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2018/10/01

「狩猟のいろは」で「浅き夢で酔えず」

先週末、奈良で「狩猟のいろは」というイベントが奈良女子大学で開かれた。

 
奈良県の主催だが、奈良女で開かれたことからもわかるとおり、学生も含めた狩猟への勧誘なのである。狩猟免許取得相談会も開かれる。実際、徳島大学や三重大学の学生サークルらも参加している。奈良女子大にもハンティングサークルがあるそうだ。
 
そこに私も少しだけ顔を出してきた。残念ながら時間の関係で最後まではいられなかったのだが……。
会場ではハンターの講演や罠、銃の展示、そしてジビエ試食もできるようになっている。私は、ここで昼食を済ませようという魂胆もあった(^_^) 。
 
 
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関心を示す女性も来訪していた。ジビエ料理は猪肉と鹿肉の両方。
 
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くくり罠の展示。左が「非法定猟具」であり、本来使うのは右の方。
 
どこが違うか。ようは締めつけるワイヤーにストッパーがあるかないか、なのだ。なければ罠に足をはさまれた獲物は大暴れして、逆にワイヤーがより締めつけることになり、足を引きちぎることにもなりかねない。獲物が足を引きちぎって逃げ出せば手負いにする問題もあるが、何よりアニマルウェルフェア(動物福祉)の思想からのようだ。たとえ最終的に殺すにしろ、残酷にしないためである。 
 
なおハンターの講演では、ハンターへの参入を促すはずが、甘くないことを示す面もあった。何のために狩猟をするのか。この動機をしっかり自覚しないと厳しいだろうな、と思わせる。
 
県が催したのは、おそらく獣害対策の一環なのだろう。奈良県では、農務と林務の対策担当が寄って「鳥獣対策係」を作っている。だから展示している罠や銃も、森林整備課のラベルが張っていた。
 
ただ、ハンターを増やしたら有害駆除が進むというほど簡単でもない。ジビエを普及させたら駆除がやりやすくなるわけでもない。
「奈良のシカ」のお膝元であるだけに、理論武装をしっかりしておかないと、迷いが生じるんじゃないか。
 
狩猟の「いろは」を伝えるイベントのはずだったが、私は「あさきゆめみし ゑひもせすん」(浅き夢見じ 酔ひもせず)まで考えてしまったのであった。。。

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