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森と林業の本

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2018/12/04

むかごよ、むかご!

突然、娘からメール(LINE)で「むかごが食べたい!」と言ってきた。

 
な、なんじゃ。
 
我が家では、庭でむかごが採れる。それで時々、採集して食卓に供していたのだが……東京でそれを思い出したのか。しかし、ちょっと季節が外れつつあるぞ。12月に入って、山芋は蔓も枯れて葉を落とした。むかごも落ちる。
 
ちなみにむかごとは、山芋の珠芽である。蔓などに付く栄養繁殖器官。これが地面に落ちると、そこから芽と根が出て増える。イモではなく、また種子でもない。思えば不思議な存在だ。クローンであり、第3の繁殖方法か。
ヤマノイモ類に限らずできるが、一般に知られているのはヤマイモだろう。
 
そこで庭に出で、探してみた。夏に見たときは、ヤマイモの蔓と葉は、たしかにアチコチにあった。その下にイモも育っているだろう。しかし、今や枯れてしまっている。むかごは、風が吹いて蔓が揺れるだけでも落ちる。
 
が、見つけたのである。ちょっと高みに。植木に巻きついて伸びた高いところにむかごが成っているではないか。
 
1  2
 
そこで脚立を持ち出して、登って採る。高さ2~3mまで手を伸ばした。その気で探すと、結構あるものだ。もっとも、採っている最中でも、ボロボロ落ちる。一つを採ろうと触れると、その振動で周囲のむかごが落ちてしまう。地面に落ちたのを探すのはなかなかやっかい。
 
大小、形もいびつなものから真円までさまざまだが、これだけ採れた。もっともおおきなもので長径2センチ、小さなものは5ミリくらいか。 
 
3
 
 
庭でできる採集生活(^o^)。田舎に住まなくてもできる(生駒は田舎じゃない)農のある生活。
娘の思いつきから、結構張り切ってしまったよ。
 
 
考えてみれば、むかご自体は、商品化もされている。一般の八百屋やスーパーでは少ないが、百貨店などには並んでいるね。それもわりとよい値段で。ちゃんと出回る一般野菜化、山菜化はできないか。食べ方は簡単だし、葉っぱものより食べでがあるから、ちゃんと宣伝すればコンスタントに売れると思うな。
 
さて問題は、これをいかに保存するかということだ。だって、娘が帰省するのは年末でしょ。
あと3週間以上あるんだよ。。。その前に食べ尽くしてしまうか(⌒ー⌒)。

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