津山市の鍛冶屋を絶滅危惧扱いしてしまったが、実は正真正銘の絶滅危惧種の宝庫が津山市にはある。
つやま自然のふしぎ館だ。実は以前は津山科学教育博物館という大層な名だったのだが、改名したらしい。私は大昔に訪れて感激した。今回は鍛冶屋も訪ねられなかったことだし、再会のつもりで訪れた。
いやはや、すごいよ、ここは。この館は森本慶三というキリスト教者が世界から集めた主に動物・昆虫の標本と剥製、模型、さらに化石に岩石、骨格を元につくられたものなのだが、展示資料は約2万点(プラス4万点・整理中とか)。そのうち剥製は何千点になるのか。
ともかく開館は昭和38年だが、30数年かけて世界中から寄贈などを受けてつくったらしく、今では手に入らない絶滅種・絶滅危惧種の剥製まで大量にあるのだ。
説明文のほとんどが手書きなのが味がある。経年劣化が激しく剥製としては残念な部分もあるのだが、古色蒼然とした展示室の雰囲気がよい。昔の大学研究室を思い出す(笑)。
学術的というよりは、マッドサイエンティストの館(^^;)\(-_-メ;)を想像する。
津山市は、幕末から明治にかけて数々の洋学者を輩出している。このふしぎ館も単なる展示施設に終わらせないで、活かせないだろうか。
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