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2018/11/08

生駒山にサル定着?

生駒山の北辺にある大阪府立公園の一つ「ほしだ園地」。

ここでニホンザルを見かけたという情報が寄せられた。そこで私も、現地を訪れてみる。
 
場所は、吊り橋を見下ろす展望台への道だという。
 
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ただ、平日昼間なのに、意外や多くの人が登っていた。展望台はわいわいとにぎやか。これでは、サルも出ないわな。私は、早々に退散したが……。
 
ここは、全国でも有数の長い吊り橋がある。名付けて「星のブランコ」(^^;)。ちょっと恥ずかしい。だが長さ280メートル、最高低差50メートルというから、たいした規模だ。こんなものが生駒山系にあることは、意外と地元の人も知らない。(十津川村の谷瀬野吊り橋は297メートルだから、ほぼ匹敵する。)
ついでに言うと、クライミングウォールもある。なかなか面白い園地なのだ。 
 
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こんな風光明媚なところにニホンザルが? 
 
実は3年前にもニホンザルの目撃例 が多数出て、それは生駒市側、つまり奈良県側だったのだけど、その後生駒市の北端である高山地域に多数目撃されるようになった。それも複数いたという。
それが今回は大阪側のほしだ園地。園地では、時折目撃談があるらしいから、ある意味、定着しているのかも。どうやら、生駒山北端部分をホームレンジにするようになったのかもしれない。 
 
何を餌にしているのか。何頭いるのか。遊動域はどの程度か。疑問はいっぱいあるが、今のところ静観だろう。
 
ニホンザルも獣害を引き起こす。賢いだけに、単なる防護柵は乗り越えるし、人家まで侵入した例もある。また凶暴だったりもする。それだけに気をつけねばならないが、植生を破壊することはないし、頭数が多くなければ被害も限定的だろう。
 
さて、生駒山の生物多様性が増した、といってよいのかどうか。
 
 
ちょうど、紅葉が始まり掛けていた。まだすべての木々ではないが、カエデやウルシ(ヌルデか)などが色づいている。
 
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 次は、紅葉の盛りに吊り橋に行ってみようか。
 

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