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森と林業と田舎の本

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2018/10/27

WEBRONZAと「この木どこの木?」キャンペーン

WEBRONZAに「疑問だらけのクリーンウッド法 」を執筆しました。

 
これは有料サイトだが、前半部分は読める。核心の(はずの)後半部分は、Yahoo!ニュース やブログでも記してきたことで、目新しいのは前半でしょう(^o^)。
 
このところクリーンウッド法に関する記事を多く書いているが、眼目はこの法律ではなく違法伐採の取り締まりだ。外材の場合はトレーサビリティの確認と輸入規制をしっかりすべきであるし、国内でも盗伐や森林経営計画を始めとする違反した木材は少なからず出回っている(補助金の不正とか、皆伐後に再造林をしっかりしているのか?など、突っ込めばいろいろあるだろう。)から、しっかり検査・監査をしてもらいたいということだ。
 
違法木材の流通は、国の内外の森林破壊を助長しているだけでなく、合法的な施業によるまっとうな木材を駆逐することになって林業の健全な経営を妨げる。
逆に言えば、違法木材を追放することが、林業を健全にする。たとえば輸入される木材のうち1割を超すという違法木材・グレー木材を追放できたら、市場でだぶついている木材量を削減できて、材価を上げることができるだろう。国内も同じく。
つまり違法木材の追放は、まっとうな経営をしている林業家を応援することにもなる。もちろん、国際的な評価も上がる。環境、経済、国際世論。いずれをとっても悪い話ではない。
 
本来ならこの点をもっと強調して推進すべき国は、完全に及び腰でやる気がないのはなぜだろうか。 
 
多少とも世相を読めば、世界的に違法木材の追放と木材のトレーサビリティは大きな潮流になりつつある。日本だけが内向きになっても、5年10年の間に、木材の扱いは大きく変わる。マイクロプラスチックの問題、ディーゼル規制などから連想できるはずだ。
日本はいつまで背を向け続けるのか。これには国だけでなく、企業や大寺院も含まれるのだが。
 
その点は、WEBRONZAの記事後半に記した力点でもあるのだが、まずは日本国民が目の前にある木材を見て、「これはどこから来た木だろう? ちゃんと合法的に伐りだしたのか? 伐採後の林地の環境はどうなっているだろう?」と考えること。それを世間に表明することだろう。 
 
 
ところで「この木どこの木?」キャンペーン が始められている。そのためのサイトが立ち上げられた。
これは有志の女性が立ち上げたForestream(フォレストリーム)という運動体である。
 
この女性は「林業ガール」として知られ(笑)、バイオマス発電の問題を考えるためにボイラー技師の資格も取った人(゚д゚)。森林、そして林業をよくするために考えた結果、違法木材問題に焦点を絞ることにしたのだという。 
 
個々人が、それぞれの思いを持って行動するところから始めて行くことに期待したい。
 
 
1 この南洋材はどこに行く?

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