Yahoo!ニュースに「株価を急騰させたバカマツタケ栽培成功は、常識破りの大発明だ 」を執筆しました。
実は、別の記事をちゃんと取材して本格的に執筆する予定があったのだが、なんと取材先にドタキャン。悔し紛れになんか別のを書こうと思っていた。たまたまキノコについて書きませんか、という提案もあって、私は前から温めていた奈良県森林技術センターが培養に成功したバカマツタケについて書こうと思いついた。
が、なんとそこへ飛び込んできたのが多木化学の菌床バカマツタケなのである。
こりゃ凄い! というわけで一気に書いたのがこれ。バカマツタケをマツタケの代用と思ってはいけない。もっとバックに大きな意義が隠されている。。。
ちなみに写真を借りようと多木化学に電話しようと思ったら土曜日だった…。仕方なしにマツタケの写真を使ったが、これはバカマツタケの代用としてのマツタケ写真である(^_^) 。
なお、単にマツタケそっくりの味を楽しめるキノコの培養に成功したという話ではない。
何より菌床栽培であることに意味がある。それは実用化へも大きな成果なのだが、菌根菌のキノコを菌床で行うこと自体が、菌類学上の常識を覆す出来事なのだ。これこそ、本記事の隠れたメインテーマなのだよ。
なお菌根菌であるホンシメジも培養を一応は成功させているが、ホンシメジには腐生菌的な性質も少し持っているからだ。完全な菌根菌を生きている植物ではなく菌床で栽培できたというのは驚きだ。
もっとも、本当に毎回発生するのか、ちょっと心配なのだが。実用化まで3年としているが、ちゃんと技術を確立してね。それが広がっていくと、5年後ぐらいにバカマツタケが当たり前に店頭に並ぶようになるかもしれない。
コメント