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2019/01/26

アスペン材の驚異

先に「未来の中国は森林大国? 」という一文を書いた。

 
中国の植林面積がどんどん増えて、近く木材生産も盛んとなり、森林大国、林業大国になるんではないか、という想像を描いたものだ。
 
それを補強するものを目にした。
 
Dsc00641
 
これは何の木材だと思う? アスペンなのである。ポプラの一種で、和名はドロヤナギ。アメリカ原産でホワイトイプラなどと呼ぶ。
 
そのフローリング材。左の白いのが無垢材で、右の2つは熱処理している。なかなか美しく、日本人好みの柔らかい表情をしている。針葉樹みたいな木目だが、広葉樹材。表面は、結構硬い。
早生樹でもあるから、世界各国で盛んに植林されている。とくに中国では半砂漠地帯の緑化に使われてきた。その面積は、おそらく日本の国土の何倍かになるだろう。 
 
ただ材質は柔らかくて耐久性も低く使い道があまりないとされてきた。集成材や合板、パルプ材、OSB、LVLから家具の一部など。日本ではアスペン材でつくられた割り箸が入ってきているが、その材質を思い出してほしい。白くて柔らかいが、ちょっと荒い感じ?
 
木材消費の一角としては食い込むだろうが、建材などの国産材と競合することはないと思っていたが……なんの、このフローリング材を見てみよ。魅力的ではないか。ちなみに、この製品はエストニア製だそうだ。 
 
エストニアなど北欧からの輸入も考えられるが、もし中国産アスペンが、このような製品となって日本に来たら、価格も安いだろうし、太刀打ちできるか?
 
そのほか、中国南部ではコウヨウザン(広葉杉・中国杉)の植林面積もとてつもない。これは日本のマツ材に似ているし、柱や梁など構造材などスギ材、ヒノキ材の代用にもなるだろう。またユーカリやアカシアも植えられていて、家具材にもなっている。
 
覚悟しておいた方が良い。
 
 

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コメント

チャイナウッドと言う輸入材に市場が席巻される日を覚悟しなければならないのですね!
どう戦いましょうか?戦略を練るには、現場と小規模林家の協力が必ず必要です。

材質で張り合っても無理でしょうね。加工技術やデザインで頑張るのもあるけど、そのうち中国に凌駕されそう。
やはりストーリーが重要です。これは日本が圧倒的に有利。

田中様はどの様なストーリーを考えておられますか?最近の周辺諸国の動向を考えると、どんなストーリーでも今日から進めて行く必要があると思います。

どこの山で、誰が育てて伐って出荷したのか、それを誰が加工してこの商品になったのか……というトレーサビリティに関することは必要条件ですが、十分条件ではない。
 
では、何をプラスアルファのストーリーにするか。
この木工品を買うことで、森はどんな状態になるのか。それが水をきれいにしてくれると、貴方の朝飲むティーが美味しくなりますよ。それで笑顔になれば仕事もバリバリできます。つくった新人木工家の誰それ君は笑顔になっておかげで結婚できます。その収入で子供も育てられて日本の人口増に貢献できますよ……ぐらい記すw

面白い!そのストーリーは可能です!
認証材がスタンダードになる事が、まずは必要でしょう。
そして、プラスアルファのストーリーをどの様に発信していくか?ですね。FMやCoC認証が生きてきそうです。

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