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2018/09/14

奈良公園の糞対策

奈良公園に行った。正確には、別件で奈良に行った後に、少し奈良公園を歩いた、というべきだろうか。

 
残念ながら、雨がポツポツと落ちてくるので長居はしなかったのだが、相変わらず外国人が多い。もっとも、これでも関空の水没事故で減ったようなのだが……。
 
外国人・日本人を問わず観光客ぽいのは、奈良公園周辺の裏路地にもいっぱいいた。驚くのは、そんな路地にもお店がいろいろとできていることだ。カフェやグッズの店。意外な高級料理店。なかには和服レンタルの店まで……。いずれも、俄か仕立てのわりにはオシャレ。和の素地に洋風も取り入れて、ステキに見える。私もカメラを手におのぼりさん的観光客ぽく振る舞ってしまった。なんか、奈良も国際観光都市になったじゃないか、と思わせる。いままではお店どころか人影も少なかったのに。
 
それはともかく、奈良公園で探したのは、まずナラシカなのだが、もう一つは台風の被害跡である。台風21号は風害を各地に広げたが、奈良公園でも相当な倒木を出しているはず。それを確認してみたかったのだが……さすが国際観光都市! ほとんど片づけられたようだ。 
 
Dscn6202_2  倒れたのは、どうやらヒマラヤスギのよう。
 
ようやく見つけたv(^0^)って、喜んではイカンが。これは東大寺の「鉄道殉職者供養塔」の横。鉄オタではないが、こんな供養塔が、東大寺の敷地内にあることにも驚いたが。
 
Dscn6200_2  立派な供養塔。
 
 
ところで、奈良公園といえば、ナラシカだが、その糞は1日で何トンにもなるという。それをいかに片づけているか、というのはわりと話題になるのだが、公式の答えは、フンコロガシ(甲虫)が食べてくれる、である。
 
だが、それはちょっと嘘っぽい。全部それで片づけられるわけないのだ。冬は虫も出てこないし。
結局、芝生では人が掃いて清めたりもするのだが、最近は観光客から「臭い」という苦情も来るそうだ。シカの糞が臭いなんて、どんな鼻をしているのか、と思うのだが、その対策もせざるを得なくなったらしい。国際観光都市だから。 
 
で、こんなものが設置されていた。 
 
Dscn6207_2
 
この看板のそばでは、人工香料の噴霧が行われている。……これで臭いが抑えられるとは思えないのだが。。。
 
ま、私は、むしろこの木の看板に興味を持ったのだけどね。図案が凝っている。板をレーザーで削り加工したもののよう。しかし、こんなことで凝らなくても。。。

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コメント

消臭剤や芳香剤で臭いを覆い隠すのではなくて、ある香りを混ぜることで不快ではない匂いに変えているのだと思います。畜産でも使用されているはずです。
臭い匂いが混ざっているのに良い香りがする香水と同じ原理みたいです。

なんか花の香りがしましたが……ま、消臭の原理はともかく、そもそもシカの糞は臭くないですよ。私なんか、手で触っても平気なぐらい。食べているのが、ほぼ草ですからねえ。
文句を付ける方も付ける方だし、その対策を取るのも大人げないというか、あたふたせずにどっしり構えとけよ、と思ってしまう。

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