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森と林業の本

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2018/09/07

台風の効用・タナカ山林

再び台風一過の生駒山を偵察。

 
今回はタナカ山林を見回り。さて、我が山林は台風でいかなる状態にあるか。。。
 
予想どおり、多くの木々の枝が折れて落ちていた。もっとも、その多くはナラ枯れしたコナラなどだ。 
 
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それは仕方がない。私のしたのは、宙ぶらりんの枝を引きずり下ろして地面に置いたり、太い倒木はノコギリで切ること。 
地面に触れたら腐食も早まって、早く土に還るだろう、という期待からだ。
 
考えてみたら、ナラ枯れ(だけではなく、枯れた)木々は、これまでも少しずつ枝を落としていたが、今回の台風で一気に落ちた。これは効用ではないか。 
枯損木が立っていると、いつ倒れるか枝が落ちるか気が気でない。下手に人が通っている時に倒れたら怪我人も出るだろう。それを解決してくれるのが台風なのかもしれない。
 
長い目で見れば、倒れた幹や落下した枝葉が腐っていくことによって、土壌が肥える効果も見込める。 
 
それに……樹冠に穴が開いて、少し明るくなった気がする。これで日差しが差し込んだことで、下生えが育つかもしれない。森の新陳代謝が進むという効用もある。
 
さらに言えば、林床に枝や倒木が散乱していることで、イノシシなと野生動物が入りにくくなるし、人の勝手な侵入の抑止効果もあるんじゃないか。 
 
そんな風に前向きに捉えよう。
 

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