscn6162_2
 
スギ林は、地表面に植生が少なくて風が抜けやすかったのかもしれない。また比較的高樹齢が多くて、根張りがしっかりしていた可能性もある。 
 
だが、なにより放置された雑木林は想像以上に弱いということだろう。雑木林……広葉樹林とか自然林などとも呼び、人工林より強いイメージを持っている人が多いかもしれないが、密生して荒れた雑木林は人工林よりずっと弱いのではないか。 
 
この仮説、確認するためにしばらく生駒山の“台風の傷痕巡り”をしてみようか。
 

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